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お久しぶりです。ネタバレあります。

「映画クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん」

2014-04-21 20:42:40 | 映画感想
(2014年4月20日 MOVIX三好 2014年・日 ヴィスタ 97分)

ある日、ギックリ腰を治すためマッサージを受けに行ったひろし。そして美人のお姉さんにデレデレのひろしは、なんとロボットになって帰ってきた。驚くみさえとしんのすけだったが、家事をこなしリモコン操作もできるロボとーちゃんに大満足。ところがそれは、日本の父親たちの復権をもくろむ、父ゆれ同盟による恐るべき陰謀だった。



久しく観ていなかった映画クレヨンしんちゃん。今回は中島かずき脚本と言う事で観てきました!
今や新感線の作家、アニメにヒーローものの人気脚本家ながら、漫画アクションの編集者だったんですよね。
アニメのプロデュースも担当していたので、まさに満を持しての脚本。

まあ、一言で表すならおやじ泣かせ。もうひとつ言えばロボットアニメ魂。
ひろしが主役でロボットが題材というだけで一定の世代を狙い撃ち。
ただ、ひろしはまだ35歳なんですよね。合体ロボとかコマネチとか…我々の世代じゃないか!

更に、テーマが「父の復権」と来た。
普段虐げられているお父さんがもし絶対的な権利を持ったらどうなるだろう?という仮定をSFの設定でやって、世のお父さんたちを動かそうとする原理を暴きだし、じゃあ今はどうなんだ?と問いかける。
こういう深いテーマを含みながらも、アクションの面白さとナンセンスは忘れずにクレしんである事を忘れていない。

数々のロボットSFのパロディ、「ターミネーター」「トランスフォーマー」「エイリアン3」…「A.I」もそうなのかな。
もちろん、グレンラガンからも少し出てきます。昔からクレしんを観てる人にも嬉しい要素だもんな。
アイデンティティの崩壊、人間に愛情を感じたロボットの悲哀など、ロボットSFのツボを押さえつつ、疑似家族のドラマへ持っていく!
そこで試される父親の強さ、本物の愛情。何重にも重なるクライマックスには涙を禁じ得ませんでした。

もちろん世代を問わず楽しめるクレしんですが、これはお父さん世代がハマる映画だなあ…。


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