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名張毒ぶどう酒事件 奥西勝死刑囚 名古屋高裁に第8次再審請求申し立て 2013/11/05 Tue.

2013-11-05 | 死刑/重刑/生命犯

名張毒ぶどう酒事件:奥西死刑囚が第8次再審請求申し立て
毎日新聞 2013年11月05日 17時26分(最終更新 11月05日 23時34分)
 三重県名張市で1961年、女性5人が死亡した「名張毒ぶどう酒事件」で、無実を訴えている奥西勝死刑囚(87)が5日、名古屋高裁に裁判のやり直しを求める8回目の再審請求を申し立てた。弁護団は第7次請求(10月終了)に引き続き、事件で使われた毒物が、奥西死刑囚が犯行に使ったと自白した農薬「ニッカリンT」と同一かどうかを再度、争点にするとしている。
 弁護団は、第7次の特別抗告審で最高裁に提出した農薬の専門家ら作成の意見書を含む4点を、第8次の新証拠として再び提出した。
 弁護団の鈴木泉団長は「(特別抗告を棄却した先月の)最高裁の決定は、我々の意見書を検討した形跡が見られない」として、同じ証拠を再提出しても、再審請求に必要とされる「証拠の新規性」を失っていないと主張した。今後、弁護団の主張を補強する証拠を追加提出するという。
 奥西死刑囚が死刑確定の翌年の73年に最初の再審請求を行ってから、40年が経過。奥西死刑囚は現在、八王子医療刑務所(東京都八王子市)で寝たきりの状態になっている。このため弁護団は、早急な審理を裁判所に求めている。【稲垣衆史】
 *ことば【名張毒ぶどう酒事件】
 1961年3月、三重県名張市の公民館であった住民懇親会で、農薬が混入したぶどう酒を飲んだ女性5人が死亡、12人が中毒症状を起こした。奥西勝死刑囚が「妻と愛人(ともに事件で死亡)との三角関係を清算しようとした」と自供したとして逮捕・起訴された。起訴前に否認に転じ、1審・津地裁は64年12月に無罪としたが、2審・名古屋高裁が69年9月に逆転死刑を言い渡し、72年6月に死刑が確定した。
 ◎上記事の著作権は[毎日新聞]に帰属します *強調(太字・着色)は来栖

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