中国ビジネスブログ「漢和塾の窓」

中国語や中国ビジネスに関連するテーマを、漢和塾の小川がつらつらと書き綴る・・・

あらためて感じる・・・「早送り」の上海!

2010-06-20 12:56:27 | 中国
もう土曜日です。水曜日の夜に上海に入り、あっと言う間に週末になりました。

日中は32~34度の暑さ、梅雨入りした上海のようですが、雨が降る以前に夏が到来しています。この暑さの中で、スーツにネクタイを締めて歩いている人はほとんどが日本人ですが、それはそれでビジネスモード全開になったりして、道行く中国人がたまに不思議そうな視線をくれることがあります。

上海にはこの1年で10回、100日程度は来ていましたが、いつも嘆くように出張族はただのお客様、観光客みたいなもので、今回も2ヶ月強、間があいてしまうと、この街の空気に慣れる間もなく、時に流されていきます。久々に見た上海、世界博覧会にも行けてませんが、一時は空いていた会場も、端午節には1日55万人くらいの来場者があったとか・・・会場には入れるものの、パビリオン一つ見るのも難しいと言った話もききます。「上海万博」のネタをブログ(博客)で書いておきながら、1回も入場していないのもどうかと思いますが、今からは北京、保定に移動したり、26日までの日程で、どう考えても行く暇は見つかりそうにありません。

こちらでは、引き続き上場企業の方(赴任者)を訪ねては、現地の方ならではの悩みや意見をお聞きしています。中国語を使う場面と言うのは、日系企業で日本語の話せる社員を採用している場合は極端に減るようで、ここ中国ではありながら、中国語でのコミュニケーションはまだまだ一部に限られる企業も多いようです。が、ある駐在員の方は、そんな環境の中、夜のお食事(カラオケ?)でさえ、大事なスピーチの練習を中国語でしていましたし、信頼関係の構築と言うレベルにおいては、最低限の中国語は誰しもが必要でしょう。

また、あるマネージャーは、300人強の中国人スタッフを、日本人たった一人で束ねている(表現が悪いか?)のですが、中国人管理職には非常に厳しい態度で、「仕事」の要求をして、何度も泣かせたとの話をお伺いしました。されど辞める人はほとんどなく、理詰めのマネージメント理論に加えて、日頃の信頼関係の構築ができているのが秘訣のようです。ある会社では、「日本人がこう言っています・・・」と報告した中国人の部下がいたそうですが、「総経理が言ってます・・・ならまだしも、日本人が言っていますなどと言われた時点でマネジメントになっていない!」、との指摘もいただきました。中国人マネジメントについては、別途、文量を割きたいと思います。

私においては、中国語研修会の代表のくせに、半端な会話ぐらいしか話せない有様で、仕事の合間に勉強するぞ!と来週日曜日に迫った中国語検定試験の過去問題集まで、スーツケースに詰め込んできたのですが、まだ一度もそのページを開くこともできません。現地に来たのに現地のスタッフとの時間もままならない・・・この文章もネット環境にあるわずかな朝の時間を使って書いていますが、早送りのような中国の生活の中ではありますが、まずは落ち着かないと!落ち着かないと!と焦っています。ん、飛行機に間に合うかな?行ってきます!

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