産経WEST 2015.2.20 23:29更新
佐世保高1女子生徒殺害事件で第1回審判 容疑を確認、長崎家裁
長崎県佐世保市の高1女子生徒殺害事件で、殺人などの疑いで送致された少女(16)の第1回少年審判が20日、長崎家裁(平井健一郎裁判長)で開かれ、少女に送致容疑を確認する手続きがあった。審判を続け、少年院送致といった保護処分にするか、公開の裁判で裁く可能性がある検察官送致(逆送)にするか処分を決める。
家裁などによると、審判は非公開で3時間近く開かれ、少女の付添人弁護士が出席し、被害者の父親が傍聴した。平井裁判長が少女に送致容疑を伝え、内容を確認した。検察官は出席しなかった。
被害者の父親と一緒に傍聴した代理人弁護士によると、父親は2度、途中退席したが、傍聴を終えた後は「傍聴自体はして良かったと思う」と話したという。
長崎家裁は1月30日に少女の送致を受け、今月12日まで少年鑑別所に収容する観護措置と少年審判開始を決定。その後、観護措置の期限を26日まで2週間延長した。
送致容疑は昨年7月26日、同級生の女子生徒=当時(15)=を殺害して遺体を傷つけ、現金数千円を盗んだほか、同年3月2日には父親の頭や顔を金属バットで殴り殺害しようとしたとしている。
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佐世保高1殺害、家裁も精神鑑定意向
讀賣新聞 2015年02月21日
長崎県佐世保市の高1女子生徒殺害事件で、殺人などの非行事実で家裁送致された少女(16)について、長崎家裁(平井健一郎裁判長)が少女の精神鑑定を実施する意向を示したことが分かった。少女の付添人を務める弁護団(3人)が21日、佐世保市内で記者会見して明らかにした。
弁護団によると、20日に開かれた第1回少年審判で、裁判官が「精神鑑定をやる方向で考えている」と発言したという。弁護団は「家裁に精神鑑定の実施は申し入れていない。身柄の拘束が続くことが望ましいとは思わないが、慎重に判断しないといけない事案だと裁判所が考えたとみられ、評価できる」としている。
少女は昨年7月に逮捕され、検察側が同8月から約5か月にわたって鑑定留置(精神鑑定)を実施。検察側は「(少女には)責任能力があり、刑事処分が相当」との意見を付け、今年1月に家裁送致した。今回、精神鑑定が実施されれば、2回目となる。
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◇ 佐世保高1殺害事件 2015.1.30. 少女を家裁送致 長崎地検 2015-01-30 | 社会/生命犯 問題
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