今日の秋櫻写

こちら新宿都庁前 秋櫻舎

本場に麻、そして赤

2011年06月10日 21時35分47秒 | きもの

今日は比佐子さんとふたりだけの
朝ミーティング。
たまーにこういう朝があるのだけど、
ワタシはうれしい。

紅茶を飲みながら、ざっと一日の予定や
やるべきことを報告し、ベランダ庭園を見やり
「百合が咲いてきたわね」などと話し、
AKB48は「よんじゅうはち」じゃなくて
「フォーティ・エイト」だということなども確認し、
それから最近のお洋服や靴売り場には、
ふつーに男の人がますますいるようになり、
勘弁してほしいと訴えたりする。

訴えたのはもちろんワタシだが、
世のみなさんはそんなに気にならないのだろうか。
というか、むしろウケがいいから、
定着化してきているのか。

でも、お洋服売り場に男のスタッフがいて、

「これ、かわいいでしょ?」

とか

「いいんですよ、このワンピース。
 サイドのカッティングがきれいに体を
 みせてくれるんですよー」

なんて云われても、云われてもさ、
本気の目で確認できないんだけど。

「ご試着もできますので」

ご試着した後に、いっしょに鏡をのぞき込みながら
きゃっきゃ、きゃっきゃとあーだこーだ云えないんだけど!

ワタシは少数派?


さて。
それでは本日の比佐子さん。

今日の「チャコちゃん先生のつれづれ日記」
にもあった結城ちぢみと百合の帯はこれであります。




黒×白のコーデ。
結城ちぢみはもちろん単だ。

春~夏、夏~秋のちょうど変わり目の時期に
ちょうどぴったりなのがこれだろう。

「これは・・・夏結城ですか」

「結城ちぢみ」

しーん。

「あと申し上げておきますと、一応これ、本場なんですけれど」

おっと。





帯は麻の名古屋、白いユリを刺繍している。

ちなみにこの白いユリは、秋櫻舎のベランダ庭園に
咲いていた白いユリだったりする。

比佐子さん自らが撮った写真を、小沢ユミさんが
刺繍で表現してくださったオリジナル。
つまり、オンリーワン。

帯あげは、渋い赤の飛びシボ。
チラ・シーで。

帯〆はえんじ、そこへ鎧の帯留で
きゅっと引き締める。




お太鼓のユリはこんな感じ。

長じゅばんは絽。これも赤の飛びシボ柄。
ただし、この飛びシボは振りと袖口だけに
(見えるところだけに)ついていて、
ここでもチラ・シーである。

それから、比佐子さんの本場結城ちぢみだけど、
長きにわたって着ているためだろう、
くたっとやわらくて、いかにも体にまとうと
気もちよさそうな感触だった。

いいね。