チャイナ・シンドローム(The China Syndrome)
1979年制作のアメリカ映画。
タイトルを直訳すると「中国症候群」で、映画の中で話されるジョークから採られた。
もし、アメリカの原子力発電所がメルトダウンを起こしたとしたら、地球を突き抜けて
中国まで熔けていってしまうのではないか、というもの。
この映画が公開されたのは1979年3月16日であるが、それからわずか12日後の
1979年3月28日に、本当の原子力事故であるスリーマイル島原子力発電所事故
が起きた。
彼女はカメラマンのリチャード・アダムスとともに原子力発電所の取材に赴く。 取材でコントロールルームを見学している最中に、原子力発電所は何らかの トラブルを起こしたようだった。 そこは撮影禁止の場所だったにもかかわらず、 アダムスは密かにそのときのコントロールルームの様子を撮影していた。 見せると、専門家からはこれは重大な事故が起きる寸前ではなかったかと 伝えられる。 しかし発電所からはトラブルに関する何の発表もなかった。 危ういところで大惨事を免れていたのだった。 原子力発電に疑問を投げかけるウェルズに対し、原子力発電の必要性を 訴えるゴデル。 しかしゴデルも先日のトラブル後の対応から、わき上がる疑問を押さえることが 出来なくなっていった。 すると、先日のトラブルに繋がる重大な証拠を発見してしまった。 今すぐ発電所を止めないと大変なことになる。 そこでゴデルはとんでもない大胆な行動に出ることにした。 ウェルズを 呼び出し、このことをマスコミで広く知らせようとしたが……。 ずさんな管理に気づいた原発管理者。 利益優先の経営者。 真実を伝えようとするリポーターのジャーナリスト魂と、 安全な原子炉運転を願い命を懸ける技師の技術者魂。 原発事故を描いたサスペンスアクション映画。
<ストーリー>
キンバリー・ウェルズはアメリカの地方テレビ局の女性リポーター。
何が起きたのか分からなかった二人は、そのフィルムを後日原子力の専門家に
ジャック・ゴデルが計器の表示間違いに気づき、
取材後、発電所の近くにあるバーでウェルズとゴデルは知り合う。
ゴデルは過去の安全審査資料を調べ直してみることにした。
原発の取材中に事故に遭遇した女性リポーター。