河井前法相夫妻が自民に離党届 執行部受理へ
時事ドットコムニュース 2020年06月17日12時03分
自民党の河井克行前法相(衆院広島3区)と妻の案里参院議員(広島選挙区)は、案里氏陣営の公職選挙法違反事件に絡んで離党届を提出した。党関係者が17日、明らかにした。執行部は受理する方針。けじめをつける姿勢を示す狙いとみられるが、前法相は安倍晋三首相や菅義偉官房長官に近く、政権への影響は必至だ。
河井夫妻をめぐっては、案里氏が初当選した2019年7月の参院選で、前法相が票の取りまとめを依頼する趣旨で地方議員らに現金を配った疑いが持たれている。検察当局は17日の通常国会閉幕を受け、公選法違反(買収)容疑での立件に向け動きを本格化させる見通し。
これに対し、河井夫妻は容疑を否定。議員辞職しない考えも示している。
広島地裁は16日、車上運動員に法定上限を超える報酬を支払ったとして、案里氏の公設秘書に有罪判決を言い渡した。連座制が適用されれば、案里氏は失職する。
◎上記事は[JIJI.COM]からの転載・引用です
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〈来栖の独白〉
国会議員さんは、何かあると先ず離党する。「党に迷惑をかけてはならない」との自らの「足場」への配慮だろう。が、配慮すべき根本の足場は、「国民」「選挙民」だろう。離党の前に、「辞職」が先ではないのか。