トラカリコン!

「虎・借り・コン!」。虎の威を借りた狐。虎の威を借りて吠える狐が私…。虎が何であるかは、本人にもわからない。

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矢部宏治著「日本人はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか」を読んだ方からの、憲法改正についてのコメントをお待ちしています。 コメント受付用記事 のアドレス http://blog.goo.ne.jp/kanra-toriko/e/a08c500525a4ba2e568012c53edbaa6f

「来世」を生きている気分とも言える。

2007-10-31 21:19:13 | 政治や経済
技術立国・水と安全は無料・時間に厳密・ウサギ小屋に住む働きバチ・西洋人には雑音にしか思えない虫の声に情緒を感じる・ごまかし笑い・まじめ・閉鎖的…など。「日本とは」「日本人とは」のイメージには、私が学生だった大昔と基本的にはあまり変わっていないと思う。「まだ」「比較的」、という限定付きですが。国会で証人喚問されている守屋前事務次官の曖昧な表情(単に目が小さいせいか?)と本人にとって都合のいいことなら覚えている証言の様子が、何度も放送された。公務員の天下りの制度改革の行方がどうなるかわからないけど。定年前に多くの官僚が天下りせずに定年まで省庁で働いたら給与総額が莫大になってしまう…なんて無意味な意見だ。外郭団体に天下れば補助金で・企業に天下れば彼らの人件費と交際費を織り込んだ支払いで、結局は税金が負担するのだから。税金が負担するといえば。薬害肝炎の件で、舛添厚労大臣が「総額約1000億円・国民1人あたり1000円の負担で対応できる」みたいなことを、さわやかに(でも目付きは鋭いんですけどね)提案する記者会見の模様も放映された。おいおいおい…。このことがなければ、その1000億は他のこと(他の疾病対策かもしれないし、地震の被災者かもしれないし)に回せたわけだし。つまり、少ないコストで(病状が悪化する前だから)対応する機会を踏みにじった厚労省の役人達は当時必要だったコストと1000億円の差額分の、国損を作ってしまったことになる。1人あたり1000円というのは平均額であって、実際には所得に応じた負担になるのだろうけど。彼らに関しては、生活に困窮していない限りもっと多額の負担を願う。そういうニュースの合間に、消費期限切れの食べ物の表示の偽装が報じられ…。「うちは大丈夫」という企業の中には、購入後すぐに食べない場合(おみやげに使われる場合など)を想定しているから、期限の何日か前の商品も早々に売り場から撤去して廃棄する…という所もあるそうだ。「廃棄」って…。ほんとに捨てるんじゃなくて、従業員が食べたりしてるんだよね? そうじゃなければ、あまりにもったいないじゃないですか。何を隠そう。うちにある消費期限切れの食品は、観察・加熱調理の上食卓に載る率が高いのだ。1日2日なら大丈夫だと思ってますが。「日本人は○○」なんてひとくくりにはできないのが現実だ~、としみじみ。1件あたりがものすごい多額なやりとりやごまかしを長年繰り返す人もいれば、細かなそれをやる人もいる。そして、心配りの故に消費期限内の食品が売り場から撤去されてもいる。いやあ、ほんと。ニュース番組だとテーマの切り替えのタイミングはテレビ任せなので、時に気持ちがついていけず目が回りそうだ。何という世の中になってしまいつつあるんだろうか、とうんざりする。日本社会への信頼感は、私が存命の間に壊滅しそうである。まあ、でもふと思ったりもするんです。いつのまにか、他の国に移住したと思えばいい。昔の、今思えば良いイメージの日本のままだったら、私のようなぼんやりした人間はすぐにだらけて衰えてしまう。観察・洞察を重ね、健康・体力の維持を怠らず、人間関係等も手入れして、「新生活」に前向きに取り組むのがいいのかもしれない。それは、現状をなし崩しに是認するのとは別だと思う。何にせよ、「結末」ではなくて「きっかけ」に転じうるのが、人間の特権ではないだろうか。ばかみたいかもしれないけど、くよくよ・いらいらしていても始まらないし。

本を読んでもわからないのだろうけど。

2007-10-31 21:18:36 | 政治や経済
28日にも、「サンデープロジェクト」をちらっと見た。竹中元大臣が出ていたコーナーだった。小泉前政権で一番腹立たしかったのは。尻すぼみだったことだ。アイデア・企画・とっかかりまでで退いてしまった。「ぶっ壊す」と自称するくらいの大規模な改革は、実施後1年くらいは見届けて更なる改良など施すべきではないだろうか?どう見ても経験不足の安倍政権に委ねても、やっぱり無理そうだと思えば(思うきっかけは何度もあったろうに…)ちゃんと支えるのが責任を持つということだ。「道路公団の改革って、あれ、どうよ?」という明確な不安があるうちに手をひくなんてさ…。それとも、安倍さんはすごく有能だからできる…という確信があったのかな?ちょっと…。政治や改革や社会というものを甘く見過ぎではないだろうか? それとも、日本に愛想を尽かしてしまったのかな。竹中元大臣といえば。それどころか、国会議員まで辞めてしまった人物である。今さらそんな人の話を聞く必要はないのかもしれないが。それでも見てしまったのは。安倍前首相と話し方がそっくりだったからだ。いやー…。あの二人が話し合う場面に居合わせたら、私ならずらかります。甲高い早口で1文が長く。質問に答えず前の発言を繰り返す。「<主旨>名目成長率(だったかな?)は5(だったかな?)%いってますよ。一番悪いドイツさえ3%なんだから、日本の2(だったかな?)%は可能のはずなんです」「どういう政策をとれば良かったんですか(「どういう失敗をしたんですか?」だったかも)?」「<主旨>名目成長率(だったかな?)は5(だったかな?)%いってますよ。一番悪いドイツさえ3%なんだから、日本の2(だったかな?)%は可能のはずなんです」なんで答えてくれないんだよ…。他の先進(だったかな?)国が5%なら日本も、というのは経済学に詳しい人なら同意できる理屈なのか? ドイツが3%なら日本は0%っていうのもあり得ないのか?学生時代に学校やら世の中でよく言われていたのは、日本の貯蓄率の高さである。それは、何より先行きの不安やイベントに備えるためであって日本人の慎重な性格の一例でもある…ということだった。あれってもう覆されたのか? そうだとしても。他の要因(財政や経済の状況など)がぴたりと一致したとしても、伝統や経験で貯蓄率や物価などの推移は国によって異なる、というのはすごく信じられるんですが。アメリカがどうだろうがドイツがどうだろうが、「日本の経済指標も同様の動きをとって然るべき」って、受け入れ難い。わかるように説明してほしかったよ~。いや。あんなきんきん声でまくし立てられたら、最後まで聞けなかったかもしれないけどさ…。有名私立大学教授もああなんだから、前首相の話法はお坊ちゃん育ち故(話し方が明確だったり感じ良かったりしなくても、周囲がさっさと内容を察して対応)か?というのは的外れな推測だったかな。反省。発言をちゃんと理解するためには、竹中元大臣の著作を読む必要がある…読んでわかるかどうかは未確認ですが。図書館で借りるにしても、手間ひまがかかるわねえ。そして、早くても再来年までは、他に読むべき本があるのだった。でも、納得できないまま1年以上放置するのも気持ち悪いかなあ…。

「相棒」開始

2007-10-27 00:18:44 | テレビのドラマやCM
裁判員制度がテーマだった、初回2時間スペシャル。裁判員・裁判官・マスコミ・被告の関係者…などの動きが描かれていて、「ああ、ほんとこういうことになりそうだな」という言動が満載。前に考えたことがあってこのブログ(9/13のはず。Blog数が増えてきたので、何をどう書いたかという記憶が怪しくなってくる~)に書いたけど。今回の「相棒」においては、判事の考えがとても近かった。どの立場から見ても、裁判員制度に否定的な結論しか出なさそうな展開だったと思うんだけど…。右京さんが最後の最後に肯定的な(=希望にあふれた)コメントを発表していました。博学で冷静で賢明な右京さんがおっしゃるなら私も心を入れ替えましょう…か? いや。やっぱり無理そうですが。「ああ、ほんとこういうことになりそうだな」…を箇条書き。裁判員達は世論(ニュース番組でチェック)に合わせて結論を出す。裁判員達の人相などは、法廷内にいる人達には知られてしまう。判事達は裁判員達との会議をリードできない・または・リードするのに時間がかかる。原告の関係者やマスコミが裁判所に張り込む(裁判員と接触するため)。…他にもあったと思うけど、夜遅いからもうやめとく。出てこなかったけど、ドラマを見ながらしみじみ思ったことが1つ。裁判員の守秘義務は、家族にも? ううう…。現実には、夫婦の亀裂とか呼ばないだろうか? そして配偶者が口の軽い人だったら~? 「おしゃべりで、しょうがないなー」程度で済んでいた短所が、ものすごい重いことになるんでしょうか?

じっくり考えないとわからないことをとりあえすメモ。

2007-10-25 19:02:15 | その他ニュース関連
<<<ある集団のメンバーが奇妙な価値観を共有し、瞬間的なあるいは長期的な殺人を行なう…という過程>>>信者の1人を、「教団」がリンチして殺した件。怪しい薬を飲んでたとか・長時間密室にいたとか…の、判断力を低下させられるような環境にあった? それとも、何年もかけて価値観や理知が変質していったのだろうか?いずれにせよ、少なくとも日本では繰り返されてきたパターン。厚労省が、薬害肝炎の重要なリストを放置していた件。当時の責任者の1人で、今は外郭団体勤務のおじさんが、インタビューに答えていた。該当医療機関の一覧を載せた広告を出したりして、最善を尽くしたのだが、と言っていた。患者さん達はなぜそれに反応して検査に行かなかったのか?と不思議そうであった。この薬害をできるだけ軽くするためにいくつかの手段があった。広報活動はもちろんだが、いわば毒薬を投与された人達何百名分かの一覧が手中にあるなら迅速な治療に持ち込むのは効果的な手段だった。いや。効果的云々の前にまず、見殺しにしたくないだろうに?このリストが回覧や検討されたかどうかは私にはわからないが。少なくとも、データを提供した企業とデータを集約した担当者はいる。複数が関わり、誰も動かなかった?いずれにせよ。これも、日本で、そして厚労省で、繰り返されてきたパターン。………いや、ほんとに、奇妙な反応を示す人達はいるものである。それぞれ、どこかが麻痺している。そして、彼らなりの価値観に基づいた説明を持っている。こちらの反論を言葉としては理解できるのだろうが、彼らの心は動かない。彼らは、自分達の感覚が通用するゾーンで生きている。そういうゾーンはある、と私にも想像はつく。だけど。何度も起きたことだし、人数もある程度まとまっているのだから、彼らを調査して行動原理だの性格の類似性だのを解明するべきではないだろうか?ただし。「リンチに関わった信者達」と「リストを放置していた会社員と公務員」ではない人々は断絶しているわけではなくて、グラデーション状につながっているのだろう。敢えて境界線を引く・守る…という意欲が欠けているうちは、また繰り返されると思って間違いないのだろう。

偶然見たのも何かの縁。で、メモ。

2007-10-23 00:18:19 | 政治や経済
昨夜、「ニュース23」をところどころ見た。新潟の地震の被災者達の仮設住宅街を、イスラム教徒のボランティアが回る光景。チャイなどを振る舞い、荷物を配り…(撮影者はあの長井さんだった)。どの国の人なのかはわからなかったが、「イスラム(25日。「アラブ人」と書いてあったのを、「イスラム」に訂正。この言葉だったような気がしてきたので)=過激派、ではない。それをわかってほしい」と語るおじさんがいた。まず感じたのは。いがみ合いたい人は、そういう人達同士でいがみ合い続ければいい、ということ。でも、そうしたくない人間達を巻き込まないでいただきたい。その続きを考え始めると、乏しい知識と貧しい思考回路がまた別のことを、いろいろ…。頭に思い浮かべさせるんですけどね…。世の中ってほんとにややこしい。小さい子供が無邪気に平和を唱えるのと、世の中や人間(自分自身を含む)の複雑さや弱さを少しは知っている大人が和平を誓うのとは、信念や責任の重さがまるで違う。それをこんなふうに実感できる年齢まで生き延びられことが、まずありがたい。もっと年を取ったら、また何か別のことでありがたく思えるのかな? そんなネタはまだ残っているのだろうか?(26日に再送信。「下書き」のままであることに気付いたので。23日に送信→25日に1語句訂正-2段落め-→この時、再送信をしていなかったらしい)(更に更に。「Blog日時」を「26日」に上書きしてしまったので、文中の放送日がおかしなことに…。それで、「23日」に上書きして送信します。全く~。私ってば何をしてるのやら…)