はやしんばんぱくの、めげてめけめけ、言論の不自由ブログ

全国各地へ飛び回り、めげてめけめけめげまくり、色々書いていましたが、ブログ終わりました。過去を読めばいい!サラバじゃ~!

いい夢みられる。

2012年11月28日 22時46分36秒 | 雑貨・メーカーシリーズ
まくら買った。
なんかまくらが臭ぇな~と思い
まくらカバーを外して本体をまじまじと見つめたら
こりゃヤバいと思ったからである。
もう、一部変色してるし、カビてるっぽいしキモい。
まくらカバーは毎週毎週洗っているが、まくら本体は洗っていない。
干す程度である。
まくらって、洗っていいものやらどうやらいまいち分からんからだ。
まあ、多分洗っていいものなのだろう。
洗濯機の手洗いまたはドライモードで、ネットに入れてあらえばいいものだと思う。
でも、洗うにしたって代えが無いと。
とにかく連日のこの暑さ、毎晩毎晩大汗かいて
放置されたまくらもおかしくなっていたのだ。

まくらは地元の布団屋で買った。
地元ショッピングモールの裏手の路面に建つ大きなお店である。
夜19時前、銭湯でサウナに入りスッキリしてその布団屋に飛び込んだ。
閉店間際だろうか、お客はいない。
店長だろうかおばさんと、息子だろうか若者2人が店頭にポツンと立っていた。

僕はまっすぐまくらコーナーへ。
ひとことでまくらと言っても
素材から中身から高さまで違いを見れば色々あるものだ。
色々ありすぎる。
オリジナルで、自分にあったまくらをつくれるものもある。
まくらが変わると眠れないとよく聞く程
まくらは重要なものである。
人それぞれにあった良い眠りを提供するには、幅を持つべきなのであろう。

あーだこーだ見ていて気づいたことがある。
さっきから、店員の2人はまったく僕に接客してこない。
こちらをジーッと凝視する視線はものすごく感じるのだが
まくらの説明をしに来てくれやしない。
どうせ買わないひやかしだと思っているのだろう。
しかし、何も言わずにこちらを見すぎだ。
その無言の接客は、もはや気味悪い領域まできている。
耐えきれず、声をかけた。

「すみません。まくらを探しているのですが」
するとどうだろう。
今までジッとだまっていた2人がこちらへ猛ダッシュ!
2人がかりで僕にあーだこーだモウレツ接客しはじめたではないか!
“がっちりしたなんきんたますだれ”みたいなマシーンを出し
寝姿勢をみて、僕の寝について色々言うおばさん。
とっかえひっかえものすごい数のまくらを試させる若者。
それに対して僕は正直に「良い、あんまり、良い、あんまり」を回答。
そしてあっと言う間に僕に合うまくらをみつける。
「はい、じゃあこれになりますね。
1万なにがし円ですが」
そういうおばちゃんに僕が正直なひとこと。
「すごい買わせ方ですね!」

おおーっと!正直すぎたか!?
おばちゃん驚きの表情だ。
「流れるような接客」と言いたかったのだが、思わずストレートに出てしまった。
おばさんは、ちょっとひきつった表情で
「1割引きますよ」
と僕に言う。
そういうつもりで言ったんじゃないのに!
「え、いや、買いますよ、普通に」
おばさん、更に驚きの表情だ。
“ああ!値引きなんて言わなきゃよかった!”みたいな顔をしている。
まあ、言われた手前、しっかり値引いてもらうことにしよう。

そう、この実体験をさせて、話まくって、説得して(言葉悪いが洗脳して)
お客が半ば納得したところで思わず!買わすってのが
布団屋独特の接客だと僕は思っている。
あまり考える隙を与えない。
うちのお取引先さんにも布団屋さんは何軒かある。
布団を売るときは、だいたいこんな接客である。
健康器具やら、そう、羽毛布団を売るやり方、そんな感じ。
決して、決して悪くない!いいやむしろ良いやり方である。
この手のものは、悩んだらいつまでも悩んでしまう。
だから、売る側も一緒になって悩んであげたら大変である。
ズバッと決めてさしあげる。
これって、商品に相当の自信がないと出来ないことである。
ゆえに布団屋は、勉強会がやたら多いし
必ず働いているスタッフは最上級の布団やまくらを自分で使っている。
営業として「売る」良い姿勢である。

さて僕のまくらだ。
買う!と言ったら直ぐ買う。
目的がはっきりしているから、迷うことはあまりない。
とにかく早い!それが僕の買い物である。
そんな感じに、おばさんは結構びっくりしていた。
「お布団屋さん専門店て今やほとんどなくなってきてますよね」
若者店員がまくらの在庫を倉庫に取に行っている間
おばさんとそんなお話をした。
本当、街の布団屋は今では珍しくなった。
うちの取引先さんでも昔に比べ布団屋さんはだいたいが店を閉めているか
業態変更している。
布団屋さんも、やっぱり量販店に押されている。
「若い人はみんな大型店に行っちゃうからね。
お兄さんみたいな人は結構珍しいのよ」
「僕はできるだけ地元商店にお金を落としたいんですよね」
そんな話をしたのが良かったのか、おばさんの心に響いたのか
さらに値引きをしてくれた。
ありがたや!ありがたや!

まくらはホント、大切である。
まくらが合わないで、首をおかしくして
しばらく気持ち悪い日々を送ったこともある。
ずーっと吐き気を感じながら過ごすってのはつらい。
まくらをかえただけで、そんなん直ぐに治るんだから
やっぱしどれだけ人にまくらと眠りは大切かってのが分かる。

まあ、基本的に僕は
なんだって眠れるのだが。
でないと、出張族の営業はつらいもの。
眠りに意外と鈍感だったりするから
その首をおかしくしたまくらって
相当なものだったんだろうな。

人の首
人生の、おおよそ三分の一はまくらの上。
まくらは大切だ。

めけめけ~。

写真。買ったまくら。


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