トラカリコン!

「虎・借り・コン!」。虎の威を借りた狐。虎の威を借りて吠える狐が私…。虎が何であるかは、本人にもわからない。

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2010年10月開始のドラマ+スペシャルドラマ

2010-10-24 14:34:26 | テレビのドラマやCM
9月末まで「ゲゲゲの女房」しか見ていなかった。ドラマ離れも甚だしい私。いや、もともとあまり見ない方です。

でも、10月からの「相棒」は別腹だあ。初回やスペシャル編ではミリタリーな導入が、通常では女性作家が登場する事件が、多い。そんなのずっと前からわかっているが、それでも今回も飽きず。理由は自分でもわからない。

「モリのアサガオ」。昔、ついに好きになれなかった絵柄のマンガ「きらきらひかる」を読み続けていた時期があったが、原作のマンガの作者がこの郷田マモラさんでしたか。話や作者が伝えたいことにぐいぐいひっぱられてしまう。出演者も豪華だわ~。しかし、なんだかぎこちない場面が多い。テレビ東京はドラマ制作の経験が少なくて慣れてないのか? 演出が私の好みじゃないとか? 制作費が少ないから撮り直しがあまりできないとか? いろいろ想像してみる。しかし、「見届けたい欲」が勝るので、そのあたりを気にしないで続きを見るんだ。

「てのひらのメモ」。この役は板谷由夏がベスト、と放映前から思った。何より、声、話し方。耳を傾けずにはいられない声である上に、自分の内を確認しながら語っているような(最近、美少年や美青年の俳優が大量に見受けられるが。声が印象的でなければ、私には覚えられない)。対する田中好子も、裁判員になったこの女性が歳月を丁寧に重ねる人間であるのをちゃんと伝える演技(こういうお母さんだからこそ息子はあのせりふに衝撃を受けたんだよね・・・。「お袋がまたいい加減なこと言ってるなあ」では済まない)。他出演者の演技もじっくり堪能。NHKのドラマ、とても贅沢。

有名人のコメントに違和感

2010-10-24 14:34:00 | その他ニュース関連
17日の「サンデーフロントライン」で、姜尚中さんがチリの落盤事故について、「ハッピーエンド」を連発していた。ハッピーともエンドとも思えないけど、と即感じた。
全員が救出され映画化などで莫大な収入が見込まれている状況を彼はそう評したようだが。プライバシーが世界中に流され、心身共に後遺症が予想され、鉱山の他の同僚の生活が心配される。これから2次災害が始まるのだ。本人達は、可能なら、あの事故に遭わない人生を選びたかったのでは。・・・ま、姜尚中さんはこの救出劇という「ニュース」への関心度が低かった(週のランキングで1位にあげる人が多い中、彼は6位にしたという)というから。反射神経のコメントだったかもなあ。それとも、人間としてのタフ(姜尚中さん)・やわ(私)の差の現われなのかも。

よそのお宅で「週刊朝日」を短時間読む。堀江貴文さんがお相撲について書いていた。裸に近い姿の男達がシンプルな作りの土俵で闘う(という主旨だったと思う。表現は違ったけど、ちゃんと思い出すことはできないので)という相撲が、朝青龍叩きで言われたような品位などと結びつけられるのがそもそもおかしい、というような。
私は、相撲はスポーツや格闘技とは一緒にできないと思うんだけどな・・・。自分の親にも名前があることさえわかっていなかったような幼い頃の印象がそのまま残っているだけですが。相撲ごっこや紙相撲で力士の名前をとっさにつくるにあたり、「なんとかの山」とか「なんとかの川」しか浮かばなかった。相撲中継を見ている大人達のそばで過ごした程度の関わり方だったし。力士は人であって人にあらず。日本の山河の化身、そして日本においては山河に神などを感じる文化もある。

「サンデーフロントライン」も週刊誌もあまりみない生活だが。みれば、こんなふうにぶつぶつ考える時間が増えるんだろうか。生産的でない。22日の「美の壷」で姜尚中さんを見て思い出し、この記事を書いてしまった。ひとごとではありますが、学者にしろ芸能人にしろ、消費される人々ばかりが増えているようで嫌な感じ。

相次ぐお別れ

2010-10-24 14:33:38 | その他ニュース関連
異常にきつい気候の夏の終わりが見え始めた頃。谷啓、小林桂樹、池内淳子、そして身内・・・と訃報が相次いだ。私にとって、みていてあたりまえの方々がどんどん減っていくのを確認し続ける思い。オレンジ色の中央線車両も去ってしまった。もうこれ以上見送りたくないが、それは無理なことなんだなあ。

ううう・・・。芸能人のうち、せめてあの人やこの人などだけでも、サイボーグか精巧なアンドロイドとして永遠に活動し続けてもらいたいよ、などと。考えそうになります。

リニヤ新幹線

2010-10-24 14:33:17 | その他ニュース関連
インターネットなど通信手段が高度化しても、結局、人や物の移動には置き換えられないんだなあ。農家という個人と一般家庭という個人との間で、ネットで受注発注・宅配便で発送受領という形態も生まれたし。

社会をまあ支えられる利益をa、売り上げをx、費用をyとすれば。xーy=aという式において、aは不本意ながらほぼ定数であり続け、xとyはどんどん膨らませるべく頑張ることができる。それが経済的発展というものなのかしら。
そして、yが、実は自然環境(二酸化炭素は会計に取り入れられるようになったが)や発展途上国(自然資源の利用について、先進国は先週ばりばり責められたことだろう)に付け替えられているのだが。そしてxだってaだって貿易で外国と付け替えし合う時代になっているのだが。それを自覚して式を修正するか・それを否定して式を使い続けるか、そういう選択が為されないまま何十年・・・。そんなことはない?

リニヤ新幹線で列島全体の移動時間が縮んでも。人口密度がすかすかになっていればどうなんでしょう。あるいは、めっきり少なくなった人々が、首都圏に集中していたりして(だって、今時の高齢者には東京郊外どころか都心にマンションというのが良し、という潮流があるのでしょう?)。観光客など外国人の利用が見込まれるから、いいか。その時、日本は地域ごとに文化の独自性も感じられ、厚くて多彩な、つまり豊かな文化を持つ国なのだなあ、と思ってもらえるように。つまり、もともと狭い国土の行き来をよくしたばかりに文化が一元化しちまった・・・なんてことにならないように。祈ります。
リニヤ新幹線が大阪に達する頃、私もまだ車椅子などはなしに利用できる年齢のはずだが。その先の移り変わりを見届けられるほどには生きられないだろう。その先が長い世代の人達はどのような日本をデザインするつもりなのだろうか。

試行錯誤する権利

2010-10-24 14:32:51 | その他ニュース関連
中国人にはそれが少ないのか? 尖閣諸島も一党独裁もノーベル平和賞騒ぎも、改めてそう感じさせる。
国全体にあてはめられるべき価値体系のようなものがあって、それを前提に行動する。そういうのは、もしかしてキリスト教が天文学さえ抑えていたかつての欧州の姿でもあるのかも(私にはそのあたりの知識も不足しているが)。価値体系そのものを各自が、試行錯誤するはめになるだろうが、模索する。その権利が互いにあることを認め合いながら模索する。それがなくなれば、少なくとも長期的には、社会が停滞すると思うんですが。

・・・って中国だけのことではないかも。
就職活動を意識しながら大学生活を始めなければならない日本の大学生ってどうなんだろう? 試行錯誤どころか、就職(就職活動や入社後など)をシミュレーションしながら実質的にとても短い「学生」生活を余儀なくされる、今の日本の大学生。学問や大人の始まりとしての試行錯誤なんかしていたら、就労予備軍としてのオーディション活動に乗り遅れてしまうのでは? そういう焦りを持ち続けるのが本人のためなのかもしれないけどさ(今春大学入学した子を持つ親に、就職活動の厳しさを力説してしまったところだ~)。
私の学生時代は(どんどん年寄りの慣用句が身についていく)、4年制大学なら試行錯誤するゆとりがある、という感覚がもっとあったと思うんだけど。そんなことを現役の大学生に言ったら、そりゃあ恵まれたいい時代でしたね、と軽蔑のまなざしを投げられるんだろう。ごもっとも。

中国の話に戻れば。「動いているのは地球の方だ」と少数派な意見を言うと、店を壊すような刑務所に入れられるような暴力にさらされるかも、怖・・・。そういう印象でいいのかね? そうじゃない中国人もいるだろうに、発言しにくいだろうなあ。うわー。ノーベル平和賞を受賞したがナチの強制収容所に入れられあげくに病死したジャーナリストがドイツにいたっけ。
多数派から外れたらこの始末、という「みせしめ」がちりばめられた社会(日本の話にも戻しています)。