僕の暮らす街には、ふたつの大きなギャンブルの聖地がある。
某競馬場と某競艇場だ。
毎年夏、両者がそれぞれに主催した花火大会が催されている。
どーんっ!といって、ぱぁっ!と開いて、ぱらぱらぁ…と散る
花火とギャンブルは似ているようで近からず遠からず、得てして妙だ。
先日、某競馬場の方の花火が上がった。
夜19時、いつもより早めに仕事を切り上げ急いで自宅に帰り
缶ビールを数本持って近所の道路っ端へ急ぐ。
19時30分、打ち上げがはじまった。
色鮮やかな花が夜空に咲ききっては散り、また花開き消えて行く。
お見事!まったくもってお見事!はかなさ切なさこの上ない!
そこが花火の醍醐味だ!ブラボーである。
僕が立ち見していた道路っ端には大勢の見物客が集まっていた。
たくさんの車が路駐され、中から涼しい顔で花火を見ている方々もいる。
パトカーが何度か通りすぎた。
こんなときは、ま、大目にみようという体である。
競馬場から少し離れた場外の道路ですら混雑していたのだから
競馬場内ともなれば身動き取れないくらいの人出だっただろう。
近頃の日本ダービーより入っていたりして。
JRAは複雑な心境で花火を見上げていたりして。
なんてそれはないだろうが
ギャンブルとは毛色の違う人たちが競馬場へぞくぞくとすいこまれてゆくのを
会社帰りの途中でも見かけていたたからして
あれだけの人が集まればそりゃ大盛り上がりだ。
花火はほら、そもそも景気よくいきたいもの。
カポッと缶ビールをあけた。グビッとひと飲み。
ドーンと鳴った花火にビールをキューッ!
花火がドンと鳴りゃビール飲み!
ドン、グビッ、ドン、グビッ景気よく飲み
気分もよろしくグビグビいっちゃう!
一本、二本、三本と飲みすすめていっちゃう!
ジャンジャンバリバリ飲んじゃう飲んじゃう!
ひゃ~!うまいっ!
花火はといえば、益々華やかさを増していた。
チカチカいう花火の輝きを見ていたら興奮してきた。
このきれいな花火が今僕の眼球にうつりこんでは消えている。
「よいこはテレビから離れて」云々かんぬんの注意書を無視して
激しいアニメを画面の目の前で見入る子、みたいな
いけないことして喜ぶみたいな、そんなむじゃきさをもおぼえる。
花火が大人を子供にかえるのか、いいやお酒がそうさせるのか。
胸の内はキャッキャッいっちゃう!
花火が弾ける。近所の犬がガウガウ!吠えている。
グランドフィナーレ。たたみかけるように打ち上げられる花火たち。
いいぞー!いいぞー!と盛り上がるおやじたち。
そして花火大会は意外とあっけなく終わった。
そんなもんだ。花火は、だからいいと言えよう。
ひとつの花火に様々なドラマをみいだせる。
ひとなつの、華々しくも切ないドラマ。
どーんっ!といって、ぱぁっ!と開いて、ぱらぱらぁ…と散る
そういうの、嫌いじゃないな。
じわじわっ…とした線香花火も嫌いじゃない。
どちらもある意味せつないが
まあ、どちらかといえば、ふたつを足した具合がちょうどいいかな。
う~む、よくばりっ!
めけめけ~。
写真。花火。
某競馬場と某競艇場だ。
毎年夏、両者がそれぞれに主催した花火大会が催されている。
どーんっ!といって、ぱぁっ!と開いて、ぱらぱらぁ…と散る
花火とギャンブルは似ているようで近からず遠からず、得てして妙だ。
先日、某競馬場の方の花火が上がった。
夜19時、いつもより早めに仕事を切り上げ急いで自宅に帰り
缶ビールを数本持って近所の道路っ端へ急ぐ。
19時30分、打ち上げがはじまった。
色鮮やかな花が夜空に咲ききっては散り、また花開き消えて行く。
お見事!まったくもってお見事!はかなさ切なさこの上ない!
そこが花火の醍醐味だ!ブラボーである。
僕が立ち見していた道路っ端には大勢の見物客が集まっていた。
たくさんの車が路駐され、中から涼しい顔で花火を見ている方々もいる。
パトカーが何度か通りすぎた。
こんなときは、ま、大目にみようという体である。
競馬場から少し離れた場外の道路ですら混雑していたのだから
競馬場内ともなれば身動き取れないくらいの人出だっただろう。
近頃の日本ダービーより入っていたりして。
JRAは複雑な心境で花火を見上げていたりして。
なんてそれはないだろうが
ギャンブルとは毛色の違う人たちが競馬場へぞくぞくとすいこまれてゆくのを
会社帰りの途中でも見かけていたたからして
あれだけの人が集まればそりゃ大盛り上がりだ。
花火はほら、そもそも景気よくいきたいもの。
カポッと缶ビールをあけた。グビッとひと飲み。
ドーンと鳴った花火にビールをキューッ!
花火がドンと鳴りゃビール飲み!
ドン、グビッ、ドン、グビッ景気よく飲み
気分もよろしくグビグビいっちゃう!
一本、二本、三本と飲みすすめていっちゃう!
ジャンジャンバリバリ飲んじゃう飲んじゃう!
ひゃ~!うまいっ!
花火はといえば、益々華やかさを増していた。
チカチカいう花火の輝きを見ていたら興奮してきた。
このきれいな花火が今僕の眼球にうつりこんでは消えている。
「よいこはテレビから離れて」云々かんぬんの注意書を無視して
激しいアニメを画面の目の前で見入る子、みたいな
いけないことして喜ぶみたいな、そんなむじゃきさをもおぼえる。
花火が大人を子供にかえるのか、いいやお酒がそうさせるのか。
胸の内はキャッキャッいっちゃう!
花火が弾ける。近所の犬がガウガウ!吠えている。
グランドフィナーレ。たたみかけるように打ち上げられる花火たち。
いいぞー!いいぞー!と盛り上がるおやじたち。
そして花火大会は意外とあっけなく終わった。
そんなもんだ。花火は、だからいいと言えよう。
ひとつの花火に様々なドラマをみいだせる。
ひとなつの、華々しくも切ないドラマ。
どーんっ!といって、ぱぁっ!と開いて、ぱらぱらぁ…と散る
そういうの、嫌いじゃないな。
じわじわっ…とした線香花火も嫌いじゃない。
どちらもある意味せつないが
まあ、どちらかといえば、ふたつを足した具合がちょうどいいかな。
う~む、よくばりっ!
めけめけ~。
写真。花火。
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