【“走”に関する漢字】
391-2
走
象形。両手を振って走る人の形。
上半身は“大”に似ているが、片手は斜めに上げ、
もう片手は斜めに下げ、頭を少し前に傾けて走っている形。 =“夭(わかい)”の形。
下半身は、“止(趾~あしあと=行く・進むの意味)”で、走る事を強調している。
奔は、夭 と 歮(ジュウ) とを組み合わせた形。
歮は、止が三つで、“走”よりもなお早く走る事をいう。
∴合わせて「奔走」
550-3
赴
形声。音符は、卜(ボク)。
死去した時、
春秋では:使者を走らせて、事を告げる=訃告
金文では:使者を走らせ訃告すること =告
遠くに知らせる時に訃告ということから、
しらせ(訃)に『おもむく(赴く)』こと ⇒ 赴
「おもむく、ゆく、むかう」の意味。
<蜻蛉解釈>
天から占い(卜)のお告げが下るように、突然にしらせが来ること。その報せを受けて出向くことか?
095-2
起(本来は、己は巳に)
形声。元の字は、起。音符は、巳。
巳は、蛇の形。走は、はしる=行くの意味。
蛇が頭を擡げて進むこと ⇒ 起 起
蛇のその姿勢が、人が立ち上がり何かを始める時の姿勢に似ている。
「たつ、おきる、おこす」の意味
026-2
越
形声。音符は戉(エツ、まさかり)。戉は、鉞の元の字。
困難な場所を越える時に、戉を呪器として使うことがあったのであろう。
鉞の呪力を身に受けて行くこと ⇒ 越
「こえる、こす」の意味。
451-1
超
形声。音符は、召。
▲白川先生説明不足なもので、仕方ありません。
<蜻蛉的考察>
召されて来た神霊が進んで行かれるさま ⇒ 超
「こえる、こす」の意味
277-2
趣
趣には、早く赴く=「おもむく(=向かう)、おもむき」の意味。「とる」の意味にも ▲ 説明不足
<蜻蛉解釈>
“取”は、軍功の印に敵方捕虜の耳を切り取り、手(又)にする形。
↓一般に
「とる」の意味に
敵による軍功頂戴しに出向くこと ⇒ 趣
473-2
徒
形声。金文によると、元は、(土+辵・辶:辻[十→土]の感じ)。
音符は、土。
元は、辵に従う字であったが、辵の部分が形を変えて“徒”になった。
“土”は“社(やしろ)”の元の字であるから、
社に道し属するもののこと ⇒ 徒
「仲間、くみ、人々」の意味
<文字の構成>
徒:辵+土
從:辵+从 ←これに似ている
●確かによく似ている
最後までお読み下さり、ありがとうございました。
出来ますれば、コメントなぞを書き添えて下されば、幸いです。
敬白
391-2
走
象形。両手を振って走る人の形。
上半身は“大”に似ているが、片手は斜めに上げ、
もう片手は斜めに下げ、頭を少し前に傾けて走っている形。 =“夭(わかい)”の形。
下半身は、“止(趾~あしあと=行く・進むの意味)”で、走る事を強調している。
奔は、夭 と 歮(ジュウ) とを組み合わせた形。
歮は、止が三つで、“走”よりもなお早く走る事をいう。
∴合わせて「奔走」
550-3
赴
形声。音符は、卜(ボク)。
死去した時、
春秋では:使者を走らせて、事を告げる=訃告
金文では:使者を走らせ訃告すること =告
遠くに知らせる時に訃告ということから、
しらせ(訃)に『おもむく(赴く)』こと ⇒ 赴
「おもむく、ゆく、むかう」の意味。
<蜻蛉解釈>
天から占い(卜)のお告げが下るように、突然にしらせが来ること。その報せを受けて出向くことか?
095-2
起(本来は、己は巳に)
形声。元の字は、起。音符は、巳。
巳は、蛇の形。走は、はしる=行くの意味。
蛇が頭を擡げて進むこと ⇒ 起 起
蛇のその姿勢が、人が立ち上がり何かを始める時の姿勢に似ている。
「たつ、おきる、おこす」の意味
026-2
越
形声。音符は戉(エツ、まさかり)。戉は、鉞の元の字。
困難な場所を越える時に、戉を呪器として使うことがあったのであろう。
鉞の呪力を身に受けて行くこと ⇒ 越
「こえる、こす」の意味。
451-1
超
形声。音符は、召。
▲白川先生説明不足なもので、仕方ありません。
<蜻蛉的考察>
召されて来た神霊が進んで行かれるさま ⇒ 超
「こえる、こす」の意味
277-2
趣
趣には、早く赴く=「おもむく(=向かう)、おもむき」の意味。「とる」の意味にも ▲ 説明不足
<蜻蛉解釈>
“取”は、軍功の印に敵方捕虜の耳を切り取り、手(又)にする形。
↓一般に
「とる」の意味に
敵による軍功頂戴しに出向くこと ⇒ 趣
473-2
徒
形声。金文によると、元は、(土+辵・辶:辻[十→土]の感じ)。
音符は、土。
元は、辵に従う字であったが、辵の部分が形を変えて“徒”になった。
“土”は“社(やしろ)”の元の字であるから、
社に道し属するもののこと ⇒ 徒
「仲間、くみ、人々」の意味
<文字の構成>
徒:辵+土
從:辵+从 ←これに似ている
●確かによく似ている
最後までお読み下さり、ありがとうございました。
出来ますれば、コメントなぞを書き添えて下されば、幸いです。
敬白