たまやんの「大きい画像の貼れるブログに引っ越したい」

お久しぶりです。ネタバレあります。

2016年 第90回 キネマ旬報ベスト・テン 第1位映画鑑賞会と表彰式

2017-02-07 19:29:55 | 映画カンケイ
第90回キネマ旬報ベスト・テン表彰式へ行ってきました。

「ベスト・テン発表前に順位予想をしよう!
日本映画か外国映画、どちらかの順位を全部的中したら招待+キネ旬1年分+9万円」という、
「絶対に当てられないベスト・テンがキネ旬にあるキャンペーン」というのをキネマ旬報社が行っていて、それにガチでtwitterにて参加をしたところ、的中者はいなく全応募者から抽選で1名という狭すぎる門を突破。
25日にDMでお知らせを受け、選ばれたからには行くしかないと、二つ返事でご招待を受けました。

自由席なので深夜バスを急きょ予約し、乗り、(まず築地で腹ごしらえをして)7時に文京シビックホールに到着。
会場前には…5人…ホッとするやら拍子抜けするやら。



「去年はねえ…ニノが来るからこの時間で建物を1周したんだよ」と常連さん。ニノすげえ。

開場の11時に5列目センターを確保し、ツイで募集した入場希望の方に無事、券を渡してまずは上映会。






文化映画1位「ふたりの桃源郷」

外国映画1位「ハドソン川の奇跡」

日本映画1位「この世界の片隅に」


深夜バスの疲れでウトウトする事もありましたが、無事3本完走しました。
「ふたりの桃源郷」は初めて観ました。衝撃を受けました。

あと、ほとんどがキネ旬の年間購読者のお客さんなので、非常にマナーが良く、拍手もあるんですね。
(昨年はまっったくそんな風景ではなかったようですが…)

そういえば各作品の上映前に、ブルーレイの魅力を橋本愛さんが語るという映像があって、
それの演出が石井隆監督、撮影が佐々木原保志さんだったんですよ!!
タイトルデザインがまさにそれで、「真似してる?」と思ったらエンドロールで本物なのが分かった。

さていよいよ表彰式。


意外と老舗映画雑誌らしくない、サプライズのあるイベントで楽しかったです。
まず、お目当てにしていた脚本賞の庵野秀明さんが来なかった…。
自分のメッセージは作品に込めるという庵野さんらしく、代理の東宝の山内プロデューサーが出席。
代読したコメントも「ありがとうございました」だけだったのはさすが!

代理といえば、新人賞の村上虹郎さんの代理が「ディストラクション・ベイビーズ」の真利子哲也監督。
今作は主演の柳楽優弥さんも新人賞の小松菜奈さんも受賞で、この作品がかなり目立った印象。

宮沢りえさん、杉咲花さんが主演・助演女優賞W授賞の「湯を沸かすほどの熱い愛」は、
中野量太監督がサプライズで祝福に駆けつけて、二人に軽くあしらわれる様子がとても良かったです!

助演男優賞は「永い言い訳」の竹原ピストルさん。
「もっと役者として成長したら、また西川監督に『こんなことも出来るようになったんですか!』と褒めてほしい。
あと、こんなことになるならふざけた名前を付けるんじゃなかった」と笑わせてました。
前回の受賞者の本木さんとのエピソードが、「どうしたら竹原ピストルが歌手で売れるか」で1時間ほど討論して、
「ちゃんと売り出さないのがいけない」と、本木さんがマネージャーを叱ったと、映画とほとんど関係ないのは笑った。

そして!
「この世界の片隅に」が、批評家と読者選出のダブルと言うことで、「片渕監督、二つもトロフィー持てますか?」
と、司会の笠井アナが振ったところで、のん(本名:能年玲奈)さんが読者選出ベストワンの代理受賞者として登場。

会場が一番沸いた瞬間でした!

最後にすずさんのセリフで「ありがとう、この世界の片隅にウチを見つけてくれて」感謝のコメント。
もうねー、いろんな感情が駆け巡るわ…。

あと、クリント・イーストウッド監督はキネ旬、22個も獲ってるんですね(笑)
8個獲得の川本三郎さんにも同じ質問をしてましたが、一体どこに飾っているのか…。

ヨコハマとの兼ね合いで、表彰式がプログラムの最後。
笠井アナの「また来年もお会いしましょう!」で幕が下りておしまいというサッパリした終わり方。

フォトセッションで終了かなと思ったら、客を出してからやってたみたいですね。
こうするとお客さんも余韻冷めやらぬまま会場を出られるし、本当によかったと思う。


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