森見登美彦さんの「夜行」を読みました。
新聞等に書評が出ていましたが、確かに不思議な感じでした。
不思議な感じといったら森見さんのはみんな不思議な感じがするのですが、今回のはスッキリしないというか、なんかヘンな世界にいる気になります。
取り巻く世界が夜の闇のようでオカルトちっくです。
どこが本当の世界なのかわからなくなって何が正しいのかも…。
それぞれの登場人物の語る旅の思い出も、「えっ、それって結局最後はどうなっちゃっの!?」というような気味の悪さで…。
でもなんか引き込まれてどんどん読んでしまいました。
なんかノスタルジックな情景とか頭に浮かんで、懐かしいような怖いような。
不思議なお話しでした。
そろそろ「有頂天家族2」もアニメが始まるので楽しみです(^^)
個人的森見さんの作品では
「恋文の技術」
「有頂天家族」
「夜は短し恋せよ乙女」
が好きです。
なんだかんだ全部読んでます(^^)