島村木綿子さまの新刊、庭でジャムを作る猫オセロのお話です。
白黒ハチワレのオセロは、くだもの屋のべに子さんちのねこです。
お店でうれのこったくだものをつかって、モフカの庭で、ねこのためのジャムを作っています。
べに子さんちのひいらぎのかきねの中にあるモフカの庭は、ねこがあつまるふしぎな庭。
庭のひみつのとびらをくぐると、キャットミントやレモングラスの葉がゆれる小道のさきに、ジャム小屋があります。
べに子さんのめいっこのなずなは、庭のひみつのとびらをみつけてから、オセロのジャム作りを手伝います。
びんにつめたジャムにももふか草のお茶をスプーン2はい。
なずながすぐに、マタタビの小えだで、くるんとかきまぜます……
猫好き庭好きの方にはたまらないこの物語。
庭ににじ色トカゲが現れて、そのしっぽを食べちゃった猫のさくらのしっぽが光ってさあ大変。
しっぽを元にもどすため、猫たちは奔走します。
「におい」で書いた大きな葉っぱの手紙とか、面白いハンミョウとか、楽しいものがいっぱい出てきて。
読み終わると、ほわんとやさしい気持ちになれる。
島村木綿子さま、ますますのご活躍を!
猫の本もいろいろあるけれど、ジャムを作る猫なんてびっくり。
こんな物語、書いてみたいなあ。
今日もびよよよ〜〜ん (*^ __ ^*)