【能登半島地震・人的被害】石川県内で計64人の死亡確認、重軽傷者304人に 2024/1/2 Tue.

2024-01-03 | 社会

【能登半島地震・人的被害】石川県内で計64人の死亡確認、重軽傷者304人に
  2024年1月2日 中日新聞

ビル倒壊現場で救助活動が始まる=3日午前、石川県輪島市河井町
ビル倒壊現場で救助活動が始まる=3日午前、石川県輪島市河井町

ビル倒壊現場で救助活動が始まる=3日午前、石川県輪島市河井町 
ビル倒壊現場で救助活動が始まる=3日午前、石川県輪島市河井町
 
  石川県能登地方で最大震度7を観測した能登半島地震で、県内の死者が64人になった。重軽傷を合わせた負傷者は304人。県が3日午前に開いた災害対策本部会議で報告した。
 県のまとめ(3日午前8時現在)によると、死者は輪島市で29人、珠洲市で22人になったと報告。オンラインで参加した輪島市から、さらに2人の死亡が追加で確認されたと説明があった。被害状況はこちら
 住家被害は全壊と半壊を合わせ182棟。被害が深刻な輪島市や珠洲市、能登町は全容をつかめず「多数」としている。その他、一部損壊が志賀町と中能登町で計28棟。志賀町で床上浸水6棟、床下浸水5棟。非住家被害は公共建物とその他合わせ計31棟となった。
 道路寸断などで孤立する集落は、七尾市の中島町河内地区で5世帯約10人、穴水町は北七海地区、麦ケ浦地区、丸山地区で計31人、能登町は北河内地区で16世帯計20人。輪島市と珠洲市は調査中としている。奥能登を中心に県内で約3万3800戸が停電中で復旧作業を進めている。
 県管理道路は、のと里山海道(柳田―穴水IC)など28路線65カ所で通行止め。輪島市街地にアクセスできる県道1号(七尾輪島線)は、一部で3日午前10時半から大型車の片側交互通行が可能になった。県はのと里山海道や七尾輪島線、珠洲道路の橋梁(きょうりょう)、トンネルの緊急点検にも着手した。
 対策本部会議にオンラインで出席した首長らからは、透析患者向けの水確保をはじめ、飲料水や食料、仮設トイレの支援を求める声が相次いだ。志賀町の稲岡健太郎町長は「家の片付けを手伝うと近寄り、その後に高額請求する災害に便乗した犯罪被害が数件報告されている」と説明し、県にも周知を求めた。
 輪島市には225件の救助要請があり、珠洲市では救助要請に対応できていない案件が72件あるという。
 
 ◎上記事は[中日新聞]からの転載・引用です

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