奈良女児誘拐殺人、小林被告の死刑確定へ

2006-10-10 | 死刑/重刑/生命犯

 奈良市立富雄北小1年、有山楓(かえで)ちゃん(当時7歳)が2004年11月、誘拐、殺害された事件で、先月26日、奈良地裁で死刑判決を受けた新聞販売所の元従業員小林薫被告(37)が、大阪高裁への控訴取り下げ書を拘置されている奈良少年刑務所に提出していることが10日、わかった。

 弁護人は異議申し立てをしない方針。女児を殺害し、遺体の画像を両親に送りつけるなど社会を震撼(しんかん)させた事件は、遺族への謝罪がないまま発生から1年11か月で、死刑判決が確定する見通しとなった。

 この日朝、小林被告は接見した弁護人に控訴取り下げの意向を示し、取り下げ書を提出した。

 小林被告は判決前、弁護人に「早く死刑にしてほしい」などと控訴に反対の意向を伝えていたが、弁護人が「判決は事件の本質に迫っていない」と控訴していた。

(2006年10月10日13時24分  読売新聞)


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