監督就任に向け? 落合博満氏、来年のスケジュール確保
日刊ゲンダイ2013年10月1日 掲載
中日の次期監督候補に前監督の落合博満氏(59)が急浮上したと一部マスコミが報道。球界で話題になっている。
中日は6年間続いたクライマックスシリーズ(CS)進出を逃し、4位に低迷。現在、退任が決まっている高木守道監督(72)の後任を選定している最中だ。
落合氏の復帰待望論は確かにある。11年オフに中日の監督を退任してからの2年間は巨人が独走V。昨季は2位中日と10.5ゲーム、今季も9月30日現在で2位阪神と13ゲームもの大差がついている。セ・リーグは1強5弱で巨人の独り勝ち状態。「今のセは巨人がひたすら弱い者いじめをしているようなもの。実力差があり過ぎて、もはや興行として成り立たなくなってきている」と危機感を募らせる球界関係者は多い。
落合氏は中日監督在任8年間で球団初の連覇を含むリーグ優勝4回、日本一1回。巨人と互角に戦ってきた実績がある。とはいえ、2年前に「人件費の高騰」や「観客動員減少」などを理由に追い出した落合氏を「チームがボロボロだから戻ってきてくれ」とは中日のフロントもあまりに節操がない。
もし戻れば超異例だが、落合氏自身にとってもこの話はまんざらでもないようだ。
現在は野球解説者としてより、講演活動で超多忙。年内はスケジュールがギッシリ詰まっているという。それでも来年はちょっと違うらしい。落合氏に近しい関係者によると、「来年の講演依頼は流動的にしてあるみたい。もしどこかの監督に就任したら全部どけられるようになっている」というのだ。
候補は他に、立浪和義氏(44)、牛島和彦氏(52)、井上一樹打撃コーチ(42)らの名前が挙がっているものの、高齢化した主力は衰え、若手も育たない。崩壊したチームの再建は誰がやっても難しい。だからこそ、「落合復帰」という話が出てきたのだろう。
*上記事の著作権は[ゲンダイネット]に帰属します
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
◇ 中日前監督、落合博満氏の復帰が秒読み “名参謀”森繁和氏、来月にもドミニカとキューバを視察に 2013-10-05 | 野球・・・など
◇ 中日の新監督候補に浮上した落合博満前監督について 森繁和氏の読み=「今ならやる」 2013-10-04 | 野球・・・など
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
◇ 「私が仕えた監督たちとは違う」 権藤博氏が語る落合“オレ流”の凄み 2013-10-05 | 野球・・・など
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
◇ 落合博満氏 中日次期監督候補に急浮上 地元名古屋で待望論 2013-09-30 | 野球・・・など
..................