トラカリコン!

「虎・借り・コン!」。虎の威を借りた狐。虎の威を借りて吠える狐が私…。虎が何であるかは、本人にもわからない。

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矢部宏治著「日本人はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか」を読んだ方からの、憲法改正についてのコメントをお待ちしています。 コメント受付用記事 のアドレス http://blog.goo.ne.jp/kanra-toriko/e/a08c500525a4ba2e568012c53edbaa6f

自民党・公明党・維新は日本をデザインできない<脳の探究と国家安全保障(5)>

2022-10-27 11:09:23 | アベスガ政治の仕上げ中?

・・・とはいえ、立憲・国民・共産・社民・れいわなら「できる」、という意味ではない。

自民・公明は日本全体における、維新は大阪における実情から「できない」と思われる。
他の政党は実力が判定できるほどの実権を握ったことがない(旧民主党政権は短命だったし。その期間の半分は東日本大震災しかも福島第一原発所の事故も有り、という超非常事態にあった)。

 

日本のデザイン・・・って箱物ではなく、教育や産業育成の話だ。


『操作される脳』によると。アメリカでは国の機関DARPAなどが一方的に計画を遂行するのではなく、官民の団体と計画の倫理的な妥当性を議論している。
著者自身、医学と倫理学にまたがる研究者であり、政府の職と民間・大学の職を重ねてきた人だ。

 

 

今まで書いてきた例は、軍需と民生の両方で使える技術だ。例えば兵士の記憶力を向上させる装置をインプラントしてほしい記憶障害の患者もいるだろう。

だが、健康でも記憶力を向上させたい人も使いたいかもしれない。
短所:記憶力に自信がない・・・という人が、記憶法を工夫したり記憶力にあまり左右されない道を選んだり記憶力の低さに葛藤して他者への共感力が高まったり・・・という、人としての成長というかアイデンティティの獲得などの「人生の贈り物」的なものを得る機会を失うのだ。
どっちがいい?

 


そう。今、アメリカ(どこか他の国も?)で進んでいる技術は、倫理的・哲学的に、きわどい。
大事なのでもう一度。日本の第2次産業として育ちそうな最先端技術であるIT・脳科学・神経工学などは、まず論理的・哲学的に、「きわどい」。
(私はマイナンバーカードシズテム・制度すらきわどく思うが〜)

それを避けるなら。
現状のように、「お・も・て・な・し」業界・関連産業などの円安で儲かる業界とクーポン関係業界など広い意味でのサービス業界と万博などのイベント、昔からある自動車やユニクロなどの輸出産業という、円安頼みの企業が日本を支えるのだろう。だが、両者とも政策(「go to」・金融緩和)で支えられている。

 


避けないなら、新たな日本のデザインが必要だ。

 


アメリカの脳関係の研究は、推進する国家機関と先に書いたように多方面の学者などが議論を続け、その過程は公開され、記録もある。つまり、途中経過にも透明性が確保される。

一方、日本では。何事も、密室で決められたり、議論内容は明かされず、記録すら非公開だったり廃棄されたりしてしまう。
多くが、ブラックボックスから出た結果のみが首相などの「総合的・全体的な判断」を根拠に示され、「丁寧な説明」で国民の理解を求める、と宣言されるが。「納得できる説明」は行われず。的外れな言葉が繰り返されるだけだ。


議論の段階から国民が成り行きを見守れたり参加できるアメリカと、密室での結論に沿って「国民の気運を高める」が政策化・予算化される日本は、全く違う。

 


大学や日本学術会議といった研究者の扱いもブラックボックスだ。そこには、アメリカにあるような尊重の念はない。
第2次安倍政権以降軽んじられている人文や基礎研究の分野の人材は、アメリカなら国家プロジェクトの是非の議論に参加しているだろう(なお、日本学術会議には政府からの依頼は長年なかったそうだ。会員人事の問題で明らかにされた。各種御用会議は、人選からしてブラックボックスだ)。


しかし。そういう分野で活躍できる人材は日本にもいるはずだ。

 


IT。日本だとなんとかpay・ゲームやアニメ・企業の事務分野の改善が目立つが。
脳やがん細胞や地球環境を立体的な画像でシュミレートするようなプログラムを組んで大学の研究に参加するような人材(「情報開示請求の鬼」の人の本業はこれのような気がする・・・)は、足りているのか?


こういった人材と活躍場所の不足が日本の開発力を落としているように感じる。今の日本には活力が感じられない。

そもそも。研究とは、本来、公開されつつ完成させるものだ(学会やシンポジウム・査読・再現実験など)。
自民党的な非公開だらけの行政姿勢とは全く違う。
政治家・官僚は教育や研究をコントロールしないで。そのセンスはないのだから。

 

 

研究中の最先端技術の、倫理学・哲学・社会学・法学・経済学分野の問題の議論をほぼ同時に見守り、時には自分も議論する・・・面倒なことである。

だが。一見部外者であるような人達のうち、何割かは近い分野の知識があったり(例えば脳梗塞の後遺症で歩けなくなった人が身体に装置を埋め込んで歩行機能を取り戻す・・・という提案なら、介護士の意見も必要)実用化されれば製造や営業に携わるだろう。
何割かの子供などはそういった会議に研究者などとして参加する立場になる。そういう議論に触れる機会が豊富なら、職業選択に役立つだろう。

 

(まあ・・・私はそんな議論を真剣に見守る世代ではない。だって老い先短いも〜ん。最先端の技術の恩恵にはあまりあずからずに生活したいし。便利さを享受するなら別の手間がかかるってことよ)

 

 

日米同盟の強化・・・とかで。
いつか時代遅れのアメリカ製兵器の在庫一掃の買い物をさせられる気もしている。日本の国力がものすごく下がってアメリカの大統領が横暴なら、あり得ないか?

何年か前。
イスラエル軍の人が、蜂型のドローンで暗殺できるようになる、というようなことを会見で話している報道が日本のテレビでもあった(「テロリスト」をドローンで暗殺した件だったかな?)。
私はリアルな蜂のロボットを想像したが。今思えば、蜂の脳に装置を埋め込むのかも。

兵士(日本なら自衛官か)の強化インプラント(装置埋め込み)だけでなく、ミサイルではなくレーザー砲とか脳や神経に影響する音や薬品という「非致死兵器」が主流になるかもしれない。
政治的にも知識的にも、その是非を検討し必要ならアメリカに理路整然と拒否理由を説明できる日本であってほしい。

 


・・・まあ。旧統一教会問題を片付けるのにこんなにもたつく政府だもんね。だめだこりゃ。

将来の日本、きっと苦労が増えているのだろう。

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続々・日米政府は日本人に洗脳に興味を持たれたくない?<脳の探究と国家安全保障(4)>

2022-10-26 12:25:07 | アベスガ政治の仕上げ中?

何年か前にアメリカのどこかで、四肢麻痺と思われる女性がベッドに横たわったまま無人爆撃機を操作する模様が報じられた。装置に脳を繋ぎ、装置を介して戦闘機を操縦していたのだ。
寝たきりの障がい者でも、戦闘に参加できるわけだが。逆に、装置か戦闘機から彼女の脳を操る技術もあるだろう。

第2次大戦に行ったアメリカ人兵士のうち、戦闘中に発砲した人は15〜30%だったという(1947年の報告。『操作される脳』より。私が知っている、元日本兵2人のうち1人は、やはり発砲しなかったという。残り1人は戦後の話しかしなかった)。
だが脳が直接(機械を介して)操作されれば。発砲率は簡単に上がるだろう。

 


未来の地上戦とは。ヒトとAI搭載の大型ロボットとの混合部隊同士の戦いになるのかと想像していたが。
アメリカは人類史上最古の兵器=ヒトを活用する方向に進んでいるようだ。

「チャッピー」という南アフリカの映画。壊れた警官ロボットが子育て理論通りに心(AIだが)が成長していく展開にリアリティを感じていたが。「ラストが急にファンタジー系SFじゃん」と興醒めした私って本当にバカ。
ヒトの脳をまっさらのAIにダウンロードして体はロボ(やサイボーグ?)、というのは2006年のアメリカでは「未来」ではなく「将来」だった模様(でも誰が実験台になるのか?)。


神経に作用する薬品を、以前のように呼吸器ではなく、皮膚から吸収されるように合成する。戦う意欲を消失させたり心身を麻痺させて動作を止める。
香港やミャンマーでは催涙弾や銃などで民主化運動の鎮圧が図られてきた。見た目はより穏便だ。

だが。ロシアでチェチェン人が人質をとって劇場に立て籠った際に、神経だか脳だかを操作する薬品類が使われたが。人質だった赤ん坊が亡くなるなど、まだ実用に使うレベルではなかった。
研究が進んでも、ヒトの脳は複雑すぎてなかなか解明に至らない。

日本でも。
今の地位に達するまで長年洗脳されてきたであろう勅使河原氏の行為・発言の非常識さは、洗脳の結果どこかの思考回路が傷んでいるせいでは・・・と想像している。洗脳の内容に無理があることに対する脳の反応では、と思うのだ。
(ただし。関係がめためたな相手が断っているのに、相手が一人暮らししている住まいに運転手付きの車で暗くなっている夕方に押しかける・・・というのは日本では非常識だが。韓国では文化的・マナー的に「有り」なのかもしれない。この場合、勅使河原氏は韓国からの指示に服従しただけ、という推測も可能だ。服従が教団の教えなのだから)

 

 


・・・やっぱり長くなった〜


私が想像するのは。
アメリカの洗脳行為の歴史・兵士の脳に装置を埋め込むアメリカ製新兵器に日本人が詳しくなったら? アメリカ兵器の「新製品」購入にあたり、反対者が増えたり議論諤諤になったりするのではないか。それを日本政府やアメリカ政府は避けたいのではないか、というものだ。

例えば、日本が原発を初めて導入した時ってどんなだったんだろう?

原爆で嫌悪感はあったろう。しかし、放射製廃棄物の処理が困難であること・原発の発電所の立地条件が杜撰である恐れがあることなどの知識が行き渡っていたら?
1956年にはイギリスで原発事故が発生したし、湯川博士などが国際的な学者による反核兵器(当時は「電子兵器」という標記だったかもしれない)運動を繰り広げていた。
そういうのって成り行きに影響しなかったのかなあ。

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続・日米政府は日本人に洗脳に興味を持たれたくない?<脳の探究と国家安全保障(3)>

2022-10-26 12:19:45 | アベスガ政治の仕上げ中?

脳科学(=神経内科学、かな)・神経工学が進み、アメリカは虐待・薬物を飲ませる洗脳以外の手法を研究している。
薬品散布・音による攻撃、眠らない兵士・・・。

 

前に書いたが、『操作される脳』はアメリカで2006年に出版された本だ。
その何年か前から、日本で「脳科学者」が急に目立つようになった。

私の記憶では(当時は仕事に追われていたので、単に私が疎かったのかもしれないが)、右脳左脳・脳トレ・男脳女脳・・・といった本やゲーム用ソフトウェアがブームになった。何人かの脳科学者達が、テレビなどでコメンテーターなどを始めた。
彼らのコメントには、脳の部位の役割が出てくるくらいに思えたので、私はろくに覚えていない。脳に対して先天的作用・後天的作用のどちらが強いかわからない私には、男脳・女脳・・・とか言われても。胡散臭いなあという思いもある(遺伝子はXYとXXだけでなく。XXXYなどを持つ人もいるし。しかし脳腫瘍は性別で違うそうだが)。

ほとんど見なくなった「ザ・ワイド」で中野信子氏という脳科学者がコメンテーターをされているが。脳科学者ならでは、というコメントは記憶にない(バランスがとれている感じで好きなコメンテーターではある)。
少し前にテレビでよく見かけた茂木氏はツイッターがたまに炎上しているようだが、興味がないのでわからない。

ただ。日本で急に目立つようになった研究領域ということは、アメリカでメジャーになった証と思われる。

 

日本の脳科学者が、アメリカでどんどん進んでいる脳のマッピング・脳へのインプラントについて語っているのは見た覚えがないが。彼らの言動はほとんど知らない私です。
どんなですか?

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日米政府は日本人に洗脳に興味を持たれたくない?<脳の探究と国家安全保障(2)>

2022-10-25 20:17:49 | アベスガ政治の仕上げ中?

アメリカが洗脳に本格的に取り組んだきっかけは、朝鮮戦争で捕虜になった兵士達は洗脳されているのでは・・・という話が出回ったことだそう。
旧統一教会創始者「真のお父様」こと文鮮明氏は北朝鮮出身の元KCIA工作員でアメリカ滞在歴もあった。
当時の洗脳研究に学ぶ素養と機会は充分だったろう(ちなみに、「バラいろダンディ」で苫米地氏は、オウム真理教にもアメリカの洗脳マニュアルが流れていた、と話していた)。

当時のアメリカ、虐待や薬品(LSDなど。以前『アフリカの2つの夏』のモロッコでの軍事クーデターのことを書いた。この洗脳手法だったのだろう)による洗脳の研究実験を盛んに行なっていたという。『操作される脳』の著者の10歳頃の記憶によると、両親が営む治療施設にバスで送られた人々は(人種に対する驚きの記述がなかったので)白人だったようだ。
(原爆の被曝実験には米兵多数が投じられた。人種差別がひどい時代だったので被験者は黒人兵だったか、というと。当時の白黒映像には若い白人兵士達しかなく。「人種差」を調べていたのかもしれない。私がその映像をテレビで見た時代は、原爆の恐怖が頻繁に議論されていた。絵本『風が吹いたら』が出版された頃だ)

東西冷戦真っ只中。ソ連の洗脳研究はもっと進んでいるかもしれない・・・という恐れが、自国民(兵士・犯罪者・兵役拒否者・大学生)を実験台にして研究を進める動機になったという。

 

やがて、この種の研究実験は批判にさらされるようになった。その上虐待・薬品による洗脳より進んだ技術も現れた。

だが。「ユナ・ボナー」と呼ばれたアメリカの大学教官テロリストが学生時代に当時の手法の洗脳実験の被験者だったことが判明している。洗脳によるアメリカの汚点は、アブクレイブ刑務所での尋問目的の洗脳(赤十字にもアメリカにより報告されているとのこと)など、まだ「過去のこと」とは言い切れない。

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旧統一教会問題・元首相銃撃事件とテレビ番組・テレビ局(6)

2022-10-24 10:36:49 | アベスガ政権

10月17日以降。

17日の衆院予算委員会で、岸田総理が旧統一教会に質問権を行使し民法分野の違反も要件として扱う(これまでは刑法分野しか認めない姿勢だった)解散命令もあり得る(「解散命令=信仰の自由の剥奪」ではない、とようやく理解したのか?)・文科大臣は要件が揃えば調査中でも解散命令を出す・・・と断言した。
「ミヤネ屋」では紀藤弁護士が総理への期待を語り宮根アナウンサーも山が動いた?と手応えを感じたようだ。
翌火曜日は、ワイドショー全てが報じていた。こうも変わるものか。背景を知りたい。

そして、20日(木)には勅使河原氏の記者会見(これまでと違って表情や口調に必死さが感じられた)。国会・旧統一教会と自民党議員立候補者5人との「推薦確認書」の存在発覚ともども報道材料が増えた。
が、国会中継を見ていると、3人の大臣(うち1人は山際大臣)について政治資金に疑いがある件も気になる・・・これらはワイドショーでは扱われていないような。

 

テレビ朝日。
「モーニングショー」は玉川氏の謹慎が解けた週。・・・復帰挨拶も翌日の取材映像も見そびれた。残念。ネット上に映像があれば見たい。
TBS「報道特集」の金平氏は玉川氏よりずっと年上だがばりばり取材しているので玉川氏だって。しかし玉川氏は体が弱いそうだからなあ。

「ザ・ワイド」も取り上げていたようだが時間的に見られず。

(レコーダーの残量が少ない上にコピー用ディスクがなくなちゃったし国会中継と見るドラマが増えてしまって不自由。通販サイトは到着までの日数でも選ばないとだめですね)

 

日本テレビ。
というか「ミヤネ屋」。
毎日同じ映像を流している。例えば勅使河原氏会見を中継した翌日以降に、それを部分的に使ってスタジオで解説するとか。映像をパネルに置き換えるだけよりも、映像も引用する方が慎重な姿勢と言える。

火曜日だったか。岸氏・吉川氏・野村弁護士という顔ぶれに嫌な予感がしたが。今回は3人とも旧統一教会の解散請求に前向きになったようだ・・・が。この3人のコメントは聞き流す習慣がついてしまっているので、細部はわからず。いかんな。


TBS。
「ゴゴスマ」は完全撤退? 「ひるおび」は連日だいぶ時間を使っていたようだ(が、こちらも見ていない)。
「報道特集」はいつもながらこれまでの取材の蓄積すごい。他では扱わない選挙や政策への影響などを探っていた。
心ある政治家と元信者の証言が無駄にならないようにしたい。彼らの正義感・勇気が裏目に出る社会なんて嫌だ(次に流れた、旅館による新型コロナ助成金の不正受給を告発した元従業員達への敬意とも重なる思いだ)。

「サンデージャポン」。細々あるが、この番組も旧統一教会を扱い続けた。鈴木エイト氏とデイブ・スペクター氏の出演が途切れなかったことで、一線は守った。
・・・が。見てると腹ただしくなる。新しい資本主義の学者とかロボット研究者が新しいゲストコメンテーターとして何人か出てきたが。共通する主張は調査の打ち切りだ。
この人達、旧統一教会問題にどれくらい詳しいのだろう? どんどん出てくる新事実が多いので調べる。それを否定する根拠が薄弱では。
23日のゲストは野党の意図(政権交代)を断言していたが。
亡くなった安倍元首相の心の内はわからない、と調査を拒否する岸首相と正反対だな。おそらく話したこともない野党政治家達の心の内がわかる、と言うのだから。

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