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平成の大横綱、貴乃花角界を去る!

2018年09月26日 03時00分20秒 | 日記
相撲は古からの神儀であるという教えを受けた貴乃花は実に立派な土俵での立ち姿を誇っていました。突っ掛けなどという自分が有利に立ち合うことを一番嫌っていた相撲取りでした。土俵上で対戦相手に対し汚い行為をした時は、土俵入りに使用する太刀で自害をする覚悟を持っていた横綱でした。対戦相手が足に怪我をしているとわかった時は、足技を封印し、がっぷりと四つに組んでの寄り切りを狙っていたのを懐かしく思い出しました。頑固で一徹な相撲取りでもありました。私の一番大好きな横綱です。

そんな貴乃花を煙たく思う相撲協会役員からのパワハラに似た圧力には相当悩んでいたのでしょう。昨日年寄引退願いを相撲協会に提出しました。引退理由のひとつに一門に所属しないと相撲部屋を維持できなくなるという圧力を挙げています。

さて相撲協会広報部長は7月の理事会で、全親方が協会内に5つある一門のいずれかに所属するようにすると決定したことは事実であると発表した。

 これは一門に対して支給する運営補助金を無所属の親方に支給すると「透明化が難しくなる」という理由からとした。また組織ガバナンスの一翼を一門に担ってもらうために、「協会と各部屋をつなぐ機関」と位置づけ、協会全体のガバナンス強化につなげる意図があったとした。

 9月27日に開かれる理事会の時点で、所属一門が未定の親方がいた場合は、その日の理事会で協議する予定だったとした。その際の対応としては、「もう一度、期間をとって一門への所属を調整するというものであった」とした。

これは後付けの説明と思われます。27日までに貴乃花にどちらの一門に所属するのかも聞こうともせず、どの一門に入りたいのかも確認していないのです。そのような状況で未定の親方がいた場合は当日協議するなんてできようはずがありません。最初から貴乃花は一門から閉め出すことを前提に協議するつもりだったのでは?という疑義が浮かびあがるのです。ですから引退するのは歓迎だったのではないでしょうか?

貴乃花親方が提出した「引退届」については、正確には「退職届」が必要だとして受理していないとも広報部長は説明しています。いずれにしても、協会からの退職を希望する場合は退職届を提出してもらう必要があるとも説明しています。所属力士らの千賀ノ浦部屋への転属願いについても、千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)の署名・捺印がなかったとして、書類に不備があることから受理していないと説明。

上記の協会への退職届を出せば受理するのでしょうか?転属願いについても千賀ノ浦親方の署名・捺印がなかったから受理していないそうですが、署名・捺印があれば認めるということでしょうか?これらのコメントの冷たさに驚くばかりです。やはり貴乃花退職を歓迎しているのでは?と協会の本心が透けて見えます。

本来ならば嘘でもいいから「貴乃花関は相撲界にとって功労者でもあり、引退を踏みとどまるよう説得をするつもりです。立派な指導者が角界から消えてしまうのは我々にとって大きな損失です。協会幹部一丸となって説得します。今回の引退声明は寝耳に水です。本当に驚いています。」などとコメントすれば相撲協会の味方が増えたかも?でももう遅いですね。


一相撲ファンとしては貴乃花部屋が存続して欲しいと心より願っています。弟子たちの将来を考えて決断した貴乃花関の心境を思うと眠れなくなり、起き出してブログアップしました。