台風飛行機遅延とお食事代

季節風大会の帰路、台風22号が関東に接近。



街は雨に濡れていた。

ANAの運航状況をチェックしたら、八丈島など進路にある地域がらみの便以外は運航していた。
空港に車も置いてあるしということで、早めに空港に入った。

けれど、羽田18:15発の予定がすでに19:30に遅延。
まあ1時間ちょっとは待とうと待っていたら、ずんずん遅延。
台風はこの頃一番関東に近づいていた。
欠航になりそうで猫たちどうしよう明日の仕事どうしようと、旦那様に電話。

「オレだったらさっさと新幹線で帰ってる。でもたぶん飛ぶと思う」と旦那様。
そう言ってもらうだけで安心するのは不思議。
結局飛行機が飛び立ったのは21時すぎだった。

けれどジェット機が揺れる揺れる。
いつもうわのそらで聞いていた非常時の説明を、この時ばかりは真剣に聴いた。
「着陸態勢に入りました」のアナウンスでやっと着くと思ったのもつかの間。
「着陸できませんでしたので、いったん上昇します」って。
滑走路に進入したが風が強く、安全のため着陸をとりやめたとの機長のアナウンスがあった。

しばらく上空を旋回し、ふたたび着陸チャレンジ。
「ガソリンは充分ありますので」という説明もあったので、何度もチャレンジ予定と思われた。
だから、自分が操縦しているわけでもないのに腕に力が入り、
「がんばれ機長！」と心の中で祈った。
揺れながらも無事に着陸したときは、思わず拍手してしまった。



画像は「飛行機が遅れまして皆様にご迷惑をおかけしました」のお食事代1000円。
搭乗口でシート番号の券をもらったあとに全員に手渡された。

昨日は外来診療忙しくて、もし欠航だったらどうなったんだろう。
なんとかなって、よかったけれど、次は台風、ないがしろにできないな。

季節風大会効果で書きだしてしまった。
今日は療育センターのリハビリ前診察と本読み。
今日もびよよよ〜〜ん　(*^　__　^*)

第39回季節風大会

今年から季節風大会の会場は、国立オリンピック記念青少年総合センターに変わった。
二年ぶりの参加だったが、相変わらず熱くて知恵熱が出そう。



画像は大会終了後、台風の雨の中の青少年総合センター。
このセンター棟の研修室で分科会が行われた。

私はナンセンスファンタジー分科会に参加。
三度目のお直し作品は、やっぱり問題が。
でも、他の方の作品の合評の中で、山ほど宝物をいただいて。

二日目はなんだかぼうっとしてあっという間に過ぎてしまった。
もっともっと言いたいことがあったのに聞きたいことがあったのに。

雨の中を足早に歩いていたときのこの看板。



また来年もお願いしますと、つい頭を下げてしまった。

台風で飛行機が遅れ、自宅に着いたのは真夜中。
猫たちは元気に出むかえてくれて、ジジに皮下点滴をして。
今朝すでに昨日の点滴液が吸収されていたので、もう一度点滴。
頭の中がもみくちゃになっているけれど、今日は頭が回りますように。

たくさんのお仲間にお目にかかってたくさんお話しできて。
ありがとうございました！

さすがに疲れたなあ。
毎日書くだけじゃなく、体力もつけないとな。
今日もびよよよ〜〜ん　(*^　__　^*)

アセトアミノフェンが不足している

「アンヒバ座薬の在庫が残り少なくなりました」
昨日、調剤薬局から連絡があった。

「100mg5個組みが何人分ありますか？」
「9人分です。無くなったら200mgを使ってもらうことになります」

「アンヒバでなくてアルピニーはどうですか？」
「アセトアミノフェンの原薬供給が停止しているので、アルピニー座薬もありません。
　シロップはまだありますが、錠剤も少なくなっています」

子どもの解熱鎮痛剤使用は最低限が望ましい。
けれど、高熱や喉の痛みで水分をとれないと容易に脱水になってしまう。
解熱すると水分をとれるようになる。

副作用も少なく一番よく使われるのがアセトアミノフェン。
小児科では、なくてはならないお薬だ。

今年6月、山本化学工業が承認内容と異なる原料を用いてアセトアミノフェンの製造を行なっていたことが発覚し、
原薬出荷停止の処分を受けた。
10月18日にようやく出荷許可が下りたが、流通再開までには1ヶ月ほどかかるようで、
すぐに製剤が市場に出まわることはむずかしい。

インフルエンザの時にも、脳症リスクが低いアセトアミノフェンは必須なのに。
なんとかやりくりするしかないのかな。

朝の一便で季節風大会に出発する。
ジジの皮下点滴が1日やれないが、今の元気だと問題なさそう。
今日もびよよよ〜〜ん　(*^　__　^*)

名作転生 主役コンプレックス 学研プラス

学研プラス、名作転生（めいさくてんせい）シリーズの「主役コンプレックス」短編集。
「白雪姫」のその後を書かれた、せいのあつこさまの「あなたは美しい」を読ませていただきました。

助けてくれた王子さまと幸せに過ごしていた白雪姫。
ある冬の日、王子様が公用で北の国へ出かけます。

残された白雪姫は、お城の奥方様たちの、
「北の国の従姉姫のほうが美しい」
「王子様はなぜ白雪姫を選んだのかしら」
ひそひそ話が耳にはいってきます。

私は美しいのかしらと疑心暗鬼にかられた白雪姫は、
「あなたは美しい」と言ってくれる魔法の鏡を探しに行きます……

せいのさまの静謐な文章でつづられた白雪姫のその後。
ダークサイドに落ちそうになる白雪姫にドキドキさせられます。

そして描写もドキドキもの。
せいのさまらしさがただよう、こんな作品もすてきです。
せいのあつこさま、ますますのご活躍を！

あれこれ読んで、また考えて。
今日もびよよよ〜〜ん　(*^　__　^*)

今年のインフルエンザワクチン

今週から、うちのクリニックでもインフルエンザワクチン接種をやっている。
去年はインフルエンザワクチン接種とインフルエンザ患者さん第１号が一緒だった。
けれど今年はまだ、患者さんは出ていない。

ワクチンが納入されるしばらく前から、ワクチン不足の情報があった。
卸さんに確認したところ、去年の使用本数の8-9割確保がぎりぎりとのこと。

ワクチンは国家検定に合格した物から順に入荷する。
今年は例年に比べ検定が遅れているらしく、最終入庫は12月半ばになるとのこと。

去年の使用本数から計算すれば、去年と同程度のワクチン接種はできるはずとのこと。
でもその前提は「ワクチンがまんべんなく行き渡れば」なので、地方の小児科には届きにくい。

中学生以上は2回ではなく1回接種をとの指導もある。
まぁ、届いたぶんを粛々と接種するしかないのだな。

秋田県小児保健会と小児科医会の会報仕事その他いろいろ。
いただいた本、読みたいのになあ。
今夜は夜間診療所当番。
今日もびよよよ〜〜ん　(*^　__　^*)