(特活)バングラデシュと手をつなぐ会

南アジアの国 バングラデシュで
病院、学校、看護学校の運営支援を
行なっています

【お知らせ】現地訪問 参加者募集!!

2010年03月27日 | イベント告知

この夏、バングラデシュ訪問団の参加者を募集しています

バングラデシュ西部にある小さな農村・カラムディ村を共に訪れてみませんか?
バングラデシュと手をつなぐ会が支援する現地NGO「ションダニ・ションスタ」の活動視察や地域住民との交流などを行います。

【日程】2010年8月15日(日)~26日(木)
 15日(日) 福岡発→バンコク着(タイ航空利用)、バンコク市内観光、宿泊
 16日(月) バンコク発→ダッカ着(タイ航空利用)、ダッカ泊
 17日(火) ダッカ発→カラムディ村着(長距離バスで移動)
  ~     現地NGOが運営している学校や病院を見学、意見交換や交流を行う、カラムディ泊
 23日(月) カラムディ村発→ダッカ着(長距離バスで移動)、ダッカ泊
 24日(火) ダッカ市内観光・買い物、ダッカ泊
 25日(水) ダッカ発→バンコク経由福岡へ(タイ航空利用)
 26日(木) 福岡着、解散

【参加費】19万円(予定)
※航空運賃・現地滞在費含む ※ビザ代・保険料は別途

【定員】10名

【申込み】申込み締切は6月末。
まずは、西新事務所またはにのさかクリニックまでご連絡ください。
・バングラデシュと手をつなぐ会西新事務所 ☎092-844-1369(留守電・FAX対応)
・にのさかクリニック ☎092-872-1136

【利用旅行機関】HIS九州法人・グループデスク(担当:宮本さん)

【その他】数回の事前研修を行います。訪問後は、報告書作成や報告会開催にご協力いただきます。

*第1回研修*
 5月29日(土)17:00~19:00「あすみん」フリースペース
 内容は、訪問概要、バングラデシュ紹介、当会の活動紹介などです。
 参加を検討している方、スタディツアーに興味をお持ちの方は是非お気軽にご参加ください。
 ※あすみん(福岡市中央区大名2-6-46福岡市立青年センター5F ☎092-724-4801)






【お知らせ】2010年度総会

2010年03月27日 | イベント告知

2010年度総会

(特活)バングラデシュと手をつなぐ会の2010年度総会を開催いたします。

議決権を持つ正会員の方はもちろん、非会員の方のご出席も歓迎いたします。

当日は、議案検討の他講演会も予定しています。

当会の活動に深く触れる機会です。皆さま、ぜひご参加ください。

 

*日時* 2010年5月9日(日)14:00~16:30

*会場* にのさかクリニック2階ホール
        (福岡市早良区野芥4丁目19-34 ☎092-872-1136)

 

(写真:以前の総会の様子)


【お知らせ】五ケ山オカリナコンサート

2010年03月27日 | イベント告知

佐賀の緑豊かな山あいで、オカリナコンサートを開催します。
大自然の中あたたかく優しい音色をお届けします。
皆さまぜひご来場ください。


五ケ山オカリナコンサート

*日時* 2010年4月29日(木・祝) 14:00~16:00

*場所* 五ケ山豆腐店 芝生広場
       (佐賀県神埼郡吉野ヶ里町松隈2219-1)

*出演* shana、マムマムマミー、ひまわりFOUR 他

*曲目* シルクロード、森へ行きましょう、野に咲く花のように、いのちの歌など
       ※都合により変更されることがあります

*主催* オカリナ・グループ「ひまわり」
*協力* 五ヶ山豆腐店、(特活)バングラデシュと手をつなぐ会

 

(写真:以前の同コンサートにて、shanaの演奏風景)


【お知らせ】春のチャリティバザー

2010年03月27日 | イベント告知

 

 

春の心地よい一日、オカリナの音色に癒されながら、お買い物を楽しみませんか。
食器、洋服、日用雑貨、野菜、花、手作りのお惣菜、スイーツなど 内容盛りだくさんです!

(特活)バングラデシュと手をつなぐ会主催
春のチャリティバザー

*日時* 2010年4月11日(日)
        12:30~ オカリナコンサート (演奏/オカリナグループ「ひまわり」)
        13:15~15:00 バザー

*場所* にのさかクリニック駐車場
        (福岡市早良区野芥4丁目19-34 ☎092-872-1136)



♪バザーでの収益金は、バングラデシュの医療と教育のために使わせていただきます。

♪バザー提供品募集!ボランティア募集!
  ご協力いただける方は、西新事務所またはにのさかクリニックまでご連絡ください。
  ・バングラデシュと手をつなぐ会西新事務所 ☎092-844-1369(留守電・FAX対応)
  ・にのさかクリニック ☎092-872-1136


招聘事業・・・その後

2010年03月01日 | カラムディ村便り

昨年9月28日から10月8日までの11日間、ションダニ・ションスタのスタッフ2名が来日。小中学校の訪問、高齢者施設や障害者作業所の訪問、訪問診療の同行などを経験しました。
今回は、その2名の招聘事業後の様子をお伝えします。


▼ションダニ・スクール校長 ハビブ氏の活動ぶり
日本の学校で見てきたことをもとに、いくつかの対策をとった。それらは:
・学校行事に保護者の参加を確立した。今年の文化祭のとき、保護者たちは自ら役割を分担し、生徒の通学路や正門、また校内の安全や清掃に努めていた。
・教員や生徒は一体となって毎日、登下校時間に正門に立ち、挨拶を交わす。
・頻繁に職員会議を開き、どんな小さなことでもみんなで相談し、横のつながりが強化できる対策をとっている。
・いままで同じ教員や生徒に同じ仕事をずっとさせていた。しかしそのことで実際に人が育たないことに気が付いた。今は毎回、役割を変え、仮に下手であってもそれを評価している。


(ションダニスクールの一室にて、写真右がハビブ氏)


 ▼ヘルスコーディネーター エクラムル氏からの文書
 これまで手をつなぐ会や会員のみなさんのことをたくさん耳にしてきました。今回実際に訪日してみなさんの活動ぶりを自分の目で確かめることができました。 今、日本での経験をもとにションダニ・ションスタの自立、地域の自立を目指しています。今までも仕事や時間に対して敏感だったが、訪日後さらに敏感になりました。今自分に対して自信を持ち、自己反省することができています。日本で学んだことを仲間と一緒に少しずつ実現しています。時間はかかりますが、地域の発展に日本での経験を必ず活かそうと思っています。


(エクラムル氏、オートバイで村々を活動的に走り回る)


はばたけ!奨学生

2010年03月01日 | カラムディ村便り
奨学金を受けて大学に通い、立派に卒業した後現在は社会人としてがんばる若者・カウサー君を紹介する。

彼の名はカウサー・アリー(kawsar Ali)、32歳。
カラムディ村の出身で、中学・高校時代にションダニ・ションスタから奨学金を受け、その後大学に合格した。しかし、実は当時家庭の経済状況は悪く、大学への進学は断念せざるを得ないと考えるほどだった。ションダニからの奨学金も、大学教育はエリート教育であるとの考えから大学生への奨学金がストップされた時期だった。
その夏、バングラデシュと手をつなぐ会から理事など数名が現地を訪問中のある日の早朝、カウサー君は当会理事のもとを訪ね、状況を訴えた。その理事Rはとりあえずポケットマネーから奨学金を出し始め、日本でスポンサーを探した。その時、Aさんが現れ、月々いくらかの奨学金を出してくれるようになった。おかげで彼は大学を卒業し、現在BRAC銀行に勤務している。

カウサー君から手紙が来たのでここで紹介しよう。

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 まず、地域の貧しい家庭の子供たちの教育を夢に見たRさんに感謝を表したい。彼を通して大木さん(当会初代代表)、のちにAさんと紹介され、結局、Aさんが私の教育資金を出してくれることになりました。この人たちのおかげで今の私があると言えます。
 私たちの地域の親の多くが教育を受けていません。だから子供の教育も真剣に考えない。家庭の経済状況もひとつ大きな障害となっています。私自身もそんな貧しい家庭に生まれました。しかし、私の強い希望と努力、そして様々な人々のご協力があって2003年に大学を卒業し、UCEPというNGOに就職することができました。その後、2005年にBRAC銀行に転職し、今たのしく仕事をしています。
 教育は個人、家族、地域社会そして国の平和をもたらすものであると信じています。ションダニ・ションスタが行っている活動は決して無駄ではなく、地域を変えてくれる大きな原動力になっていると思います。私には大きな力はありませんが、できる限り地域の教育発展の役に立ちたいと思っています。

はばたけ!奨学生

2010年03月01日 | カラムディ村便り
今回は、ションダニ・ションスタから奨学金を受けて勉学に励んでいる大学生・ザヒード君を紹介する。

彼の名はザヒード(Zahid)、19歳。
母子保健センターの門を出てすぐ右手のところで、電話の店を経営していた元軍人の長男だ。私たちは現地訪問の際には毎回、この店から国際電話をかけていた。
彼はダッカにある大学で経済学を専攻しており、現在ションダニ・ションスタから奨学金を受けている。
ザヒード君のことばを紹介する。

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 『失望した時に立ち止まってはいけない』ということばを新聞で読んだことがあります。
 2009年4月2日、父の突然の死で私は立ち止まってしまいました。将来のことがとても不安でした。何をすればいいか分からず、何もかもが一瞬のうちに消えていきました。
 家には母と弟がいます。大学を中退して働き、家族を養うことも考えました。ちょうどその時ションダニ・ションスタから声がかかりました。「立ち止まってはいけないよ、自分の将来やお父さんの夢を実現するんだよ」と励まされ、私は失望から立ち上がり大学を続けることを決心しました。
 今ションダニ・ションスタから奨学金を受け、一生懸命に勉学に専念しています。必ず父の夢を実現し、母と弟の面倒をみようと思っています。