企業、資金調達急ぐ 社債発行、2月は最高の1兆5000億円超

2009-03-02 | 社会
 三菱東京UFJ銀行やトヨタ自動車など有力企業による大型の社債発行が相次いでいる。2月の発行額合計は1兆5000億円超と単月では約11年ぶりに過去最高を更新した。金融不安が続くなか、国債の利回りを基準とする発行金利の上乗せ幅(スプレッド)を引き上げても資金調達を優先する動きがみられる。機関投資家の投資余力の低下を背景に、個人投資家向けの起債が増えているのも特徴で、リスクの最後の取り手として個人の存在感が高まっている。
 2月は三菱東京UFJ銀行が過去最大規模となる4500億円の個人投資家向け社債を発行。当初の発行予定額は2000億円だったが、個人からの購入希望が相次ぎ、発行額を2回増やした。(日経09/03/02/ 07:00)

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