横浜:大矢監督休養、代行に田代2軍監督

2009-05-18 | 相撲・野球・・・など
<横浜>なぜ今か、球団のビジョン見えず 大矢監督解任
5月18日19時56分配信 毎日新聞
 18日、プロ野球開幕からわずか1カ月余で、横浜が大矢明彦監督(61)を事実上、解任した。なぜ、今なのか。球団の目指すビジョンが見えてこない。
 93年に大洋から横浜へとチーム名称が変更されて以降、監督を務めたのは代行を除いて、のべ7人(大矢監督が2度)。うち4人が2年または2年未満で交代し、4年以上は一人もいない。これでは一貫したチーム強化など望めない。それを踏まえて「3年目の実績を作りたい」(佐々木球団社長)と、昨季は圧倒的な最下位に低迷したにもかかわらず大矢監督を続投させた。なのに成績不振を理由にシーズン序盤で休養させるとは、球団の方針がぶれていると言わざるを得ない。
 不振の責任は球団にもある。ここ数年、戦力不足は明らかなのに効果的な補強を行わなかった。主砲・村田を故障で欠き、得点力が極端に低下して球団ワーストタイの開幕6連敗を喫したことが、選手層の薄さを象徴する。大矢監督は「(戦力は)あるに越したことはない。ただ、若い選手を育てて一人前にしたい」と話していたが、若手を育てるしか戦力アップが図れないのが現実だった。
 球団の責任について、「今は監督代行を支えることが一番大事」とした佐々木社長。チームを立て直すには、フロントが明確で長期的なビジョンを持ち、チームを人的・資金的に十分にバックアップすることが必要だ。【安田光高】
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横浜:「休養との判断なら従う以外にない」大矢監督
 シーズン途中で休養が決まったプロ野球・横浜の大矢明彦監督(61)は18日午後、横浜スタジアムで報道陣の取材に応じた。主な一問一答は、次の通り。
 --経緯は。    
 大矢監督 午前中に佐々木社長と話をした。「当分の間、休養」ということだったので、それに従います。
 --どういう気持ちで戦ってきたか。
 ◆選手やコーチたちが熱心にやっていたので、できれば交流戦でもう一度、やり直しをしなくてはいけないと思っていた。
 --開幕6連敗のあと、持ち直す雰囲気もあった。
 ◆本当に選手が頑張ってくれた。特にピッチャーが昨年と比べて雲泥の差があった。戦力が整いつつあるのに負けが込んだのが(休養の)一つの原因。チームはベストの状態になれば必ずAクラスに行けると思っている。
 --選手に伝えたいことは。
 ◆頑張れば、それだけの順位はつかめると思う。ナゴヤの最後の日(17日)に選手にも話した。
 --志なかばでチームを離れる気持ちは。
 ◆私たちはプロの世界で生きている。休養と判断されれば、従う以外にない。チームに頑張ってもらえればと思っている。
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横浜:大矢監督休養、代行に田代2軍監督 会見で球団社長
 プロ野球・横浜の佐々木邦昭球団社長は18日、横浜市内の球団事務所で会見し、大矢明彦監督(61)が無期限で休養すると発表した。成績不振を理由に球団側から通告したもので、このまま辞任となる可能性が高い。監督代行には、横浜2軍・湘南の田代富雄監督(54)が就任する。
 佐々木社長によると、休養は17日にチームが中日に3連敗した時点で決めた。18日の午前中に大矢監督を球団事務所に呼び、「当分の間、休養してもらいます」と通告、監督は「従います」と答えたという。佐々木社長は「借金が2ケタになったのがすべて。昨年のよう(最下位)にするわけにはいかない」と話した。
 田代氏の昇格理由は、「イースタンリーグで首位争いをしている。危機を打開するために(1軍、2軍両方の)選手に精通する田代氏が最適」と説明。期間については「当分の間」としつつも、「シーズン中はどうのこうの考えていない。来季は全くの白紙」と述べ、少なくとも今季いっぱいは指揮を任せる意向を示した。
 大矢監督は07年、2度目となる横浜監督に就任し、今季が3年契約の最終年。07年は4位だったが08年は最下位、今季も17日現在で13勝24敗の最下位と低迷していた。
 田代氏は神奈川・藤沢商高から72年に大洋(現横浜)に入団。大型内野手として打線の主軸を務め、91年限りで引退するまで通算278本塁打を放った。07年から湘南の監督を務めていた。
 また、大矢監督の休養は、選手には18日午後、遠征先の千葉市内のホテルで伝えられた。球団関係者によると、佐々木球団社長や村上チーム運営部門統括兼スカウト部長、田代監督代行らが出席し、佐々木社長から伝えた。すでに報道で知っていた選手も多く、動揺はなかったという。
 ▽横浜・田代監督代行 急な話で(会見前に)床屋に行く暇もなかった(笑い)。本当に重い仕事。やりがいもあるが不安も大きい。一生懸命頑張っていきたい。戦い方については、自分の考えもあるけどスタッフと相談しながらやる。昨季と違って、投手陣が整備されている。打線が振るわないので何とかしたい。若い人とベテランの力をうまくかみ合わせてチームを立て直したい。選手には(低迷している)悔しさと闘争心を強く要求したい。
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〈来栖の独白〉ベイのファンは愉しんでいるのに・・・。対中日戦の3タテがよくなかったか。
 それにしても、これが落合さんへの通告だったら、よかったのに・・・。落合さん、辞めてください。選手が萎縮してしまっている。野球が、ちっとも愉しくない。やめてください。

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