今日の秋櫻写

こちら新宿都庁前 秋櫻舎

「貝の口加奈子の浴衣レッスン」延長

2014年05月20日 22時37分52秒 | きもの

昨日今日と
「貝の口加奈子の浴衣レッスン」に
集中、夢中でした!

全員とお写真を撮れなかったので
そのうちの何枚かを。




着つけそのものが初めてというTさん。
浴衣も帯も今日が初おろし。
よって帯結びは一種類に絞ってレッスンしました。

帯結びを選ぶときに

「一番メジャーなお文庫という選択肢もありますが、
 お文庫はこの先ずっとできるという結び方じゃなく・・・」

「ああ・・・そうですよね」

このふたりの「・・・」では
じつに同じ思いを共有できまして。それが分かりまして。
一気にお互いの距離が縮まった気がいたします(笑)

そう、お文庫はね、ずっとはできないんですよね。
してもいいんですけどね!

結局Tさんには貝の口と片流しを結んでみせて、
選んでもらいました。
Tさんが選んだのは片流し。

きれいに着てるし、きれいに結べてる。
それに帯がかき氷の苺シロップみたいでかわいい!






Tさんは片流し、ワタシは貝の口。
ちなみにTさん、こっちのほうは
最初の写真よりも垂れを長めにしてみました。

Tさんの帯はリバーシブルなので、
裏面の紅一色がいいアクセントになるのもナイス。


お次はOさん。
黄八丈の半巾帯が超ステキで。
このゴールドに、このツヤ!

この浴衣に合わせる帯をずっと探していて、
去年の秋櫻舎の課外授業で八丈島へ行ったときに
「これだー」と購入なさったそうです。



かわいい・・・。




うちのはっちゃんと。
恋するはっちゃん。


そう、それと!
このときOさんに教えてもらったのだけど、
写真を撮られるときは
脱がせたい男の人の全裸を思い浮かべると、
女性ホルモンが活発に出て、いい表情になるんですって!!
もう衝撃!

で、早速一枚撮ったあとに試してみた(笑)
撮影者は姐さんです。




結果は見てのとおり!
でもすっごくたのしかった(笑)


さてここでひとつお知らせ。
この会が予想外に好評なので、
当初は3日間限定にしておりましたが、
5月いっぱいまでに期間を延長いたします。


「貝の口加奈子の浴衣レッスン」

浴衣の着つけと帯結び2種類をレッスンします。
浴衣は「浴衣を」着る際のコツとポイントをお教えします。
帯結びは、貝の口と片流し。

貝の口と片流しはお尻を目立たないように
隠してくれる結び方であり、
また長きに渡って締めていける結び方です。

日時:5月31日(土)までの間 時間は応相談
料金:3,500円(約60分)
場所:秋櫻舎

日時はお申込みの際に、
ご希望の日時を2~3あげてください

その中からこちらのスケジュールと照合の上、
選ばせていただき、お返事いたします。

おさらいレッスンをご希望の方も承ります。
料金:3500円(60分)


次はこちら。



先週土曜日開催の
「第2回アッハン塾~日本のいいとこさがそ」。

キャンセルも多く、参加人数はいまひとつ
奮わなかったのだけど、その分少数精鋭で
密な対話ができたと思います。

ワタシは、男性性と女性性をうまく
使い分けられる人になりたいと思ったな。



青なふたり。

湿気もなく、爽やかな陽気の日だったので、
青いきものは着ていてとてもしっくりきました。

大事なのは、何よりも心地よさである。


さいごに。

今月の「比佐子つれづれ」は
5月31日(土)13:30開催です。

つれづれは毎月第4土曜なのですが、
今月は第5土曜にひらきます。

どうぞどうぞお間違えのないよう
よろしくお願いいたします。






学者にきいた絹

2014年05月16日 22時11分34秒 | きもの

花金!

今日は午前中に撮影をし、
それからごはんをダーっとたべて姐さんと横浜へ。
いつも仕立てをお願いしているところで
寸法のあれこれをみっちり聞いてきたのだ。
文句なしに充実していたが、
なんというか、あっと云う間の一日でもあった。
帰りの電車で

「今日・・・なんか早かったよね」

と云ったら

「さっき行ってきまーすってうち出てきただよ」

ほんとだよ。


さて。
本日は4月の「ナイト・コスモス」から。

ゲストは農学博士の平尾 蔵(ひらお・ちょうぞう)先生。
絹のものすごい効果について、
どのようにものすごいかについてお話していただいた。



要約してみるに。


絹は昔から健康によい、と経験的にいわれてきた。

絹の主成分である「セリシン(タンパク質)」は
平尾先生が研究した「中性還元精練」という方法で抽出すると
非常に純度の高いセリシンができる。

セリシンとは絹糸を覆っているアミノ酸タンパク質で、
人間の肌の成分に極めて近い組成である。

それをなんとか体にいいものとして活用できないかと考え、
そのセリシンを入れた石鹸を作ると、大変肌にいいことが分かった。

さらにセリシンの中にある繊維質である
フィブロイン(これもタンパク質)」を溶かして石鹸に入れてやると、
最初のセリシン石鹸を上回る高品質の石鹸になった。

かたや石鹸作りのなかでわかったのは、
絹が健康繊維であるというその原因物質。

それは「ポリフェノール」。
絹には上質のポリフェノールが含まれている。

赤ワイン、ココア、緑茶など、
身近な飲み物に多く含まれているポロフェノールは、
100種類以上あると云われており、
我々が健康に生きてゆくためには
多種類のポリフェノールが必要だといわれている。

しかし、このポリフェノール、
動物が自分では作り出せない。

だから我々は外部からポリフェノールを摂取しなければならず、
色のちがう野菜をできるだけ種類多くたべなさい、
というのもそのため(色のちがう野菜にはそれぞれ異なる
ポリフェノールが含まれているから)。

一方で、病気や老化現象は「体の酸化」から起こる。
鉄がさびてくるのをイメージするとわかりやすい。

生物は生きていくために酸素を必要とするが、
その酸素が食品添加物や紫外線、ストレスなどによって
変化して生じる「活性酸素」は、増えすぎると
体内の細胞を酸化させてサビさせてしまう。
これがつまり、病気や老化現象となる。

で、ポリフェノール。

ポリフェノールは酸化しやすく、
その際にまわりから酸素を取り込むので、
強力な還元剤(還元:酸化したものを元に戻す)として機能する。


ということは、すなわち

ポリフェノールを含む絹を素肌にまとうと、
肌から酸素を取ろうとする=肌の酸化を防ぐ=肌を若返らせる!

絹の石鹸で顔や体を洗うというのも同じである。
肌の表面で抗酸化作用が起こる。

ここでは「素肌に」というのが大事。
直接肌に触れさせることで、
絹のポリフェノールは効果を発揮する。


平尾先生は現在、石鹸のほかに、
化粧水や入浴剤を作っておられるのだけど、
秋櫻舎でもリピーターがとても多い
(ワタシたちも使ってます)。

そしてワタシがこの話をきいて真っ先に思い浮かべたのは
比佐子さんのこと。

手前味噌になってもかまわない。
比佐子さんははっきり云って、見た目が相当若い。
中身も健康である。
病院通いが一切ない。常服薬もなし。

そんな比佐子さんが他の人と最もちがうことといえば、
毎日のようにきものを着ていることだ。
それも絹のきものが大半だ。
しかも下着から何まですべて絹。

もちろん、夏には麻のきものも着るけどね!


こんな風に、ワタシは身近なところで
生き証人を見ているようなものなので、
この話はすぐに腑に落ちた。

というわけで、あらためて
肌に近いもの、触れるものほど良質の絹にしようと
思ったワタシである。

たべものに気をつけている人はとても多いけども、
着るものも同じくらい大事だと思う。
だってワタシたちは毎日欠かさず
何かを着ているんだもの。

なんか自分で書いててすっきりした!


お次は5月の「ナイト・コスモス」。
こちらのゲストも農学博士の横山岳先生。
東京農工大で教鞭をとっている現役の先生でもある。





横山先生は2度目の登場で、
前回は日本の養蚕農家について、
そして今回は蚕の生態と世界の蚕について
話していただいた。

上の写真をご覧の通り、大盛況。
プロジェクターを使っての話は大学の講義のようだった。
頭にすっきり整理されて知識が入っていくのは
本当に気もちがいいものだ。

平尾先生、横山先生、
すばらしいお話を聞かせていただき、
ありがとうございます!


さ、明日はアッハン塾。





よろこびの金婚式

2014年05月15日 19時46分44秒 | きもの

帯だしOKの日がつづきます。

春の寒さが終わり、
新緑から梅雨前にかけてのこの時期は
きもの好きにはたまらないとき。
短いんですけどね!

でもだからこそ、きものを着て出掛けましょう。
ちなみにワタシは大概もう単を着ています。
あとは長襦袢や下着で暑さ・寒さを調整しています。

袷から単に移るときにいつもいつも思うのは、
「単のかるさって素晴らしーい!」


さて本日はまずこちらから。
間もなくの開催。
「第2回アッハン塾」は今週土曜です。
まだお席ございます。
どうぞお時間のあう方は遊びにいらしてくださいね。


第2回アッハン塾~日本のいいとこ探そ~  
 テーマ「男の中の女性性と女の中の男性性」


5月17日(土)14時~15時30分
会費:3,500円(お茶・お菓子付)
会場:カナエル(渋谷)
   東京都渋谷区桜丘町29-33 渋谷三信マンション501
 



今回のテーマは「男の中の女性性と女の中の男性性」。

たとえば「黙ってやさしい男」と「決断力のある女」
昔はこんな男女が大勢いたといいます。
チャコちゃん先生の話を聞き、みんなでその内容について考え、
新しい火をともしましょう。

お申込みは秋櫻舎まで。
電話 03-5350-4261


お次はこちら。
ちょっとさかのぼりますが。
GWはですね、おめでたーい着つけ仕事を
させていただいたのでした。

Hさまがご両親の金婚式をなさるというので、
主役のお母さま、参列する妹さま、姪御さまのお三方を
着つけました。

Hさまのご家族は大家族なのですが、
当初はお母さまとHさまのお二人だけが
きものを着る予定だったのに、二人が着るとなると、
私も!私も!となったようで。
結局、女性陣が全員きものを着ることに・・・!

ああ、なんとうれしい悲鳴なんだー!!!




妹さまとお母さまと姪御さま。
お母さまにはヘアメイクもしていただき。
首がしゅっと長くて、クールビューティなお母さまの
美しさがさらに際立ちましたよ。

姪御さんのNちゃんは
なんと初おろしのお振り袖。そして19歳!
もうワタシ、きゃあきゃあ(笑)

京都っこのNちゃんはフレッシュでかーわいくて。
この日はやっぱしふくら雀でしょう!と
飾り帯にしたら、大喜びしてくれたみたいで
ほーんとよかった

あと以前に振り袖を着せてもらったときは
ご飯も食べられないほど締めつけられて苦しかったのが、
今回は全然そういうことがなかったと喜んでくれたそう。

きもの観が好転してくれたことは
本当にうれしいものだわ!

振り袖はきものそのものがすでに重いし、飾り帯だしで、
どうしても普通の着つけよりもヒモの数も増え、
また締める力も強めになってくるのですが、
それでも工夫のしどころはあるんです。

総合ブロデューサーのHさまは、
「ぜひみんなに楽な着つけを体験させてあげたい」という
思いから、着つけは秋櫻舎でと決めてくださったのですが、
もうね、うれしいのひと言。
ありがとうございます。

最後はこれ。



女性陣、全員集合ー!

すばらしいですよね。
あれこれ言葉はいらないです。

両親の金婚式に、家族の女性陣が全員おきものに
身を包んで集い、祝うということ。

きもののエネルギーと魅力を
みなさまもどうぞ感じ取ってください。

そしてHさま。
ご家族のメモリアルなお祝い事に着つけという形で
参加させていただき、こちらこそ感謝一杯です。
幹事役もお疲れさまでした。








6月の日程 「周藤 縁の魂のカウンセリング」

2014年05月14日 16時42分15秒 | きもの



~占星術とタロットで占う~
周藤 縁の魂のカウンセリング


90分の間どんなことを尋ねてもかまいません。
たとえば十年前にさかのぼることも、
十年後に旅することも可能です。

また気になる人との相性やなぜ出逢ったのかということ、
ご家族の問題でも大丈夫です。
現実的な引越しや開業の日取りなども鑑定可能です 。

・・・周藤 縁より



*前月に翌月の日程を告知します。
  本ブログ、KOSMOS屋サイト、月一のニュースペーパー「KOSMOS」にて。
*各日その4日前がお申込みの〆切り日となります。


6月の実施日

 11日 (水)、12日(木)、
 18日(水)、19日(木)、25日(水)


時間  10:30~18:00 (ラスト19:30終了)  
会場  秋櫻舎 アクセスはこちら
料金  15,000円 (90分)
 

お申し込みは秋櫻舎まで。
eメール:kosmos@moon.email.ne.jp
電話:03-5350-4261


周藤 縁(しゅうとう・ゆかり) プロフィール
「必ずしあわせになれる」という独自の観点で占星術、タロット、
風水、九星気学など東西の占術を織り交ぜた鑑定が好評。
口コミで企業経営者、政治家、医師など1万人以上を鑑定する。
㈱赤坂ロゼッタ主宰。



「KOSMOS」4月号 比佐子流粋モダン・スタイル

2014年05月12日 07時33分53秒 | きもの

今日も帯出しでいけそう。
そうはいっても1枚ショールや薄物のコートがあると
安心なのでもっていこーっと。

さて本日は「KOSMOS」4月号の
「比佐子流粋モダン・スタイル」を。
*原稿に加筆修正しています。


今回ご登場いただいたのは、
まるで花のように華やかな小澤やよいさん。





習っているかな文字の先生が
自分の書を入れた八掛を作ったという。
「そんなことができるの!」と心惹かれ、
さらに定年退職を今年迎えたので、ならばとその記念に
上から下まで全身秋櫻舎オリジナルで作っていただきました。






熊崎和人さん作。
江戸解き文様の手描き友禅の帯。
少し甘めの地色が絶妙。




美しい。
帯は名古屋ではなく、袋帯にして
染め帯独特の優しい品格も出しました。









長襦袢はなんとお母さまの花嫁衣装をリメイク!
だから五つ紋の長襦袢なの。

このアイデアは去年暮れの「比佐子つれづれスペシャル」の
パーティで参加者の一人がなさっていたのを見て真似したそう。
いいアイデアですよねー。




八掛には小澤さんの手で恋の歌が。
心憎いのは、こーんなに凝っていて素敵なのに、
この八掛も長襦袢もめくらないと見えないってとこでしょう!



きものの柄。
流水の地紋入りの生地にぼかし、
さらに箔で細い月。







胸元がきれい。
いや、きれいなだけじゃない、優しいの。



上はふっくら、下はシュッ。
秋櫻流「着つけのシルエット」でございます。







背紋は小沢ユミさんによる刺繍で、
愛犬の茶々丸と真梨鈴(マリリン)を♪

デザイン画は写真から起こし、何度も何度も細部を調整しました。
きもの作りの醍醐味だと思います。




「愛犬と母に守られてます」と小沢さん。
とても素敵なオンリーワンだと思います。


撮影風景。










たたずむ姐さん。



外国人男性×日本人女性の結婚式に遭遇。




いい笑顔。
小沢さん、ありがとうございます。



もうひとつ。

「第2回アッハン塾」今週土曜です。
参加者はまだまだ受付中でーす。


第2回アッハン塾~日本のいいとこ探そ~  
 テーマ「男の中の女性性と女の中の男性性」



5月17日(土)14時~15時30分
会費:3,500円(お茶・お菓子付)
会場:カナエル(渋谷)
   東京都渋谷区桜丘町29-33 渋谷三信マンション501
 



今回のテーマは「男の中の女性性と女の中の男性性」。

たとえば「黙ってやさしい男」と「決断力のある女」
昔はこんな男女が大勢いたといいます。
チャコちゃん先生の話を聞き、みんなでその内容について考え、
新しい火をともしましょう。

お申込みは秋櫻舎まで。


この会も。
色々な羽織ものを知りたい方へ。


○5月 夏の羽織るものを考える会  

夏に羽織るものって、どんな素材?
     どんな色?どんなデザイン?

5月7日(水) 8日(木) 9日(金)
 18日(日) 19日(月) 20日(火)

*1日だけの会です。ご都合のよい日をお選びください。

内 容  
夏に羽織るものの種類/コーディネート/
素材、色、柄にみる夏らしさ

時間:14:00~15:30(90分)
会場:秋櫻舎
会費:5,000円  要予約


夏は色の薄いきものを着ることが多いので
上に羽織るものが一枚あると、汚れ防止にとても便利です。

では、どんなものを羽織ればいいの?
どんなおしゃれの仕方があるの?

などなど。
ぜひご参加くださいませ。


さあ、今日も一日がんばろう!
今日も単だ!