嘉田知事、阿部氏要職起用を提案 小沢会談で
日本未来の党代表の嘉田由紀子滋賀県知事が小沢一郎氏との会談で、社民党政審会長を務めた阿部知子氏の要職起用を打診していたことが21日、分かった。党関係者が明らかにした。
会談は20日午後、京都市内のホテルであった。日本未来では嘉田氏と所属議員とが共同代表に就任する案が浮上している。嘉田氏は共同代表に阿部氏を想定、衆院選で落選した飯田哲也代表代行の続投も提案したが、「国民の生活が第一」系の議員の反発が予想され、調整は難航しそうだ。
嘉田氏が知事と政党代表を兼務していることに対し、地元の滋賀県議会では「公務に支障が出る」などと批判が噴出している。
2012/12/21 13:23【共同通信】
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未来の嘉田、小沢両氏が会談 「共同代表」案協議か
日本未来の党代表の嘉田由紀子滋賀県知事が20日夜、小沢一郎氏と京都府内で会談し、今後の党運営をめぐって協議した。党関係者が明らかにした。日本未来では嘉田氏と所属議員とが共同代表に就任する案が浮上しており、意見交換したとみられる。
嘉田氏が知事と代表を兼務していることに対し、地元議会では「公務に支障が出る」などと批判が噴出している。
嘉田氏は20日の県議会本会議の一般質問で兼務に関し「今後のことはあらためて熟慮したい」と述べ、いずれかの辞任も選択肢に検討する考えを示唆していた。
2012/12/21 01:28【共同通信】
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日本未来の党 当選者一覧
玉城デニー(53) 未来 九州ブロック
青木 愛(47) 未来 東京ブロック
阿部 知子(64) 未来 南関東ブロック
村上 史好(60) 未来 近畿ブロック
鈴木 克昌(69) 未来 東海ブロック
小宮山泰子(47) 未来 北関東ブロック
畑 浩治(49) 未来 東北ブロック
亀井 静香(76) 未来 広島6区
小沢 一郎(70) 未来 岩手4区
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生活?みんな?維新?所属政党聞かれた未来候補
「卒原発」を旗印に掲げ、公示直前に結成した日本未来の党は、福島県内では前議員の石原洋三郎(福島1区)と太田和美(2区)が議席を失い、5区の元楢葉町議松本喜一も敗れた。
東京電力福島第一原発事故で、ほかの地域よりも「反原発」の感情が強いはずの福島県。未来の党に県民の支持が集まっても不思議ではなかったが、比例選での得票率は7・2%で、同党の全国の得票率(5・7%)をやや上回っただけ。県内の比例選で最も多くの票を獲得したのは、他県の原発の再稼働に前向きな自民党だった。
未来の党は、代表の嘉田由紀子が第一声を放った飯舘村でも237票(得票率8・7%)にとどまり、10政党のうち5番目だった。
同村を含む1区で戦った石原の陣営幹部は「県内で『脱原発』は当たり前。『卒原発』といっても、同じような訴えの中で埋没してしまった」と分析。石原自身も「前回の政権選択選挙の時はまさに『暑い夏』だったが、今回は『寒い冬』」と、選挙時の気候と有権者の反応を重ね合わせた。
党名も公示直前の変更で十分に浸透しなかった。「国民の生活が第一に移ったんだよな」「みんなの党だっけ」「日本維新の会?」――。石原の所属政党について、陣営幹部はよく支持者から聞かれた。期日前投票をしてきたという支持者に比例選の投票先を尋ねると、「もちろん民主党に入れた」との答えが返ってきたこともあった。
一方、未来の党と同様に「第3極」を目指した日本維新の会も伸び悩んだ。県内の比例選の得票は約16万3900票で、得票率17・8%。全国平均の20・4%を下回った。
小選挙区では3人を擁立したが、参院議員からくら替えし、4区に出馬した小熊慎司が名簿掲載単独1位の比例選で復活当選するにとどまった。小熊は16日夜、「準備不足は否めず、十分理念を伝えるまでに至らなかった。小手先の改革でなく、土台から変えないといけない」と述べた。
全国的には躍進が目立ったみんなの党も、県内の比例選の得票率は7・9%と、全国(8・7%)より低かった。
未来の党の太田は落選が決まった16日夜、「自民党政権に戻してはいけない、民主党では不十分という人たちの受け皿になれなかった」と敗戦の弁を述べた。その上で、「根を張って、福島のために捲土重来を期して頑張っていきたい」と再起を誓った。
来年の参院選に向け、第3極をうたった政党はどんな戦略を描くのか。まだ道筋は見えない。(敬称略)
(2012年12月20日14時56分 読売新聞)
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確かに、これなら(比較)二大政党+複数の特徴有る中小政党(ワンイシュー政党の如き)が二つの議席を争う、収斂と多様性が共存出来るかも知れず、中々の卓見であったと、今感じています。 駄目です、今の制度は。
今回の選挙結果には脱力です。
強く共感のコメント、ありがとう。小選挙区制は小沢氏が導入したものですが、今回ほど、その怖ろしさを感じたことはありません。小選挙区制とメディアによって、立候補者は政策など語れず、有権者のご機嫌取りに終始せざるを得なくなっていますね。
選挙から随分日が経ちますのに、私も未だに脱力感を持て余しています。
石原さんには共鳴するところの多い私です。石原氏の言葉尻を捉えて先日も軽薄なメディアが騒いでいましたが、北朝鮮による拉致は憲法の欠陥に所以しています。アメリカから押し付けられた(憲法)とはいえ、国民を守り得ないこの国。国家とは言えません。
メディアの人間は、石原さんの著書を読むべきですね。
でないと、彼のレトリック、逆説を読み解けない。
最近、同氏の『わが人生の時の時』というショートショート集を読み返してみました。 面白い。 人生のラストステージ、同氏には政治家ではなく、文学者として生きて欲しかった。
コメント、ありがとう。
>“右の方”へ
あはは♪ “右の方”へ、じゃなくて、“真ん中”へ、ですよ(笑)。この数年は日高義樹、古森義久氏といった在ワシントンのジャーナリストのコラムや本を結構たくさん読み、啓発されました。http://blog.goo.ne.jp/kanayame_47/e/f1a9923df0303532a9463942c1d48ec1 日本の政治家(ジャーナリストも)の多くは、国際社会の動向に疎く、独り善がりですね。福島瑞穂さんなどその典型で、ハナシになりません。小沢氏も、まあ、そんなところでしょう。
いつもはrice_showerさんから情報を戴いているので、本日は私からブログの紹介です。
*「ステージ風発」http://komoriy.iza.ne.jp/blog/