トラカリコン!

「虎・借り・コン!」。虎の威を借りた狐。虎の威を借りて吠える狐が私…。虎が何であるかは、本人にもわからない。

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矢部宏治著「日本人はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか」を読んだ方からの、憲法改正についてのコメントをお待ちしています。 コメント受付用記事 のアドレス http://blog.goo.ne.jp/kanra-toriko/e/a08c500525a4ba2e568012c53edbaa6f

「リスクをとる」(1)四国・九州・山口に海底トンネル?

2014-02-26 18:55:19 | 政治や経済
サラリーマン家庭の育ちであるせいか。経営者が、例えば事業を拡大する機会を見極めて借金をするのが、私には考えられない。現実にそれで成功を重ねている会社が多いのだけれど。借金はできるだけ早く返すものだと思っていたので、勤務先の経理関係書類にず~っと負債勘定がある(期間按分の未払費用とか未払い配当金などはいいんですけどね・・・)のが気持ち悪かった。
・・・まあ、私に経営というものがわかっていない、ということです。

だが。
昨夜、「報道ステーション」をつけたら自民党の衛藤議員が海辺で「あれが愛媛(だったかな?)」みたいなことそ言いながら遠くに霞む陸地を指していた。「100年国債」もいいんじゃないか、と熱いのだ。

すげ~。国債の残高を1割増やす話をしている。既存のトンネルや道路や橋。その老朽化が明らかで、どのように(取捨選択して?)修繕していくか。その現実から離れ過ぎ。バブル期(かな?1987年)の計画を再燃させたらしいよ。上にも書いた通り、私に経営感覚が欠けているせいでこんなにあきれているのだろうか? 地元県議会の映像もしばし流れた。東京では21世紀だがまだ20世紀である地域もあるかのように感じた。
22世紀にまで続く借金の計画。無責任にもほどがあると思うんですが。あの老政治家達は本気なのか? 地域の経済の起死回生策って、それしかないのだろうか。私には彼らが催眠術にかかっているようにしか見えない。昭和のやり方が今も通用するとは私には思えない。

「リスクをとる」(2)原発@エネルギー基本計画政府案

2014-02-26 18:54:51 | 政治や経済
「世界一厳しい安全基準をクリアした原発を再稼働させる」と大臣などが語る映像を何度か見かけたが。地震が多い点で世界一原発に向いていない国が、世界一厳しい安全基準を設けるのは、あたりまえのことでは?

あたりまえのことがあれほど得意気に言われたショックが大きいので、くどいが言い換える。
あの人達は、他国の原発の安全度よりも再稼働させるつもりの日本の原発の安全度ははるかに高い、という主張をしているつもりなんだろう。だが、秋刀魚は家庭でも出せるが毒があるフグ調理には免許が必要・・・というのを比べれば一目瞭然。免許が課されるフグ料理の方が家庭で出す秋刀魚を焼いたものより安全だ、という話にはならない。あくまで、安全度を同レベルに位置させただけの話じゃないの?

「リスクをとる」(3)年金資金の運用

2014-02-26 18:54:28 | 政治や経済
まだ計画段階だそうだが。政府は、民年金でよりハイリスクな投資(先物取り引きとか)をするつもりらしい。共済年金(公務員用)はそこには使わないという・・・。

自民党は政権奪回にあたりいろいろ言ってた(TPPには参加しないとか)。多くの人は、景気回復を期待して票を入れたんじゃないかと想像(私は入れてない)している。現実に改善したと日銀などの報告書にあるそうだが、私にはなんとも・・・。

(1)まだ野党の安倍総裁だったのに円安宣言をしたら株価が上昇したのだっけ?
(2)日銀の異次元何とかでほんとに円安だし株価上昇(しかし。アメリカの回復に引きずられたりはしてないか?)。
(3)消費税の駆け込み需要。
・・・ここまで来た。が。円安のわりに輸出は伸びない・アメリカが引き締めたら日本を含む国々の株価が下がる・首相が何度言っても賃金は上がらない・首相は正社員の給料の話ばかりなのでそうでない労働者の賃金はもともと上がらない・新規事業の展望は開かないようで公共事業を始める昭和のパターン復活・オリンピック関係でもばりばり工事するぞ・(被災地復興は忘れられてない?)。(民主党政権のままでも時期的にこの程度には回復したのかもしれない、という見方はないか?)。
(1)~(3)は、経済というより気分の動きのような・・・? しかし。ここで年金資金を金融市場に投入すれば株価などつり上げられるから、「株価回復」とか「外国資金を呼び込む」とか。「気分」より一歩進んで自国の資金を餌に鯛を釣るつもりね。・・・って。海外の投資機関・大物個人投資家がさ~っと乗り込んできてさ~っと年金資金を奪取していくのでは?財務省が運用を担当してるんだっけ?その人達、海外のそういうメンバーに張り合えるの?・・・まさか。そういうメンバーがコンサルタントではないよね?

リスクをとる」(4)自民党よりましな政権はあるか?

2014-02-26 18:53:55 | 政治や経済
「民主党政権にうんざりさせられた場面」を思い出してみる。

(1)震災直後。当時の菅首相が記者会見で「このメンバーが総力を結集して」みたいなことを言って、同じく作業着姿の細野・蓮舫・辻元・・・といった与党数名を並べてみせたところ(「20世紀少年」単行本1巻めで、ああいうの見た・・・)。「そんなことやってる場合じゃないだろ」と憤慨したが、そのまま尻すぼみになったのには呆れ果てた。
(2)代表選ごとに。人材いないなあと思って。
(3)「予算組み替えで政策実現資金は足りる」と断言して、与党になったら「やっぱりだめでした」。
(4)最低年金額を上げると言って、与党になったら「20(30?)年以内には」とぬけぬけと説明。
(5)経済危機の中で政権交代したのに、高速無料化の社会実験といった私には寄り道にしか思えないことを長々と。

自民党が与党に戻ってからたまに思い出すようにしてた。自民党は「酷い」が民主党は「だめ」で、政府としてどっちがましかなあ、と。自分が自民党に反感を持ち過ぎなのかもしれないし。
皆様どうでしょう? 世論調査によると自民党がましという人の方が今も多いようだ。私の期待は、どの党にも何人かいる「まし」な人達が政権をとってくれたらいいのに、という地点には到達しました(「懲りてないバカ」とも言う)。

「リスクをとる」(5)百田委員と朝日新聞

2014-02-26 18:53:33 | その他ニュース関連
20日の朝日新聞にNHKの百田委員のインタビューが載ってた。

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(・・・)
 憲法改正派を自認する。現行憲法について「戦争は起こってほしくないなあ、僕らもたとえ攻められても何もしないと言うもの」と説明。「それを、絶対に侵略戦争はしない。。だが、もし他国に侵略されたら国土と国民を守るために徹底的に戦うという憲法に変える。どちらが戦争抑止力としてリアリティーがあるかということです」
(・・・)
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「リアリティーがあるかと」。なんて軽い言い方だろう!(この人きっと文章書くのが早いわ)

リスクの捉え方は、デジタルではなくアナログであるべきだが。百田委員はわりにデジタル(正義不正義も勝ち負けも、白黒がはっきりしているという考えのようなので)なイメージなのかな、と。だからあんなふうに書けるんだろう。
百田委員は個人で働いてきた人なんだなあとしみじみ。朝日新聞社という企業組織が持つリスクイメージがちゃんとアナログであるらしいしたたかさと比べたい。

前に委員のツイッターを見たら、朝日・毎日といった大手新聞社にやられているので自著の売り上げが下がってきた・・・というようなつぶやきがあった。そんなことで下がる日本なら安倍内閣の支持率がもっと下がりそうだが?と不思議だった。
その何日か後(17日)に、朝日新聞に映画「永遠のゼロ」はなぜヒットしているかという記事(テリー伊藤と木村美紀)。2人ともひたすら誉めていて、批判なんて一言もない内容。そして、20日。上記の百田委員へのインタビュー。記者によるコメントもインタビューでの突っ込みも全くなくて、ツイッターで確認したら本人も満足な記事だったようす(「朝日にも誠実な記者がいる」というような内容)。
頻繁に載る批判的な記事だけでなく、上のような記事を2つ(両方とも写真もあるわりと大きな扱い)を載せている。何なんでしょう。これが中立ということ?
映画「永遠のゼロ」の広告には、近年の邦画では必ず見かける「制作委員会」の語句があるが。公式サイトを見ると、朝日新聞社も毎日新聞社もそのメンバーであることがわかる。報道・編集・企画・広告・販売・配達・・・といった部署があるんだろうけど。それらが協力したり牽制したりしながら営業する朝日新聞社なのだ。なんだかため息。