<補助犬>専用トイレ、静岡空港に設置 日本で初めて

2009-05-18 | 社会
(毎日新聞 - 05月16日 10:52)
静岡空港に設けられた補助犬専用トイレ=静岡県牧之原市で2009年5月15日、竹地広憲撮影
 6月4日に開港する静岡空港(静岡県島田市、牧之原市)に、盲導犬など、補助犬の専用トイレができた。県に設置を働きかけた静岡市のNPO法人によると、搭乗前に排せつさせようとしても「どの空港にも適切な場所がなく、悩みのタネだった」と喜んでいる。
 厚生労働省は「空港に専用トイレを設けた例は聞いたことがない」と話している。
 専用トイレは空港ターミナルビルから約15メートル離れたコンクリートを打った一角。広さは縦3.1メートル、幅1.7メートルで、「補助犬のトイレ」と書いた看板を掲げた。床面を緩やかに傾斜させ、清掃時に洗い流しやすくした。
 補助犬は、排せつの訓練を受けていて、主人の指示があるまで我慢するという。
 NPO法人「県補助犬支援センター」の春田登喜男理事長(56)は15日、盲導犬「カール」と空港を訪ね、専用トイレの利用法を職員らと確認した。春田さんは「空港にわずかでも専用スペースがあれば、気兼ねなく排せつさせられる。他の空港でも同じ対応はできると思う」と話した。【竹地広憲】

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