はやしんばんぱくの、めげてめけめけ、言論の不自由ブログ

全国各地へ飛び回り、めげてめけめけめげまくり、色々書いていましたが、ブログ終わりました。過去を読めばいい!サラバじゃ~!

金沢で、R100 観る。

2013年10月24日 22時02分31秒 | 出張中の日常シリーズ
台風が来ています。
天気悪い金沢を回り、もっと天気悪い関西へと入ります。

昨夕営業回りを終え、ホテルでの仕事を終わらせ
夜に金沢駅前のシネコンへ松本人志監督のR100を観にいきました。

平日の、遅い時間
お客は僕一人。
スクリーン貸し切り!
映画がはじまります。

お、もう一人、入館してきました。
あぁ二人になっちゃった、貸し切りじゃなくなっちゃった。
そっちの方をチラ見してスクリーン見て
「!?」二度見しちゃいましたよ!
その方、シネコンの巨大なポップコーンカップを5、6個も持って
通路を歩いているじゃありませんか!
一人で食うのか!?
座って、食べます。
一人で食うんだ!スゲー。
映画がはじまってからしばらく
その人のポップコーンを食べる音が気になって仕方ありません。
映画に集中できない。それくらい、R100の前半が退屈だったという事です。

それが途中から一変します。
ポップコーンのくっちゃくっちゃもまるで気にならなくなります。
そのまま、この映画について少し考える余韻を残しつつ
R100は終わりました。

僕は設定が気になりました。
正直好みと少しずれていました。
松本さんがなんでそんなことしちゃうの?なんて感じた箇所がありました。
いや、僕に松本さんの何がわかるというのでしょうって感じですが
あくまでファンとしての期待ってことで。

観終わって思います、これって海外ウケを狙った部分もあるんじゃないかと。
センスと好みが合致したら
ひじょーに強い面白みが得られるんじゃないか、と思いながら観てました。

観た方なら分かる“劇中劇というか映画中映画”みたいな
まるでツッコミ的に導入されている
映画の中で映画をつくるような、評価するような設定や
急なインタビューシーン
宮沢章夫を思わせるような手法
R100という線引きの設定など
ちょいとベタな展開を用いて
あり得ない世界観に説得力をもたせていたのではないかと勝手に感じました。
それが機能していたかどうかは分かりません。
ただし、ハマる人にはハマる要素が随所にちりばめられていますから
まるで飽きはしなかったわけです。

はい、僕はハマる人でした。
その細かな要素たちがベタな展開をどう飾り
好みの枠をどこまで広げてゆけたのかが鍵なんだろうとも思います。
が、敢えてかどうか、枠設定は比較的狭かったようにも思われます。
こういう事もしてみたかった、そのこういう事のひとつをやってみた
て感じに取れました。

もう少し狂っていてもいいんじゃないか?
と思うくらい丁寧に変態が描かれていました。
設定が設定だけにもう少し雑でも
もう少し出鱈目でも良かったんじゃないかとも思います。
とてもきちきちと仕上げられています。

結局こちらも気持ちよくなれるほどのエクスタシーを
R100からは感じることができなかったものですから
僕にとってはまだまだ追い付けてはいないのかもしれません。
しかしです、娯楽でいいんだと受け入れさえすれば
R100はたちまち可笑しいものとなります。
要所要所で笑い狂ってしまいます。
とどのつまりは受け手の心の解放てのもあるんじゃないかと思うわけです。

身の回りのいろいろや、自分の見え方見せ方や、かわいいの価値観や
考えることや気にしなければいけないことがありすぎる今の世間で
気にしないで、単純明快に過ごす(生きる)ってのが
どれだけの意味を成すのか
R100を観て、そんなことを考えて
そんなこと考えている自分が馬鹿馬鹿しく思えて爆笑するのでした。

おもしろいと思ったんならそれでいい!
おもしろい勝ち!

めけめけ~。

写真。大阪到着。


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