サラリーマン家庭の育ちであるせいか。経営者が、例えば事業を拡大する機会を見極めて借金をするのが、私には考えられない。現実にそれで成功を重ねている会社が多いのだけれど。借金はできるだけ早く返すものだと思っていたので、勤務先の経理関係書類にず~っと負債勘定がある(期間按分の未払費用とか未払い配当金などはいいんですけどね・・・)のが気持ち悪かった。
・・・まあ、私に経営というものがわかっていない、ということです。
だが。
昨夜、「報道ステーション」をつけたら自民党の衛藤議員が海辺で「あれが愛媛(だったかな?)」みたいなことそ言いながら遠くに霞む陸地を指していた。「100年国債」もいいんじゃないか、と熱いのだ。
すげ~。国債の残高を1割増やす話をしている。既存のトンネルや道路や橋。その老朽化が明らかで、どのように(取捨選択して?)修繕していくか。その現実から離れ過ぎ。バブル期(かな?1987年)の計画を再燃させたらしいよ。上にも書いた通り、私に経営感覚が欠けているせいでこんなにあきれているのだろうか? 地元県議会の映像もしばし流れた。東京では21世紀だがまだ20世紀である地域もあるかのように感じた。
22世紀にまで続く借金の計画。無責任にもほどがあると思うんですが。あの老政治家達は本気なのか? 地域の経済の起死回生策って、それしかないのだろうか。私には彼らが催眠術にかかっているようにしか見えない。昭和のやり方が今も通用するとは私には思えない。