今日の秋櫻写

こちら新宿都庁前 秋櫻舎

昔の羽織から

2012年06月12日 21時54分22秒 | きもの

梅雨入りだそうだ。
紫陽花がきれい。
大すきな花だ。

それでは今日は6月らしいコーデを。





紫陽花の塩瀬染め帯に、黒白縞の単のお召。

湯文尻がすてき。

なお「湯文尻:ゆもじり」とは
湯文字をしているお尻のことを指す(『秋櫻辞書』より)。


お次は高橋さん。



この総絞りのさわやかな帯は、
娘時代の羽織を帯に仕立て直したもの。
こういうことができてしまうのは
「きもの文化」の魅力である。
ほんとにそう思う。

きものは縞の絹ちぢみ。
絹ちぢみは、小千谷縮の絹バージョン。
今の季節にぴったりの生地だ。
軽くて、さらさらしていて、
でも絹のやわらかい温度があるから
肌寒い日にも優しく包んでくれる。




半衿は楊柳。

で、羽織を名古屋帯にすると、生地が余るのだけど、
その生地だってさいごまで活用して、
オリジナルの三角袋をつくったの!
ちょうどふたつ分。




そのうちのいっこは、
高橋さんの御好意により姐さんにー♪

あのクールな姐さんがとにもかくにも
大喜びだった。ルンルンだった!



そして最後に。



絹のセリシン石けん、入荷しました。

今回の分は玉小石を使った特別な石けんで
この一回限りの限定品です。
いつもよりも練りがやわらかい仕上がりに
なっており、洗い上がりのしっとり感が
いつもよりも強い感じでしょうか。

購入希望の方はご連絡ください。
お取り置きいたします。


それと。
「KOSMOS」6月号はただ今制作中。
がんばります!








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