死刑囚500人が処刑待ち、薬殺用の薬が不足で ベトナム「死ぬのは怖くないが、死ぬのを待つのがとても怖い」2013/4/16

2013-04-16 | 死刑/重刑(国際)

死刑囚500人が処刑待ち、薬殺用の薬が不足で
VIET-JO 2013/04/16 15:05 JST配信
 2012年7月に刑法が改正され、ベトナムの死刑執行方法は銃殺刑から致死薬投与による薬殺刑に変更された。しかし、死刑執行に必要な致死薬が手に入らず、500人以上の死刑囚が処刑待ちの状態にあるという。12日付VNエクスプレスが報じた。
 ハー・フン・クオン司法相によると、死刑執行に必要な致死薬は現在ベトナムで生産されておらず、ヨーロッパから輸入しなければならない。しかし、ヨーロッパがベトナムに死刑廃止を求めていることから、致死薬の調達が困難になっているという。
 刑務官を30年以上勤めているレー・クイ・ロン大尉は、「薬殺刑により死刑執行人の負担が軽減され、刑務官が抱える苦悩を和らげることができる」と語った。また、薬殺刑第1号となるのは、2010年に頭部のない女性の遺体が発見された強盗殺人事件で元恋人を殺害したグエン・ドク・ギア死刑囚(26歳・男)になる模様だという。
 ゲアン省ギーキム刑務所のある死刑囚は、「死ぬのは怖くないが、死ぬのを待つのがとても怖い。毎晩眠れず、足音や鍵を開ける音が聞こえると、震えが止まらなくなる。早く楽にして欲しい」と訴えている。
 司法省によると、銃殺刑廃止以降、死刑執行待機期間中に死刑囚3人が自殺、3人が病死している。 

 ◎上記事は[VIET-JO]からの転載・引用です
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女性死体遺棄事件のギア被告に死刑判決
VIET-JO 2010/07/18 05:40 JST配信
 元恋人を殺害し金品を奪ったとして、殺人罪と強盗罪に問われたグエン・ドク・ギア被告(26歳・男)の裁判で、ハノイ市人民裁判所は14日、死刑の判決を出すと共に被害者家族に対する慰謝料約1億1000万ドン(約50万円)の支払いを命じた。同裁判所はまた、犯罪隠匿罪に問われたホアン・ティ・イエン被告(26歳・女)には、禁固1年3カ月、執行猶予2年6カ月の判決を出した。
 判決によると、ギア被告は2006年にハノイ貿易大学で被害者のグエン・フオン・リンさん(26歳)と知り合い恋人関係になった。その後2人は別れ、ギア被告はイエン被告を愛するようになったが、ギア被告は別れた後もリンさんと連絡を取り合っていた。
 イエン被告は今年4月23日から5月5日にかけて故郷に帰るため、ハノイ市カウザイ区にある集合住宅の部屋の留守番をギア被告に依頼。依頼を引き受けたギア被告はこの機会を利用してリンさんを部屋に誘い関係を持った。5月4日午後9時半ごろ、同被告はリンさんを刃物を使って殺害し頭部と手の指を切断、胴体を集合住宅の屋上に、頭部と指を別の場所に捨てた。イエン被告はギア被告の殺人の事実を知りながら警察に通報しなかった。 

 ◎上記事は[VIET-JO]からの転載・引用です
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