かおりのなんだりかんだり

仙台のパーソナリティー。野菜ソムリエプロ、アスリートフードマイスター。
2児の母の日々なんだりかんだり☆

いしころとまとさんのオープンガーデン

2009-06-12 21:39:27 | 空・花・自然・・・♪
先日、仕事帰りに、いしころとまとさんのオープンガーデンに
行ってきました

いしころとまとさんのお庭は

「野菜が主役」のベジタブルガーデン(キッチンガーデン)

「野菜」「お花」「果物」「虫や生き物」が一緒に仲良く

暮らしているそうな


いしころとまとさんのおうちに到着すると、

マダムいしころさん≪マダムフィガロ≫がお出迎え~





笑顔がうっつぐしいマダムいしころさんですが、アップはいやん!というので、

バラ≪マダムフィガロ≫をアップでどうぞ





おフランス生まれの大輪バラ≪マダムフィガロ≫

透き通るような淡いピンクの花びらが幾重にも・・・

おフランスの貴婦人気分にさせてくれます






≪マダムフィガロ≫の足元には、手押し車のようなかわいい

コンテナに野菜とお花の寄せ植えが・・・







お庭の正面で迎えてくれるのは、いしころとまとさん作の大きな

手作りDIYに入ったものすごいボリュームの寄せ植え




立体的ですね~

私には真似の出来ないベストバランス


上から見てみましょう



見る角度によって、いろんな表情を見せてくれます

ぼんぼりのようなふわふわは≪ラビットテール≫(ラグラス)

というそうです。ほんとだ、うさぎのシッポみたい


両サイドのギザギザの葉っぱは≪ケール≫ 



葉っぱから葉っぱが生えている

キャベツの原種と言われているだけあって、野性的な風貌です。








こちらのピンクのお花、私すっかり気に入っちゃいました




≪ヒューケラ≫(シルバースクロール)

ユキノシタ科・ツボサンゴ属の常緑多年草だそうです。

ピンクの花は5㎜程度。

葉っぱは映ってないんですが色がシルバー!目を引きます。





いしころとまとさんのお宅では、犬も飼ってるんですね





犬「ハァハァハァ・・・あぢ~。あぢ~のよ」

ダックスフンド・・・!?




犬の存在も気にせず、ラブラブなのはこの二人




運命の出会いを果たしたのち、いしころとまとさんの計らいで
見事ゴールインした≪人参≫と≪大根≫が、寄り添いながら相合傘に・・・





うらやましそうに見つめるお方。




こちらの≪カナギッチョ≫様は、一人身で只今、婚活中

カナ:「今日は客が多いじゃないか、え?いい女はどこだ~」





狙われる貴婦人たち。。。

それにしても、ほんと、お客様がひっきりなし

大盛況のオープンガーデンです








≪アスチルベ≫





≪アトランティアマジョール≫



リーフレタスのところから、ちょこんと顔を出すオレンジ色の花は

食用花の≪ナスタチウム≫
アブラムシを食べてくれるテントウムシを呼び寄せるということで、

【コンパニオンプランツ】でよく使われるお花なんだそうです。






よく見ると・・・リーフレタスが、青い支柱を伝って、

花を咲かせているではありませんか




初めてみました!リーフレタスの花






かわいい籠に入っているのは≪ベニジオアークトチス≫



籠はお隣さんの手作りだそうです。

いしころとまとさんのお庭では、オレンジ色のお花があちらこちらで、

アクセントになっていました

いしころとまとさんの好きな色なんだそうです






淡いピンクの共演



≪リナリア≫ ≪デンディベス≫









≪ディアスシア≫







籠に入って、高くぶら下がっているのは・・・



≪ベゴニア≫

いしころとまとさんのお庭は「下」だけじゃなく、「上」にも存在!!





上と言えば、上にはこんなものまで




きょほ~

巨峰です





そこに現るは、果樹ならこのお方

宮城県農業園芸総合研究所の菊地さん(落葉果樹専門店さん)




手に持っているのは・・・ハサミとカップ。

何に使うんでしょう。




ハサミでチョッキンチョッキン、ブドウの剪定です








チョッキンしたブドウの房。

まるで実のようですが、蕾の状態だそうです。

ついた房全部ならせてしまうと、養分がすべてに行き渡らなくなって

しまうそう。

なので、大きく甘く育てるため、いくつか切っちゃうんですね



そして・・・出たーーーーーーーーーっ





一体この作業は!?

実はこのカップに【ジベレリン】という植物の成長ホルモン剤(成長調整剤)

を水でとかした水溶液が入っているんですね。


それに巨峰をひたしてあげると・・・・・


種なしになる

これを〔ジベレリン処理〕と言います。


植物成長調整剤は、植物の成長を促進(または抑制)、着果促進、
発根促進などの成長調整作用のある薬剤のことで、
元々植物の体内にあるホルモンを人工的に施用して、
植物の成長を人為的にコントロールするために利用するそうです。





おしべの先にある葯から花粉が出て、結実する場合は

この〔ジベレリン処理〕を2回行うそうです。

ジベレリンの効用で、ブドウは種無しになりますが、

ブドウの種は果粒を大きくする物質を出しているので、

種が無くなると、果粒が大きくならないんだそうです。


なので、時期をずらして再びジベレリン処理

そうすると果粒を大きくできるそう。

つまり、1回目は種をなくすことを目的として。

2回目は種の代わりに栄養分を引きつけるため。
(果粒を大きくさせることを目的として。)

ジベレリンはブドウの生育段階によって、異なる効果を
もたらしてくれるわけですね。


一方で、おしべの葯から花粉が出ない、

または出ても花粉が不完全な場合には、通常結実しないので、

その場合〔ジベレリン処理〕は1回のみ(大きくさせる目的)でいいそうです。



お客様のご案内で忙しいいしころとまとさんに代って、

私もやらせて頂きました




ちゃぷ~ん、と浸して、出して、房を振って余計な液を落とします。




高いところに房があるので、脚立を使ってどんどんジベ処理~




ブドウの剪定&ジベ処理が終わった後は

おうちの中でハーブティーを頂きました


先日、放送されたいしころとまとさん登場の『OH!バンデス』を

真剣に見る皆さま



マイスターのエプロン&スカーフでビューティフルないしころとまとさんが、

分かりやすく、お話しておりました


そのあと、写真、左から3番目のzoromeさんが登場した『OH!バンデス』も

見させて頂きました子供のお弁当をご紹介!

とっても参考になりました



仕事が終わってからの訪問で、お昼過ぎに到着した私に、

いしころとまとさんのよっこお姉さまがキムチそうめんを

作って下さいました



まろやかな辛さのキムチが乗っかった具だくさんそうめん、

と~ってもおいしかったです




そして、zoromeさんに不思議なものを頂きました。



ケールのごとく、葉っぱから葉っぱが!

でもこっちの場合、葉っぱの先端からですね!

この小さい葉っぱが落ちると、また土から葉っぱが出てきて、
どんどん増殖するそうです


それと、野菜のかき揚げを頂きました!(夜のお弁当に入れました




帰りにはいしころとまとさんに、お庭で出来たスナップエンドウを

頂きました



はちきれんばかり!!!
肉厚なさやに、甘い実・・・とってもおいしかったです




この日はいしころとまとさんのお庭&お宅に2時間半も居座り、

とっても有意義な時間を過ごさせて頂きました

ゆったりとした時が流れる中、驚きの連続の楽しい植物や生き物たち。

もっともっといたい・・・そんな気持ちにさせられる

いしころとまとさんのオープンガーデンでした


詳しくはこちらへ是非
クリックぅ~花野果村にご来村、誠に有り難うございました!!
   - いしころとまとの花野果村(はなやかむら)





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14 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (いしころとまと)
2009-06-12 22:39:09
早速のアップ!有り難うございます。
それも本当に
クワシククワシクシクシク・・
落葉果樹専門店さまの笑顔がまぶしいですね~~
そしてかおりんの帽子がちゃんとかおりんの頭に戻ってよかったわ~~
実はわたくしも帽子がないざんしょ。
あの日、どっかにかおりんの帽子を隠しておけば・・・私のモノになったはずなのに・・・
「ラララ~、母さん、かおりんのあの麦わら帽子&結婚指輪どこに行ったんでしょうね?」
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いしころとまとさんへ (かおりん)
2009-06-13 00:02:45
こんばんは!
先日は本当にお世話様でした
お客様たくさんいらっしゃるのに、帰る間際に
携帯画像見せて、「この花は何ですか?」の
質問攻めに、ひとつひとつ丁寧に答え頂き、
いしころとまとさんの優しさをひしひしと感じましたありがとうございます
見事なお庭、本当に夢見心地でした

帽子・・・取りに戻ってよかったですアブナイアブナイ

「母さん、いしころとまとさんのあの麦わら帽子、どうしたでしょうね」
菊地さんがジベ処理に使ったでしょうか・・・
ブドウがかぶっているのでしょうか・・・
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Unknown (kazutyan)
2009-06-13 17:20:53
突然ですが、かおりんさんご苦労様です、いしころとまとさん丹精のお庭のご紹介、詳しく手に取るように、お訪ねしたように分りました。携帯でもセンスがよければこれだけの写真が撮れるのですね、感動です。
これを機会にまたお訪ねさせて頂きたいです、よろしく。
返信する
脱帽! (しずママ)
2009-06-13 17:33:49
と言っても かおりんが忘れたという帽子ではなく
なんて上手い事をいうんでしょう

いえいえ そんな事ではなく、かおりん 素晴らしい
さすがあなたは超一流リポーターです
その熱意も素晴らしい

いや~いしころさんの お庭が蘇って来ました

まあビデオ鑑賞会を
しかもお弁当も
嬉し恥ずかし
おっと zoromeさんが主役なのです

かおりん 楽しませてくれてありがとう
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脱帽ではなくて脱粒防止 (落葉果樹果樹専門店)
2009-06-13 20:26:47
素敵なお庭の再現レポート。
相変わらず素晴らしい。
ブドウのレポートも教科書並の正確さです。
拍手拍手。

かおりんさんが初挑戦したブドウの種なし処理。一般の方は,滅多に経験できない処理です。いかがでしたか?
面積あたりの処理数をお話ししたときの
かおりさんの驚きから,農家さんの苦労,あるいはブドウが他の果物より少し高いのがご理解いただけたと思います。

もっとも,これからいしころさんが2回目の処理をして,脱帽ではなくて脱粒防止のための房作りをして初めて完成品ですから,今のところ進捗率30%です。いしころさん,頑張ってね。

種なし葡萄の勉強をしたついでに,レーズンの話題を。レーズンも種なし葡萄で,トムソンシードレスという葡萄を使います。日光で干せば黒いレーズンに,硫黄を使った処理をすると白いレーズンになります。

そうそう,『わざわざ種有り葡萄を種なしにして,フレッシュで食べるのは日本だけ』といっても過言ではありません。それから,この技術を開発したのも日本人で,昭和32年のことです。なにげない,食生活の中にも,いろいろ歴史があるものですね。
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S32年とは・・・ (いしころとまと)
2009-06-13 22:08:58
S32年は私の生まれた年です。
と言うことは、まだ22年の歴史しかない
種なしブドウとなりますね~~
2回目の処理は、なんと言っても1回目の処理を手とり足取り教えてもらったかおりんにも同伴してももらおうかな。。。
あと1週間後。30%が50%になることでしょうか?
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kazutyanさんへ (かおりん)
2009-06-14 10:16:15
コメントありがとうございます!
kazutyanさんはお花がお好きなんですね
いしころとまとさんのお庭には本当にたくさんのお花がありました!!写真に撮りきれないくらいです!!
デジカメ壊れてたのが本当に残念です。
携帯は光があれば割と大丈夫なんですが、
くもりの日、夕方~夜&光の少ない室内はぴんぼけになっちゃいま~す
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しずママさんへ (かおりん)
2009-06-14 10:21:16
脱帽!!
うまいこといいますね~

超一流リポーターなんて、そんな大げさな!
いしころとまとさんに教えて頂いた名前を
記入しただけですから
いつもしずさんリポート、さすが!と感動しています
ブログより、TVの方がだんぜん難しいですから!!!

zoromeさんとの共演、美女2人の登場、そして
おいしそうなお弁当・・・とっても華やかな
放送でしたね

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落葉果樹専門店さんへ (かおりん)
2009-06-14 10:52:00
子供に呼ばれて、パソコン離れてました~

ブドウのレポートも、あの時、メモったまま
ですから~
記憶力の悪い私に、メモは欠かせませんね!

ジベレリン処理は本当に貴重な体験でした!
ブドウオーナーいしころとまとさんと、
ご教授下さった落葉果樹専門店さんのおかげです
そう、あの時もしきりに言ってましたが、
自宅の庭で作ってるだけでも、大変なのに、
これが生産目的のぶどう農園となると・・・
想像するだけで、めまいです
農園研でも、気が遠くなる作業ですよね。
ジベ処理1回につき、3日がかりと伺いましたが、ブドウ一房一房相手ですからね・・・
しかも、やったところとやってないところが
分からなくならないようにしなければいけない。そしてそのあと、2回目のジベ処理で、
さらに脱粒防止のための房作り・・・

次にブドウを食べる時には、もっともっと感謝の気持ちが生まれるでしょうね。

レーズンのお話ありがとうございます!
レーズン大好きでよく食べてます。が、白いのと黒いのの製法の違いは知りませんでした!
黒い方が太陽にあたってる分栄養ありそうですが・・・どうなんでしょうね。

ジベレリン処理2回するフレッシュブドウは日本の専売特許!?日本人のおいしさへの追求は
すごいですね!
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いしころとまとさんへ (かおりん)
2009-06-14 10:56:25
そうなんですか、32年生まれ!
で、22年!
そうですよね、いしころとまとさんはサバサバ
してますもんね
ジベレリン処理、私でよろしければいつでも~!!
あ、でも、1回目は教えて頂きましたが、ニ回目のやり方は教わってませんでした
出来たら、一房とは言いません!一粒、いえ、
二粒、ごちそうして下さいね

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