新興国向け低価格車、トヨタがダイハツと共同開発

2009-10-16 | 社会
 トヨタ自動車は子会社のダイハツ工業と新興国市場向けの低価格車を共同開発する。トヨタの販売車種で最も安い100万円を切る価格を目指し、2010年代前半にインドやブラジル、中国などで順次発売する。世界の自動車大手は新興国で低価格車の商品化を競っている。トヨタも中・大型車中心の先進国市場への依存を転換。軽自動車最大手のダイハツを傘下に持つ強みを生かし、グループの力を結集する形で新興国戦略を本格化する。
 トヨタとダイハツが海外向け戦略車を共同開発するのは初めて。今年6月に就任したトヨタの豊田章男社長は同じ車種を世界で広く販売する手法を見直し、地域の特性に合わせて車種構成を変える方針を打ち出していた。ダイハツが軽自動車で培ってきた小型軽量化などの技術を有効活用し、低価格と収益性を両立する戦略車を投入する。(NIKKEI NET 2009/10/16Fri.07:00)
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新S 編集局から
朝日新聞 「コンクリートから人へ」をめざし、鳩山政権が初めて臨む10年度予算編成。概算要求がほぼ出そろいました。一般会計の総額は過去最高の90兆円台に達する見込みです。一方、税収は40兆円を切って、24年前の水準に落ち込む見通し。概算要求からいかに削り込み、国債発行を抑えることができるか。政権交代30日目。政治主導は最初の難所にさしかかっています。20歳の井山新名人が誕生しました。日本囲碁界待望の新星です。(形)
日本経済新聞 新興国市場を巡る自動車メーカーの競争にまた大きな動きが出てきました。トヨタ自動車が子会社のダイハツ工業と共同で、販売価格100万円を切る海外最廉価車の開発に着手することが15日、明らかになりました。ダイハツの軽自動車のノウハウを活用、アジアで生産し、2010年代前半にインドやブラジル、中国などで順次発売する方向です。トヨタはこれとは別に120万円前後の低価格車の開発も進めています。トヨタグループの一段の低価格シフトは、内外競合メーカーの新車戦略に大きな影響を与えそうです。(井)
読売新聞 来年度予算の概算要求が締め切られ、法務省と財務省を除く11府省が要求額を公表しました。子ども手当や高校授業料実質無償化など公約に掲げた目玉政策の予算が膨らみ、概算要求段階では過去最大の90兆円台半ばとなる見通しです。今後は、年内の政府案決定に向けて各省庁要求額をどこまで削り込めるかが焦点。財源捻出を含めて説得力のある予算案を国民に提示できるかどうか。鳩山政権の真価が問われることになります。(井)

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