(特活)バングラデシュと手をつなぐ会

南アジアの国 バングラデシュで
病院、学校、看護学校の運営支援を
行なっています

秋のチャリティバザーを開催しました

2009年10月25日 | イベント報告
10月25日朝10時、チャリティバザーのスタッフが集合。もちろんボランティアスタッフです。まずは会場設営、シートを敷いて提供品を陳列し、直前の提供品に値札を付け、一方ではステージづくり・・・花苗の提供や飲食関係のみなさんも用意に入り、オカリナ演奏の準備などすべて同時進行で着々と準備がすすみました。

そして13時開会。オカリナの音色を堪能。13時15分、バザー開始。お客様は目を輝かせて品々を選び、お買い上げいただきました。近所のみなさんやお子様連れ、年配の方々ととても賑やかです。野菜や漬物、ぜんざい、くだもの、お弁当、ケーキの前は人だかりが絶えません。またたく間に15時、バザー終了。

参加者約140人超の大盛況!お買い上げ金額約15万円!バザーを通じて「手をつなぐ会」への支持や支援をいただく確かな手ごたえを感じました。成功の影には、30人ほどの当日スタッフのご苦労もありました。みんなで活動するのは楽しいものです。来年3月は「春」のバザーです。ぜひスタッフでご参加いただけませんか。また、たくさんの方々から提供品をいただき、心よりお礼を申し上げます。ありがとうございました。

地球市民どんたく2009に参加しました

2009年10月11日 | イベント報告
「地球市民どんたく2009」が10月10日(土)、11日(日)の2日間開催されました。“バングラデシュと手をつなぐ会”は10月11日(日)の1日だけ参加いたしました。

今年は、アクロス福岡2階交流ギャラリーが会場となり、10日(土)は23団体(24ブース)、11日(日)は26団体(27ブース)の多くの団体が参加しました。

来場者は約1000人、セミナーには78名の参加があり、“市民の国際協力に対する意識の向上並びに国際協力・交流を行うNGO等のネットワークの形成…”の成果がありました。

“バングラデシュと手をつなぐ会”は12名のメンバーが、来場の方々の対応、手をつなぐ会の活動の説明、他の団体との交流と忙しく活躍いたしいました。各ブースを回り合い、各団体の活動、活動状況をお互いに知ることができた有益な“どんたく”でした。

また、その合間の民芸品の販売は8,360円の売り上げでした。メンバーにとっても、楽しい「地球市民どんたく2009」となりました。

来年も積極的に参加し、多くの市民の皆様に活動を理解してもらい、また各団体との交流をさらに深めていきたいと思います。

招聘事業報告(2) 写真でご報告♪

2009年10月08日 | イベント報告

2009年9月28日(月)~10月8日(木)の11日間、バングラデシュ・カラムディ村からションダニ・ションスタのスタッフ2名が日本を訪れました。

招聘事業の様子を、写真でご報告いたします。

9月28日(月) 8:45 福岡空港到着

9月29日(火) 福岡市内観光

手をつなぐ会の会員と初対面(西新事務所にて)

9月30日(水) 阿蘇山へ

10月1日(木) 福岡市立東箱崎小学校を訪問

地下鉄体験

スーパーで買い物体験


にのさかクリニックを訪問、在宅診療に同行

10月2日(金) さるびあ会作業所、さわやかテラスを訪問、宇治氏主催夕食会

10月3日(土) 長崎を訪問し、現地活動報告会

10月4日(日) 現地訪問報告会に参加、現地での活動を報告


現地訪問報告会後の懇親会

10月5日(月) 箱崎中学校、夢見るこども基金事務所、さわやかテラスを訪問

10月6日(火) 朝倉・秋月観光、福岡経済大学を訪問

10月7日(水) 志賀島、福岡総合図書館、西新事務所を訪問、最後の反省会

10月8日(木) 10:55 帰国の途に… 


招聘事業のご報告

2009年10月08日 | イベント報告
2009年9月28日~10月8日の11日間、ションダニ・ションスタのスタッフ2名が来日。小中学校の訪問、高齢者施設や障害者作業所の訪問、訪問診療の同行などを経験しました。

私たちが現地訪問やスタディツアーでバングラデシュのことを知るように、バングラデシュのスタッフに日本や手をつなぐ会のことを知ってもらえる機会となりました。


*参加者*
・エクラムル ホク氏(母子保健センター ヘルスコーディネーター)
・ハビブ ラフマン氏(ションダニ・スクール 校長)


*目的*
1)現地NGOスタッフに日本の状況を知ってもらい、日本の文化に触れてもらう
2)手をつなぐ会の活動状況を知り、それを現地の他のスタッフに伝達する
3)直接会うことにより、ションダニ・ションスタと手をつなぐ会の会員たちの友情や理科いが深まる
4)日本滞在中に様々な場所を訪問し、いろいろな活動を見学し、帰国後それらの体験に基づいて自分たちの活動について考え直す


*実施日程*
9月28日(月) 8:45福岡空港着
9月29日(火) (日中)大濠公園・天神・キャナルシティ・博多駅周辺散策、(夜)手をつなぐ会の会員と初対面
9月30日(水) 阿蘇山へ
10月1日(木) (午前)福岡市立東箱崎小学校訪問、(午後)二ノ坂医師の訪問診療に同行、(夜)クラブFUNNへ参加
10月2日(金) (午前)障害者作業所・さるびあ会作業所訪問、(午後)高齢者施設・さわやかテラス訪問、(夜)宇治氏主催夕食
10月3日(土) 長崎にて報告会
10月4日(日) 福岡にて報告会、懇談会
10月5日(月) (午前)福岡市立箱崎中学校訪問、(午後)夢みる子ども基金事務所訪問、(夜)さわやかテラスで夕食
10月6日(火) (日中)朝倉・秋月観光、(夕方)福岡経済大学訪問
10月7日(水) (日中)志賀島・福岡総合図書館・手をつなぐ会西新事務所訪問 (夜)最後の反省会
10月8日(木) 10:55福岡空港発、帰国


*エクラムル氏、ハビブ氏からの報告*

◆体験したこと・感じたこと
◇手をつなぐ会の事務所やにのさかクリニックにはバングラデシュの写真や物がたくさんあり、ションダニ・ションスタの事務所にいるように感じた。
◇教育は子供だけのものではなく、地域のものだと感じた。地域住民や保護者が、警備員のように道路横に立って子供たちの安全を守っており、子供たちが一列になって登下校するよう指導していることは勉強になった。先生が、子供たちが登校する前に登校し、正門であいさつを交わしたり道路沿いで指導したりすることは、教育への彼らの熱心さの表れである。
◇子供たちのリーダーシップを形成するために生徒会の存在が大きいことがわかった。箱崎中学校で生徒会へ立候補する生徒は正門でそれぞれの特徴をアピールしていた。(社会に出るときに政治家やリーダーになる可能性も多い。民主主義を教えるために生徒会活動があると説明した)
◇清掃は生徒と教員、両方のものだと実感した。
◇二ノ坂医師と同行し、薬だけでは病気が治らないことが分かった。
◇体の不自由な人へのケアや自立のための職業研修、老人へのケアなどは考えさせられるものだった。個人や家族だけではなく、みんなでケアするものだと実感した。
 ※さるびあ会(障害者作業所):障害者に「ケアを与える」のではなく、「いかにして社会に送り出すか」を考えていた。
 ※さわやかテラス(高齢者施設):お金を得るためではなく、社会的責任としてみんなで高齢者を支えていこうという理念が感じられた。
◇手をつなぐ会の活動は多くの人に理解され、ネットワークも広がっていること(長崎の「バングラデシュの母子保健センターを支援する会」や「NGO福岡ネットワーク
)、また福岡のNGO関係者の中にも手をつなぐ会が着実な地位を占めていることが実感された。
◇広島や長崎への原爆投下について中学校の教科書で読んだことがある。今回の訪問中、記念館で戦争の悲惨な状況を見て、また原爆投下場所に経って、1945年のその日のことを想像し、一瞬言葉が出なくなった。このようなことが人類に2度と起こらないことを心から願っている。

◆できなかったこと
◇言葉の壁があり、考えたこと、やりたかったことが十分にはできなかった。
◇食文化の違いがあり、初めは困ったが、少しずつ慣れてきた。
◇研修計画やカリキュラムがあればよかった。表面的なものではなく、もっと具体的なものがあったらよかった。特に学校にもっと長い時間をかけて教員たちの活動や生徒の学校生活、カリキュラムなどを見たかった。
◇二ノ坂氏はとても忙しい方。その中でも私たちのために多くの時間をあけてくださった。二ノ坂氏の診療活動や在宅訪問をもっと見れたらよかった。医療ネットワークの実態もよくわからなかった。
◇一日一日の活動・研修終了後、手をつなぐ会のメンバーと反省会や相談会の機会があったら私たちの研修はもっと効果的だったのではないかと思う。

◆学んだこと・これから実現したいこと
◇エクラムル氏
「ションダニ・ションスタは自立の道を探らなければならない。限られた予算、人材をいかに効果的に利用するかを考える必要がある。そのために、“誰かを変えるではなく、いかに自分自身を変えるか”がカギである。これから自分との闘いが始まる。手をつなぐ会の会員はみんなボランティア、ションダニ・ションスタのスタッフは有給職員。そのことを十分理解し、それぞれのできることをやらなければならない。自分をだまさない。自分ができないことを他の人に勧めない。」
◇ハビブ氏
「教育は生徒本人はもちろん、保護者や教員のものでもある。それゆえに、地域のものである。このことをみんなに理解してもらうためにこれから頑張りたい。ションダニ・スクールを全国的にモデル校として確立させたい。国を指導できる人を育てたい。」


以上、たくさんの方々のご協力により、内容盛りだくさん、充実した滞在となりました。
課題もたくさんありますが、まずは安全に実施されたこと、会員とのふれあいができたことにほっとひと安心しています。
今回の招聘が、今後のパートナーシップの深化、現地活動の活性化につながることに期待しています。

現地訪問報告会を開催しました

2009年10月04日 | イベント報告
8月の現地訪問の報告会が10月4日、にのさかクリニック2階ホールで開催されました。折から招聘事業で訪日中の現地NGO「ションダニ・ションスタ」のエクラムルさんとハビブさんの歓迎会を兼ね、会員約30名が参加して楽しい午後を過ごしました。

バングラでは携帯電話の普及が著しく、寒村といわれたカラムディ村からでも国際間のメールやインターネットもつながること。首都ダッカも目を見張るほど高層ビルや商業施設が続出し中間層の増加がうかがわれ、その変貌ぶりにびっくりしたこと。バングラが貧しいといわれながらも村人や子供たちが明るく、中学生や高校生・大学生などが将来に大きな夢を持っており、日本と比べて本当の豊かさとは何かを考えさせられたことなどが、口々に熱く語られました。母子保健センターは医師2名など医療スタッフも定着し、近郊の「ションダニ・スクール」の生徒の成績も県内トップで優秀な人材育成の場として注目されていることなども報告されました。
それだけにあらたな格差が生じていることも想像されますが、手をつなぐ会とションダニ・ションスタが一層緊密なパートナーとして行動することが期待されています。