あなたの頭脳と私の肉体を受け継ぐ赤ちゃんができたら、どんなにすばらしいでしょう 「命の選別」

2013-10-22 | Life 死と隣合わせ

【産経抄】10月22日
 2013.10.22 03:06
 「あなたの頭脳と私の肉体を受け継ぐ赤ちゃんができたら、どんなにすばらしいでしょう」。美貌のダンサー、イサドラ・ダンカンの求愛の言葉に、皮肉屋で知られる劇作家、バーナード・ショーは、こう切り返した。「私の貧弱な肉体とあなたの頭脳をもった子供だったら悲惨でしょう」。▼ダンカンがマリリン・モンローと入れ替わる、あるいはモンローとアインシュタインの会話という説もある。ともかく有名なジョークは、どんな赤ちゃんなのか、生まれてくるまでわからないという常識が根底にあった。その常識が覆ろうとしている。▼共同通信によると、両親の遺伝情報を解析して、生まれてくる子供の容姿やがんなどの病気になるリスクを予測する手法の特許が、米国で認められた。つまり、ダンカンとショーの子供が、両親のどの部分を受け継ぐのか、事前にわかってしまうというわけだ。▼それどころか、この技術を利用して将来、ノーベル賞級の頭脳を持ったセクシー女優さえ現れかねない。インターネットに掲載されている「優秀」な提供者の卵子や精子を選べば、自分の望み通りの赤ちゃんを産むことが可能になるからだ。そんな「デザイナーベビー」誕生につながる、と生命倫理の専門家は批判している。▼今年5月、著名なハリウッド女優が、両乳房の切除手術に踏み切ったと聞いて驚いた。がんが発症したわけではない。検査で遺伝子の変異がわかり、予防のためだったという。▼国内では、おなかの赤ちゃんがダウン症などの染色体異常かどうかわかる新しい出生前診断が大きな話題となった。「命の選別」をめぐる議論が始まったばかりというのに、生命工学の驚くべき進歩は、新たな難題を突きつけている。

 ◎上記事は[産経新聞]からの転載・引用です
――――――――――――――――――――――――
マタイによる福音書 6:25-34 野の花、空の鳥を見なさい
 だから、わたしはあなたがたに言います。自分のいのちのことで、何を食べようか、何を飲もうかと心配したり、また、からだのことで、何を着ようかと心配したりしてはいけません。いのちは食べ物よりたいせつなもの、からだは着物よりたいせつなものではありませんか。
 空の鳥を見なさい。種蒔きもせず、刈り入れもせず、倉に納めることもしません。けれども、あなたがたの天の父がこれを養っていてくださるのです。あなたがたは、鳥よりも、もっとすぐれたものではありませんか。
 あなたがたのうちだれが、心配したからといって、自分のいのちを少しでも延ばすことができますか。
 なぜ着物のことで心配するのですか。野のゆりがどうして育つのか、よくわきまえなさい。働きもせず、紡ぎもしません。
 しかし、わたしはあなたがたに言います。栄華を窮めたソロモンでさえ、このような花の一つほどにも着飾ってはいませんでした。
 きょうあっても、あすは炉に投げ込まれる野の草さえ、神はこれほどに装ってくださるのだから、ましてあなたがたに、よくしてくださらないわけがありましょうか。信仰の薄い人たち。
 そういうわけだから、何を食べるか、何を飲むか、何を着るか、などと言って心配するのはやめなさい。こういうものはみな、異邦人が切に求めているものなのです。
 しかし、あなたがたの天の父は、それがみなあなたがたに必要であることを知っておられます。だから、神の国とその義とをまず第一に求めなさい。そうすれば、それに加えて、これらのものはすべて与えられます。
 だから、あすのための心配は無用です。あすのことはあすが心配します。労苦はその日その日に、十分あります。
............


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。