「煙独」や「嫌独」という言葉が生まれそうな雰囲気があったが、落ち着いた?
たぶん、ドイツに関してよりも中国や韓国に関して詳しい人達がそういう感じになっていたようで、もともとあまり興味がない国について断定するのはいかんなあ、と思った(まあ、「日本が嫌い」という外国人にも言えるんだろう)。
ある外国を好きとか嫌いとか言えるのは、無関心というには知識が多いという段階の人に限られるのではないか? そして、知識がもっと増えれば、好きとか嫌いとか言うにはあまりに複雑な心境になってしまうのだと私は思う(もっともっと増えればまた別の境地に達するのかもしれないが。私の好奇心程度の知識ではとても及ばない)。
戦後70年の今年、日本とドイツの針路の違いがくっきりとしてきた。
安倍首相はリセット、メルケル首相は継続。
もともと、2国の第2次大戦でのあり方は当然ながら「同じ」ではなかった。その上、「ナチスドイツは絶対的な悪であるから他の悪との比較は不能」というのが、ドイツの歴史修正主義に対する主張なので(これは歴史修正論争の時。もしかすると今は変わっているだろうか? 未確認)、大日本帝國との比較は嫌われるかも。
しかし、共通点をあげていけばきりがない。
他国や過去を参考にするなら、対象に入れて当然(例えば、今の日本と比べる価値が高いのは? 戦国時代の全国統一されていなかった日本? 現在のドイツ?)。