(2007年12月4日 MOVIX三好 2007年・日 シネスコ SRD 114分)
黒澤明監督の傑作時代劇を45年の時を経て森田芳光監督がリメイク。
名も無き一人の浪人が、上役の汚職告発と人質救出に決起した若侍たちに助太刀し、素早く大胆な機転と居合で悪漢に立ち向かうさまを描く。
あまりヒットしてないって噂を聞いたが、ほんとにお客さん入ってなかったわ…。
(平日のレイトってのを差し引いても)
う~む、織田裕二に時代劇は合わないと思われてるのだろうか。 それとも、クロサワのリメイクは見たくないと思われてるのか。
唯一、お正月らしい映画だと思っていただけに残念。
映画は、もとの脚本が素晴らしいので、その出来の良さを再確認する意味でも面白かった。新作には説明的なセリフが多くあったと感じたのは、旧作がテンポを出す為に編集で刈り込んでるからだろうか。
それにしても、有名な椿の花を流す場面が、あんなに巧妙に計算されてるとは当時それほど思わなんだ。そもそも、僕が旧作を見たのが15年ほど前だったので、それほど意識しないで観られたのですが。
でも、森田芳光の演出と織田裕二の演技は、黒澤と三船を意識し過ぎてる感が強過ぎましたな。当時の三船と現在の織田の年齢はそう変わらないはずなのに、三船の方がずっと大人。(これは今の俳優すべてにも言えますが)三十郎と九人の侍の距離感がちょっと近くなった感じがして、これはこれで面白いですが。
俳優では佐々木蔵之介(旧作では小林桂樹)が文句ナシに良かった。唯一、常に笑わせる儲け役な上に、役をよく理解していると思った。
森田作品の登板が多い大島ミチルの劇伴も良かった。ゴジラ以来の快作でした、音楽は。
黒澤明監督の傑作時代劇を45年の時を経て森田芳光監督がリメイク。
名も無き一人の浪人が、上役の汚職告発と人質救出に決起した若侍たちに助太刀し、素早く大胆な機転と居合で悪漢に立ち向かうさまを描く。
あまりヒットしてないって噂を聞いたが、ほんとにお客さん入ってなかったわ…。
(平日のレイトってのを差し引いても)
う~む、織田裕二に時代劇は合わないと思われてるのだろうか。 それとも、クロサワのリメイクは見たくないと思われてるのか。
唯一、お正月らしい映画だと思っていただけに残念。
映画は、もとの脚本が素晴らしいので、その出来の良さを再確認する意味でも面白かった。新作には説明的なセリフが多くあったと感じたのは、旧作がテンポを出す為に編集で刈り込んでるからだろうか。
それにしても、有名な椿の花を流す場面が、あんなに巧妙に計算されてるとは当時それほど思わなんだ。そもそも、僕が旧作を見たのが15年ほど前だったので、それほど意識しないで観られたのですが。
でも、森田芳光の演出と織田裕二の演技は、黒澤と三船を意識し過ぎてる感が強過ぎましたな。当時の三船と現在の織田の年齢はそう変わらないはずなのに、三船の方がずっと大人。(これは今の俳優すべてにも言えますが)三十郎と九人の侍の距離感がちょっと近くなった感じがして、これはこれで面白いですが。
俳優では佐々木蔵之介(旧作では小林桂樹)が文句ナシに良かった。唯一、常に笑わせる儲け役な上に、役をよく理解していると思った。
森田作品の登板が多い大島ミチルの劇伴も良かった。ゴジラ以来の快作でした、音楽は。
元の作品を強く意識してるんじゃないかな~って
いうのは何となく「元」を知らない者にも
感じられました。今、40歳って言っても若いですしね~。三船さんは貫禄あったんだろうな~。
佐々木さんの役は最高でした!
トラックバックさせてくださいね。
オリジナルを意識せざるを得ないけど、ちゃんと面白い
作品に仕上げてましたよねえ。
そういや「阿修羅のごとく」も丁寧に撮られてましたっけ。
今はオトナの役者が少ないと言われてるけど、新しい
「椿三十郎」を観て、若いってのもなかなか良いなと思った次第。
TBありがとうございます!
10数人でした。(4番スクリーンでだよ!)
ミッドランドが満員だった・・という話も聞いたので
シネコン=若いヒト=観ない
なのかなぁ?と。
最初から黒澤のとは比較するつもりがなかったので
それなりに楽しめました。
私の感想にも書きましたが
やっぱり・・全体的に 若いですねぇ~(笑)
佐々木さんも良かったけれど
思いのほかトヨエツも良かったです。TBさせてくださいね。
1ヶ月以上経った「クローズZERO」の方が入ってました。
郊外にシネコンが出来てからは、名駅エリアにご年配の
お客さんが目立つようになったと思います。
やっぱり移動のしやすさなんですかねえ。
そうそうトヨエツも良かったですね!
あの余裕のあるニヒルな感じは彼ならでは!
軽ノリ担当じゃなかなと勝手に思って、
お気に入りです。元の配役に負けずに演じてたのは、みなさんご指摘の通り、私も佐々木、トヨエツの二人と思いました。
三船のキャラは誰がやっても超えられないですね。
その点アクの強いメイクで強調させてた仲代を
気にせず、自分らしくやったトヨエツはおりこうさん
といった感じでしょうか。
佐々木さんも小林圭樹にぜんぜん負けてなかった。
玉緒が入江たかこクリソツのセリフ回しで、ちょっと
引きました。
何十年も前のチャンバラなんてみんな興味ないだろうし、織田裕二じゃもうお客は呼べないのかな・・・。
イメージにピッタリですよね。
登場するところとか、キャラ描写に一役買ってる。
やっぱり今回のリメイクは森田が適任だったわけだ。
ああ、玉緒さんがちょっと…と思ったのは、そこにあったか
かもしれませんね。
BSで放送したドキュメントでは、大島さんが曲を書いた
と言ってたような気がしますが、元の曲をアレンジした
ぐらいなんですかね。確かに、違う曲だと全くイメージが
変わってしまうような。
しれません、ごめんなさい。
女性であの音楽はダイナミックですね。
拍手拍手。
ですよねえ。ゴジラの時もいい仕事をしていました~。