中国政府の関与を拒絶=ダライ・ラマ後継でチベット人会議
JIJI.COM 2019年10月05日19時55分
【ダラムサラ(インド)時事】世界24カ国・地域の亡命チベット人の代表ら約340人を集めた特別会議が5日までの3日間、亡命政府のあるインド北部ダラムサラで開かれた。会議は、チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世(84)の後継選びへの中国政府の関与を拒絶し、伝統的な「輪廻(りんね)転生制度」で後継を選ぶ権限をダライ・ラマのみに認めることなどを決議した。
決議はこのほか、チベット人が存在する限り輪廻転生制度は続くべきだとした。今回の特別会議に続き、高僧を集めた会議が年内にもダラムサラで開催される見通し。亡命政府には、後継者選びの手続きを進めて先手を打ち、中国をけん制する意図があるとみられる。
◎上記事は[JIJI.COM]からの転載・引用です
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