技術立国・水と安全は無料・時間に厳密・ウサギ小屋に住む働きバチ・西洋人には雑音にしか思えない虫の声に情緒を感じる・ごまかし笑い・まじめ・閉鎖的…など。「日本とは」「日本人とは」のイメージには、私が学生だった大昔と基本的にはあまり変わっていないと思う。「まだ」「比較的」、という限定付きですが。国会で証人喚問されている守屋前事務次官の曖昧な表情(単に目が小さいせいか?)と本人にとって都合のいいことなら覚えている証言の様子が、何度も放送された。公務員の天下りの制度改革の行方がどうなるかわからないけど。定年前に多くの官僚が天下りせずに定年まで省庁で働いたら給与総額が莫大になってしまう…なんて無意味な意見だ。外郭団体に天下れば補助金で・企業に天下れば彼らの人件費と交際費を織り込んだ支払いで、結局は税金が負担するのだから。税金が負担するといえば。薬害肝炎の件で、舛添厚労大臣が「総額約1000億円・国民1人あたり1000円の負担で対応できる」みたいなことを、さわやかに(でも目付きは鋭いんですけどね)提案する記者会見の模様も放映された。おいおいおい…。このことがなければ、その1000億は他のこと(他の疾病対策かもしれないし、地震の被災者かもしれないし)に回せたわけだし。つまり、少ないコストで(病状が悪化する前だから)対応する機会を踏みにじった厚労省の役人達は当時必要だったコストと1000億円の差額分の、国損を作ってしまったことになる。1人あたり1000円というのは平均額であって、実際には所得に応じた負担になるのだろうけど。彼らに関しては、生活に困窮していない限りもっと多額の負担を願う。そういうニュースの合間に、消費期限切れの食べ物の表示の偽装が報じられ…。「うちは大丈夫」という企業の中には、購入後すぐに食べない場合(おみやげに使われる場合など)を想定しているから、期限の何日か前の商品も早々に売り場から撤去して廃棄する…という所もあるそうだ。「廃棄」って…。ほんとに捨てるんじゃなくて、従業員が食べたりしてるんだよね? そうじゃなければ、あまりにもったいないじゃないですか。何を隠そう。うちにある消費期限切れの食品は、観察・加熱調理の上食卓に載る率が高いのだ。1日2日なら大丈夫だと思ってますが。「日本人は○○」なんてひとくくりにはできないのが現実だ~、としみじみ。1件あたりがものすごい多額なやりとりやごまかしを長年繰り返す人もいれば、細かなそれをやる人もいる。そして、心配りの故に消費期限内の食品が売り場から撤去されてもいる。いやあ、ほんと。ニュース番組だとテーマの切り替えのタイミングはテレビ任せなので、時に気持ちがついていけず目が回りそうだ。何という世の中になってしまいつつあるんだろうか、とうんざりする。日本社会への信頼感は、私が存命の間に壊滅しそうである。まあ、でもふと思ったりもするんです。いつのまにか、他の国に移住したと思えばいい。昔の、今思えば良いイメージの日本のままだったら、私のようなぼんやりした人間はすぐにだらけて衰えてしまう。観察・洞察を重ね、健康・体力の維持を怠らず、人間関係等も手入れして、「新生活」に前向きに取り組むのがいいのかもしれない。それは、現状をなし崩しに是認するのとは別だと思う。何にせよ、「結末」ではなくて「きっかけ」に転じうるのが、人間の特権ではないだろうか。ばかみたいかもしれないけど、くよくよ・いらいらしていても始まらないし。