福島の誇れるものとは?

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除染作業のほころび?

2013年09月30日 19時50分59秒 | 日記
実家でも除染が開始されることになりました。実家を町の係員が計測したら玄関0.4、勝手口0.5、庭が1.1マイクロシーベルトあったそうです。

実家の庭にある植物の廃棄などを町の担当者と事前に取り決めをして10月から除染開始することになります。一方、既に除染が完了した近所の家人から突然除染業者が来なくなって、廃棄物も移動するはずがそのままになっていたという話を耳にしました。

どうやらその下請け除染業者がエスケープ(?)したため、数日後他の業者がやり残しの除染をしたそうです。何故下請け業者が逃げ出したのか、町は教えてくれないとこぼしていました。除染作業に携わる業者がたけのこのように参入しているのですから、このような事象も発生するのでしょう。いい加減な業者も多いのです。

ところで実家の町は町内に仮置き場を確保していますので、自宅内に除染した土壌、ゴミを保管することがないそうです。確かに周辺でブルーシートを見かけなかったようです。

チェルノブイリ原発事故では周辺土壌を20センチ深さまで除去することにしたはずです。一方福島では表層から5~10センチ深さを除去すれば良いとしているのです(間違えたらスミマセン)。事故後2年半以上も経過しているのですからセシウムは土壌奥深く浸透しているのです。深く掘ったら廃棄処分する土壌量も増加するので最初の取り決め通り表層剥離作業を遵守しているようです(あくまで推定です)。

遅きに失した除染ですが、年間1ミリシーベルトの放射線量基準を超えないために、除染後0.23マイクロシーベルト/時間まで下がれば良しとしましょう。行政も0.23という数字目標に達しなければな何度も除染をするという契約を除染元請け業者と結ぶべきでしょう。

除染元請け業者は一流企業ばかりですか、下請け業者は2次下請けまであると聞きました。除染をする作業者の人手不足もあり、早く除染に取り掛かりたい行政は元請け業者の言うなりです。期待するほうが無理ですね。

今日の新聞折込みの求人情報誌にも除染作業員25名急募!や復興作業員募集の広告ばかりが目につきました。20数社の除染作業員募集広告です。作業員が不足している証拠でしょう。


福島市立第四小学校内の再除染現場です。ホットスポットが発見されたのでしょうか?一度除染が終了しても再度除染をしている場所を最近良く見かけます。小学校などは優先的に再除染しているようです。

石原環境大臣は医療専門家なの?

2013年09月29日 21時36分07秒 | 日記
私も県内の小児甲状腺ガン増加が原発事故の被ばくの影響ではないと信じたいのです。でも専門家でもないので影響はないと断定はできないのです。ところが石原環境相は「影響はない」と説く福島県立医科大学鈴木教授を全面支持するとのコメントを発表しました。その件を毎日新聞は次のように報道しています。


石原環境相:県立医大視察 県内甲状腺がん症例、「被ばく影響なし」全面支持 /福島
毎日新聞 2013年09月29日 地方版

 石原伸晃環境相は28日午前、自ら率いる自民党の派閥「近未来研究会」の国会議員8人と福島市の県立医大を視察。県内の甲状腺がんの症例が原発事故の被ばくの影響ではないと説く大学関係者の見解に特段の議論もせず、1時間ほどで学窓を後にした。

 一行は前夜、前派閥会長の山崎拓元衆院議員を講師に飯坂温泉で研修会を開き、その帰りに医大に立ち寄った。

 今年7月までに県内44人の子どもにがんの症例またはその疑いが出た甲状腺検査について鈴木真一教授が「超音波検査は性能が良く、通常は見つからない15ミリの腫瘍(しゅよう)も見つかるため」と説明。さらに「被ばくによるがんは小さな子どもに多いが思春期以降の子にも分布しているため被ばくの影響はない」と断定した。

 鬼木誠衆院議員が「他県に比べ異常な数値は出ていないのか」と問い、鈴木教授は「他県も同じような割合だ」と応じた。

 被ばくの影響は「近未来」にならないと断定できないという見方もあるが、石原環境相は教授らとの雑談で「(異論を唱える人には)説明してもわかんないから不思議だ」と「影響なし」を全面支持する見方を示した。【深津誠】

ところで甲状腺治療の専門家である長野県松本市長、菅谷昭氏(ベラルーシで小児甲状腺がんの外科医療を中心に、医療活動を5年半行った)はこの鈴木眞一教授をこのように批判しているのです

「鈴木氏は子供の甲状腺がんが増加している件で原発事故と関係ないと主張し、チェルノブイリで小児甲状腺がんが出始めたのは4、5年後であり、こんなに早く出るはずがない。もともとあったがんが見つかったと言っています。しかし、チェルノブイリ原発事故後、早い時期から発症しているのは事実なのです。4、5年後というのは出始めたのではなく急増し始めた時期なのです。私はこのデータをいろいろな新聞、雑誌に取材記事と併せて公表していましたが、それを彼は知らなかったのでしょうか。被ばくとは関係がないなど断定はできないのです。原因はわからないと話すべきだと思います。」

政府や役人は専門家だと信じてあらゆる対策の責任者を、チェルノブイリ原発事故に関連するさまざまな事象をよく知らない人に任せているからこういう事態になるのですとも菅谷市長は発言しています。

石原氏は甲状腺治療の専門家である菅谷氏を異論を唱える人々の範疇に加えようとしているのでしょうか?第一原発をオウム真理教の第一サティアンなどと発言した愚かな人間(石原氏)の鈴木氏支持など誰も信用していないはずです。

菅谷 昭氏の著書「原発事故と甲状腺がん」を一読するよう石原氏にお薦めしたいと思います。


秋晴れの中のノルデックウォーキング2日目

2013年09月29日 19時11分55秒 | 日記
日曜日も秋晴れですので昨日に引き続き、歩行距離を延長してのノルデックウォーキングを実践しました。あづま運動公園の銀杏並木通りもまだ色づいておりませんでした。公園内の除染も来月にはほぼ予定通り完了するそうです。

本日のあづま運動公園内の放射線量は0.2マイクロシーベルトです。除染の効果があったようです。さてふくらはぎの筋肉とストックを持つ両腕の筋肉が張っていると実感しましたので1時間半でウォーキングを終了しました。


公園内は広いのですが、起伏は少ないので除染作業も早かったようです。

芝生の張替えが必要です。

太め解消にはまだまだ修行が足りないようです。

来月後半には黄葉が見頃だと思います。

銀杏の実がいっぱいです。銀杏を見ているとビールが飲みたくなり早々に退散しました。

秋晴れの中のノルデックウォーキング

2013年09月28日 18時30分44秒 | 日記
今朝の最低気温は11度でした。もう朝方は毛布が手放せません。朝から空は晴れ渡り、昼には最高気温が24度となりました。

久しぶりにあづま運動公園でのノルデックウォーキングを13時から実践しました。半袖で十分でしたが、湿度が低いせいか木陰では肌寒さを覚えました。もう直ぐ10月です。あっという間に紅葉の季節を福島は迎えようとしています。

10月には吾妻スカイライン経由で吾妻小富士に登ってみようと思っています。


子供たちがサイクリングコースで沢山遊んでいました。

少し黄葉してきたのでしょうか?

ウォーキングコースを独占して歩きました。

小出京大助教授の再提言

2013年09月26日 12時36分37秒 | 日記
「海に流れた放射性物質は海流に乗って世界中に拡散します。実際、福島から海へ流れ出た放射性物質は米国西海岸まで届いていますし、海はつながっているので、いずれ大西洋にも広がります。したがって海産物の汚染は避けられません。

 さらに汚染された海水は太陽に照らされて蒸発して雲になり、雨になって降り注いで土壌を汚染します。その影響は動植物全般に及び、農作物や畜産物も汚染されます。そうした海産物や農作物、畜産物を口にした人間は当然、内部被曝します」(小出さん、以下「」内同じ)

 現在、福島は除染作業が進んでおらず、避難者が再び福島に戻れる日が来るのかさえ、一向にわからない状況だ。

「あえて言いますが、避難者は福島に戻るべきではなく、県内に帰還した人たちも、少しでも汚染の少ない地域へ逃げるべきだと私は思います。国は原則立ち入り禁止の『警戒区域』を今年5月に解除するなど、福島に住民を戻すことを想定し始めていますが、この方針は深刻な問題を孕んでいます」

 小出さんが最も危惧するのは汚染水の子どもへの影響だ。

「子どもたちの被曝の危険度は、大人に比べて4倍あります。私は今回の原発事故の影響で、がんや白血病になる人が子どもを中心に増加すると断言できますし、その他の病気、たとえば腰痛や高血圧、視覚障害なども増える可能性が高い」

 それはすでにチェルノブイリ、広島、長崎などの知見からわかっているのだ。だからこそ、子どもを守ることを優先すべきという。

「被曝の影響は今日、明日に出るものではなく、5年や10年経ってから発病する『晩発性障害』が特徴です。実際、1986年に原発事故が起きたチェルノブイリの汚染地域では7年後に小児白血病が急増し、原爆を落とされた広島・長崎では2~3年後から白血病が増え始め、5~10年後にピークに達しました」
                                          (女性セブンより抜粋)

しかし、色々な事情で福島を離れることができない家族や子供たちが現実には多いのです。福島に残る大人たちにとって子供のためにできることは地下茎系の植物摂取量を少なくすることや丁寧な水洗いをすることが大事なようです。海底に生息するカレイ、ヒラメも放射線量が高いそうですので控える必要がありそうです。

専門家の琉球大学の矢ヶ崎克馬名誉教授は下記のように話しています。

「汚染された魚を食べた魚はより汚染され、食物連鎖を繰り返すたび放射性物質が濃縮される“生体濃縮”が生じます。カツオやマグロなど大きな魚ほど注意が必要です」

 
「季節ごとに海洋を広く移動する回遊魚は、汚染の影響を受けにくいとされましたが、実際にはカツオやブリからも放射性物質は検出されています」(矢ヶ崎名誉教授)

 ヒラメ、カレイなどの底魚は生態上、とくに汚染されやすい。東京海洋大学の神田穣太教授が解説する。

「放射性物質を含む汚泥や海洋生物の死骸は、海に沈んで海底に堆積します。海底をうろつく底魚は餌とともに、そうした堆積物を体内に取り込んでしまうのです」

 川魚も要注意だ。

「海の魚は海水に囲まれていて塩分が豊富なので、体の塩分をどんどん抜こうとします。一方で川の魚は真水に住んでいるので塩が貴重であり、一度取り込んだらなかなか出さない。セシウムも塩の一種なので、川魚はセシウムを体内に蓄えやすい。釣りの好きな人は気をつけましょう」(神田教授)

 食卓にとって最後の砦となるのは魚の調理法。何よりの基本は水洗いだ。

「セシウムもストロンチウムも水溶性のため、念入りに洗うことで落とせます」(矢ヶ崎名誉教授)
    (同じく女性セブンより抜粋)

子供たちのためにも「君子危うきに近寄らず」を心がける必要に福島の親たちは迫られているのです。