米NSAが仏企業や個人の電話を傍受していた疑惑 オランド仏大統領、オバマ米大統領に抗議

2013-10-22 | 国際

オランド仏大統領、オバマ米大統領に電話で抗議
 2013年10月22日10時39分  読売新聞
 【パリ=三井美奈】フランスのル・モンド紙は21日、米国家安全保障局(NSA)が仏企業や個人の電話7000万件以上を傍受していたとの疑惑を報じた。オランド仏大統領は同日、オバマ米大統領に電話で抗議し、事実関係の説明を求めた。
 同紙の報道は、元米中央情報局(CIA)職員エドワード・スノーデン容疑者の提供資料に基づくもの。通信傍受は昨年12月10日~今年1月8日に行われ、テロ関与の疑いがある人物や、仏の政治、経済の要人も盗聴の対象になったという。仏大統領府の声明によると、オランド大統領はオバマ大統領に「同盟国に対するこのような行為は受け入れられない」と伝えた。
 また、仏外務省は21日、米国の駐仏大使を呼び、ファビウス仏外相の官房長が疑惑について説明を求めた。パリの米国大使館は会談後、「疑惑について公式にコメントはしない」とする声明を出した。
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