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奈良の小1女児誘拐殺人事件から16年 小学校で「命の尊さを考える」集会
更新:2020/11/17 12:22
2004年11月、奈良市で小学1年生の女の子が誘拐され殺害された事件から今年11月17日で16年となります。小学校では命の尊さを考える集会が開かれました。
16年前、奈良市の小学1年生だった有山楓ちゃん(当時7)は、下校途中に誘拐され殺害されました。楓ちゃんが通っていた奈良市立富雄北小学校では16日午前、命の尊さを考える集会が開かれました。
(集会で言葉を述べる児童)
「防犯ブザーを持って自分の命をしっかり守ります。」
「周りの人全ての命を大切にし、1日1日を精一杯過ごしていきます。」
また、父親の茂樹さんが手記を公表しました。手記では「大切な楓の未来を奪われた悲しみは癒えることはありません。人とのつながりが絶えることなく、子ども達の未来が守られる社会を心より願います」とつづられています。
※以下、手記全文
楓が被害にあって16年が経ちます。
何年経っても楓の命を守れなかった悔しさは消えることはありません。
新しい自転車にも早く乗りたかっただろうし、母親や妹にも会いたかったはず。大切な楓の未来を奪われた悲しみは癒えることはありません。
「いってきます」と毎朝メールを送ってくれていた楓。この日常であったメールが楓との最後のやり取りでした。妹にいつも寄り添い、本当に仲のいい姉妹で、いつも元気いっぱいの笑顔でいるはずの光景が、日常から無くなるなんて思いもしませんでした。このようなつらい思いは誰にもしてほしくありません。
楓の事件を受け、警察官や教師を目指したり、犯罪をなぜ起こすのかを知るため心理学を学んだりといった話を聞き、7年という短い人生でしたが、楓は私たちの心の中で今も生き続けています。
地域や学校、警察や行政もコロナ禍の中での新しい見守り活動に取り組まれています。人とのつながりが絶えることなく、子ども達の未来が守られる社会を心より願います。
有山 茂樹
◎上記事は[MBS NEWS]からの転載・引用です
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* 「生き直そうとした小林薫さん(2013/2/21死刑執行)」中道武美 「小林薫さんが朝の点呼のあとすぐ刑場へ引っ立てられてゆきました」河村啓三
* 11月17日、奈良女児殺害事件12年 小林薫死刑囚(2013/2/21刑執行)の手紙 篠田博之 2016/11/17
* 宮崎勤・小林薫・・・つきあってきた死刑囚が次々と処刑された 『ドキュメント死刑囚』篠田博之著