中国ビジネスブログ「漢和塾の窓」

中国語や中国ビジネスに関連するテーマを、漢和塾の小川がつらつらと書き綴る・・・

テレビや新聞・・・メディアそんなに偉いのか?

2011-08-24 21:52:07 | 私事
前原氏出馬の名乗りを掻き消すように、島田紳助氏の引退騒動が画面を独占しています。外国人献金問題で大臣辞任をしたことが本来メディアの格好の的になるかと思いきや、うまくタイミングがずれてしまいましたね!

前原氏の次期総理の流れは予想通りですが、アメリカの腰巾着になるか、脱イエスマンになれるか見物です。先の大躍進に例えてしまいましたが、上(アメリカ)に刃向かうだけでは末路は悲惨、ここは周恩来氏を見習うべきか…日本の自主独立か、自分の身の安全か、実際には、とんでもない覚悟を必要とします。

それにしても日本は巨人(野球)、大鵬(相撲)、力道山(プロレス)に代表されるように、戦後一貫して、テレビは国民的な支柱でした。自宅に確実に届けられた新聞も、それは神聖とも言える存在でした。メディアが流す情報は正規のものと受け止められ、テレビに出た!新聞に出た!それがある種の社会的承認のようでさえあります。

私どもの会社も、創業から三年くらい、不思議なくらい取材が入り、テレビタックルやNHKなどで取り上げられましたが、それはそれで一過性のもの。この数年は私の論調が影響するのか、めっきり露出はなくなりましたが、業績はそれと反比例していたりします。

一芸人の暴力団との関係がきっかけの今回の騒動ですが、私には、テレビに出ている芸能人だから、社会的責任が大きいみたいな論調が疑問です。歌、芝居、お笑い、スポーツもそうですが、その世界の才能について、その世界を理解したい人だけが評価すればいいだけで、引退しようがしよまいが、社会には大した影響はありません。そもそも黒い疑惑とか報道されますが、芸能界、相撲界でも、暴力団と麻薬や賭博の繋がりは、噂ではなく事実であり、そんな時だけメディアは灰色な論調になり、事実には触れないようにします。

例えが違いますが、なでしこジャパンにしても、一競技のあの試合が感動的だからと、突然何万人もファンが増える…テレビが煽ればそうなります。メディアのネタに遅れてはいけないかのように、にわかファンが増えます。震災があったからかも知れませんが、感動的と言うなら、スキージャンプ団体の「原田・船木・・・」の金メダルも国民栄誉賞ものだと私は思いますが・・・テレビが右と言えば右、左と言えば左な人が何万人もいるんでしょう。

震災・放射能の影響での塩の買いだめなど、ネットに洗脳される中国の現状にも触れましたが、人間の多くは、物事の真相を知らない人ほど、何かを信じたくなる傾向にあります。それは自らアンテナを張ることをやめたことを意味し、誘導、洗脳したい黒幕の格好の的になります。テレビや新聞のニュースの裏側や両面を見る…少なくとも社会人を名乗る人には必要な感覚ではないでしょうか?

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