「相棒」
2時間もの(スピンオフではない映画含む)にはがっかりする率が1時間版よりずっと高いですが。今回は私は好きでした。お隣りの係の長身と髭の二人組(せりふは1回しか聞いていない)に至るまで、見ているのが嬉しかったなあ。
(先程テレビニュースで見かけたが、警視庁に「特命」で始まる新しい部署ができたとか。関係はないのだろうけど)
ところで、今回は何か画面が違うと思ったら、編集方法を変えたそうだ。テレビ朝日のサイトは見ていないけど、アップルのサイトに詳しく載っていた。→http://www.apple.com/jp/pro/profiles/aibo/index.html
半年、来年の3月まで?
「不毛地帯」
唐沢寿明が世界に1人しかいないのが残念だ。2人いればうち1人は芸人になってほしい。それはともかく。
ひたすらシリアスなドラマなのにおもしろいっていうのは何なんだ。それを知るためにもしっかり見ておきたい。
12月に終わるのかな?
「小公女セィラ」
志田未来さんへの期待が高くて一応見た。次回も見るだろう。先クールまでドラマはほとんど見ていなかった自分が、こういうのを望んでいたとは思えないのだけど。樋口加奈子や斉藤由貴や大和田(兄)やその妻役(よく見かけるけど名前は知らない役者さんは多いが、そのお一人です)までばっちりだから? 見ていてほっとするのだ。こき使われている少年も良かったなあ。「この子、現実にもこんなにしおれた境遇なの?」と錯覚しそうな雰囲気で。近頃ああいうきれいな若い男の子がドラマに大増殖していてうんざりだったけど。ああいうドラマを壊さない演者は必要不可欠な人材。
これも12月、クリスマスを舞台に終わる?
「交渉人」
これは次の木曜日から開始。
スペシャルは見ていない。前シリーズは7割くらい見た。音楽(「黄金魂」?)から食事光景まではまっている感じで嬉しかったが。途中から離れてしまった。好きな出演者ばかりだったというのに。
囚人への面会を繰り返す設定に不安を覚えた。たぶん、トマス・ハリスの影響だと思うけど、雑誌記者とか警官が同様の振る舞いをするドラマはたまにある(「相棒」でも。亀山夫妻の学生時代の友達で検事になったが連続殺人犯になった生瀬が活躍するシリーズがあった)。見そびれたドラマが大半なのだが、クラリスとハンニバルを超えるものを作るのは困難だろうに。この作品も、やはり超えられなかったと私は思う。終盤の事件に直接絡ませずに、世の中や警察の善悪の基準を相対化させるような、「怖い」囚人としてとりあえず存在させれられなかったのかなあ。米倉涼子に対する婦警達の冷めた態度の方が、ずっと刺激的だったよ。まあ、素人が云々しても好みを述べる程度の意味しかないですが。
前回より熟成していますように。顔ぶれ的に、期待しないのがもったいないので、見ますとも。
前回に同じく、他より早めに終わるかな?
ドラマがスポンサーに縛られているようなのがどんどん気になっている。
ビートたけしと松本仁志が、昔の方が良かったって言われるけど、縛りがきつくなった(誰からのものかは私にはわからない)からしんどいんだ、というような会話をしているのを見たけど(唐沢寿明には障害になっていないようですけどね)。お笑い番組よりはドラマを見る機会が多い私にとっては、ドラマに対するスポンサー関係の縛りの方は感じる。
警察や政治家が相手だと現実の事件を設定にするのまではあるけど、企業相手だと現実の事件はむしろ避けられることが多そうだ(「相棒」には家電の誤作動による火災発生を扱った話があって、そういうところも骨太なドラマだと思わせるのだが)。
麻生政権時代に、トヨタ会長が報道に怒ってテレビCMを減らそうかと述べた、という話が流れたが。昔、「太陽に吠えろ!」では、犯人役の自動車はスポンサーのライバルメーカーの製品を使うように指定がされている、と読んだことがある。ああいうのが脈々と、もっと厳しく反映された脚本しか書けないのか?
もしスポンサーによる規制がきついなら、現実離れしたドラマしか作れない。私はそういうのは見ないタイプなので、ますますドラマ離れするだけだが。例えば「ハケンの品格」で書類のホチキス止め競争とかいうのに心底うんざりしてしまう(2話めから見ていないので人から聞いた逸話なのだが)。それを楽しく見ていた友達もいることだし、まあ、好きずきだ。
とはいえ。先祖代々の時代にお笑いとかお芝居が果たしてきた役割を思うと、ちょっとなあ・・・。衰退の始まりかもという気がする。ここは旧ソ連か? マイナーな映画とか小さなお芝居とかならまだ大丈夫かな。そういうのは鑑賞コストがテレビより高い、というのを受け入れる気持ちは自分にあるのか? やっぱりお金は必要だなあ。