何としても小沢一郎を潰したい大マスコミと司法が素人機関を使って犯罪者扱いし、刑事被告人にしてしまう

2011-10-07 | 政治/検察/裁判/小沢一郎/メディア

小沢無罪でないと大変なことだ なぜ暗黒裁判に大騒ぎするのか
 日刊ゲンダイ2011年10月7日
<本来、検察が2回も不起訴にした人物がシロウトの手で裁判にかけられること自体が民主主義国で許されないはず>
 昨夜、小沢一郎が病院に救急搬送された。過労か心労か重体か、本当のところはまだ不明だが、無理もない。検察に狙われてから2年半。小沢にとっては悪夢のような毎日が続いてきた。69歳。いくら剛腕でも参ってしまって当然だ。
 「地元・岩手が大地震でやられ、小沢さんとしては政策や仕事がしたかったはず。でも、ずっと身動きの取れない立場に追いやられ、裁判闘争がついて回った。意地だけで元気な姿を見せていたけど、これだけストレスがたまる日が続けば、倒れてもおかしくありませんよ」(民主党関係者)
  強制起訴された6日の自分の裁判で、小沢は裁判長や指定弁護士を前に、「直ちに裁判を打ち切るべきだ」「明白な国家権力の乱用だ」と強い言葉で持論を展開。続く記者会見でも、大手メディアの記者たちの質問を蹴散らしていた。やはり凄みがあるし、スケールが違った。
  こんな強い信念と迫力をもった政治家こそ今の日本には必要不可欠で活用すべきなのに、まったく狂っている。この国の大マスコミは暗黒裁判を後押しし、あおることしかやらないのだから、どうしようもない。小沢の緊急入院に対しても、なんの罪悪感もない。
  あらためて聞くが、そんなに小沢は罪人なのか。そもそも何が悪いというのか。検察審査会という法律シロウトの集まりが小沢を法廷に引きずり出したが、小沢本人の政治資金規正法事件は検察捜査で2度も不起訴だった。だれも逆らえない最強の東京地検特捜部が1年半も強制捜査を続けながら、ついに立件できなかった事件である。検察は完敗したのだ。
  それなのに、何としても小沢を潰したい大マスコミと司法が、シロウト機関を使って寄ってたかって犯罪者扱いし、刑事被告人にしてしまう。民主主義国では許されないことだが、それが当然のごとくまかり通っている。恐ろしいし異常だ。
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◆ 小沢一郎氏 裁判/大善文男裁判長は将来が約束されたエリート判事 登石郁郎裁判長以上に体制寄り

◆ 小沢氏 初公判 10月6日/大善文男裁判長=極めて保守的で予定調和的な判決ばかり出してきた  

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◆ 「救急で小沢一郎氏が病院へ搬送」のニュースと田中角栄氏/ 小沢一郎氏vs記者クラブメディアの戦い  

 〈来栖の独白 2011/10/07Fri.〉
 小沢一郎氏の裁判(初公判)のあった昨夜、小沢氏が救急で病院へ搬送された。左尿管結石と判明した。
 私には、田中角栄元首相が重なってならない。いわれなく刑事被告人とされ、政界・官界・司法・メディアから総攻撃、集中砲火を浴びて政治生命を絶たれた挙句、病を得た。
 祈らずにはいられない。「角栄さん。どうぞ、これ以上、あなたの愛弟子にあなたと同じ道を歩ませないでください。災難を取り除き、守ってあげて下さい」と、祈らないではいられない。国民は失ってはならない、小沢一郎という政治家を。 検察を支配する「悪魔」田原総一朗+田中森一(元特捜検事・弁護士)講談社 2007年12月5日第1刷発行[1] を想起する。以下。

田原:「“そもそもロッキード事件はアメリカから降って湧いたもので、今でもアメリカ謀略説が根強く囁かれている。僕は当時、“資源派財界人”と呼ばれていた中山素平(そへい)日本興業銀行相談役、松原宗一大同特殊鋼相談役、今里広記日本精工会長などから、「角栄はアメリカにやられた」という言葉を何度も聞かされた。中曾根康弘元総理や、亡くなった渡辺美智雄、後藤田正晴といった政治家からも、同様の見方を聞いた。
 角栄は1974年の石油危機を見て、資源自立の政策を進めようとする。これが、世界のエネルギーを牛耳っていたアメリカ政府とオイルメジャーの逆鱗に触れた。
 このアメリカ謀略説の真偽は別にしても、検察は当時の日米関係を考慮に入れて筋書きを立てている。結果、角栄は前総理であり、自民党の最大派閥を率いる権力者だったにもかかわらず検察に捕まった」
田中:「ロッキード事件に関わったわけではないので、詳しいことはわかりませんが、検察内部で先輩たちから聞くところによると、時の権力が全面的にバックアップしてくれたので、非常にやりやすかったそうです。
 主任検事だった吉永祐介あたりに言わせると、「あんな簡単でやりやすい事件はなかった」---。
 普通、大物政治家に絡む事件では、邪魔が入るものですが、それがないどころか、予算はふんだんにくれるわ、いろいろと便宜を図ってくれるわけです。三木武夫総理を筆頭に、政府が全面的に協力して、お膳立てしてくれた。
 ロッキード事件では超法規的な措置がいくつもある。
 アメリカに行って、贈賄側とされるロッキード社のコーチャン、クラッターから調書を取れた。相手はアメリカ人だから、法的な障害がたくさんある。裁判所だけでなく、外務省をはじめとする霞が関の官庁の協力が不可欠です。とりわけ、裁判所の助力がなくてはならない。
 政府が裁判所や霞ヶ関を動かし、最高裁が向うの調書を証拠価値、証拠能力があるとする主張を法律的に認めてくれたばかりが、コーチャン、クラッターが何を喋っても、日本としては罪に問わないという超法規的な措置まで講じてくれた。贈賄側はすべてカット。こんな例外措置は現在の法体制では考えられません。弁護人の立場から言えば、非常に疑問の多い裁判でもあった。
「贈」が言っていることを検証しないで、前提とするわけだから。贈賄側が死んでいれば反対尋問はできないけれど、本来は、原則として仮に時効にかかろうが、贈賄側を一度、法廷に呼び出して供述が本当なのか検証するチャンスがある。
 ところが、ロッキードではなし。それで真実が出るのかどうか、疑わしい限りです。しかも、贈賄側は一切処罰されないと保証されて、喋っている。その証言が果たして正しいか。大いに疑問がある。
 それぐらい問題のある特別措置を当時の三木政権がやってくれるわけです。つまり、逮捕されたときの田中角栄は、既に権力の中枢にいなかったということなのでしょう。」

 ところで、何かあると鬼の首でも取ったように直ぐに、国会での説明責任や議員辞職を迫る国会議員(自民党の谷垣総裁は弁護士資格を有しているはずだが、毎度「辞職」を迫る筆頭だ。無罪推定の原則をお忘れのようだ)やメディア。小沢氏の言うように、三権分立が解っていない。国会議員を辞職させる権限は国民にしかない。国民が「選挙」で辞めさせるのである。
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◆ 私の面倒を見てくれた政権の座にある人物が1日中、椅子に座らされて、1人でいるのは耐えられなかった 

フラッシュバック:小沢氏、再び法廷に
WSJ Japan Real Time2011/10/3 16:48.
政治資金規正法違反(虚偽記載)罪で強制起訴された小沢一郎・民主党元代表の初公判が6日、東京地裁で開かれるが、同氏が師と仰いだ田中角栄元首相の裁判が改めて思い出される。田中元首相は国防関連最大手、米ロッキードからの収賄罪に問われた。
政治資金規正法違反罪で強制起訴された小沢一郎・民主党元代表の初公判が6日、東京地裁で開かれる。当時まだ若かった小沢氏は、1977~83年にわたった191回の公判全てに出席した。審理の結果、田中元首相には有罪判決が下った。田中派議員のなかでも、毎回公判に出席したのは小沢氏1人だけだった。
小沢氏は毎回終了までとどまり、田中元首相と目が合うのを待って深くお辞儀をしたと伝えられる。
政治ジャーナリスト渡辺乾介氏が執筆した1992年の本のなかで、小沢氏は心情的にそうした、と述べたと引用されている。この本の出版に当たり、小沢氏は渡辺氏と長時間にわたり会談したという。「あの人~ひとつの小沢一郎論~」と題するこの本の中で、小沢氏は私の面倒を見てくれた政権の座にある人物が1日中、椅子に座らされて、1人でいるのは耐えられなかった、と語ったと記されている。
政治資金規正法違反の嫌疑について、小沢氏は自身の不正行為を否定している。田中元首相も収賄罪で不正行為を働いたことを否定し、有罪判決を受けた後も陰の実力者の地位に君臨した。
小沢氏はその後何年にもわたって田中元首相を擁護し、不当に罰せられたと指摘した。小沢氏は2006年に出版された別の本のインタビューで、田中のオヤジが完璧だと言っているのではない、と語ったという。田中さんだけじゃなく、国民も政治家も官僚もみなやっていたことだと述べ、田中元首相はスケープゴートにされたと言及した。
小沢氏は自身の裁判でも同様の弁護を行っている。田中元首相の裁判の最中でさえ、小沢氏は法廷に立つことを予想していたかのようだ。小沢氏は、政治家として裁判で同じ立場に置かれたら、どうすべきかと考えていたと、1992年の本の出版に際しての渡辺氏とのインタビューで語っていた。自分だったらどうするかと、公判の間、ずっとそういったことを考えていた、と語っていた。
記者:Jacob M. Schlesinger
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◆ 未曾有の大震災の直前に小沢一郎を排した、この国の不幸/小沢一郎の日本再造計画


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