【佐世保高1女子殺害】事件の背景を探れ 元判事らが徹底調査を要望
産経ニュース 2014.8.14 17:24
長崎県佐世保市の高1女子生徒殺害事件で、元裁判官や犯罪被害者らでつくるグループが14日、殺人容疑で逮捕された同級生の少女(16)が家裁へ送致された後に、徹底した背景解明をするよう求める要望書を最高裁に提出した。
要望書は元神戸家裁判事の井垣康弘弁護士や、漫画「家栽の人」の原作者毛利甚八さん、交通事故で次男を亡くした「被害者と司法を考える会」代表の片山徒有さんらが作成。家裁調査官が少女の成育環境や心の変遷を綿密に調査した上で、検察官送致(逆送)とせず、更生を優先させた処分を検討すべきだ、と主張している。
少女は精神状態や刑事責任能力を調べるため11日から3カ月間の予定で鑑定留置されている。終了後、長崎地検佐世保支部が家裁に送致し、家裁が処分を決めるための少年審判を開くかどうかを判断する。
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