上半期締めの出張スタート。

朝早く起き、支度して部屋を出た。
せっかく座れた電車の鄰座席のおっさんが
口をいっぱいあけてくっちゃくっちゃとおむすびを食いはじめた。
くっちゃくっちゃくっちゃくっちゃいう音が頭に響いてイライラ。
こういうの大嫌い。
せっかく座れた席を立つ。

乗り換え。混雑した中央線も三鷹で結構すいた。
ゆったりと壁にもたれる。
ふぅ～なんて一息。
油断していた。
発車間際に中学生だか高校生だかのスポーツ系部活動の団体(たぶんサッカー)が
すごい人数でどどどーっと乗り込んできた。
いや、別にいいんだけどさ、別に。
足踏んでも謝らねーし、うるせーし、場所とるし、じゃなければね。別に。
無駄にじゃれあったりするでしょ、ガンガンあたるんだよ手とか足とか。
軽くないんだよ、痛いんだよね。
他の乗客も迷惑そう。
そいつらのせいで朝っぱらからくたびれて、ようやく新幹線に乗る。

新潟行き、自由席。さて眠るとしよう。
と、鄰の席に女性が座る。
ん!?…くさい。
化粧と香水となんやらリンスと香る柔軟剤と香る消臭剤の混ざった匂いだ。
僕はこういった化学的なつくられた匂いで度を超したやつが大の苦手。
嗅ぐとすぐ体調を崩す。
ひどい頭痛。マジで嗚咽。吐き気をもよおし慌てて席を移動した。
死ぬかと思った。

こんな感じで僕は変に神経質でたぶん病気で日々大変なのである。
これにプラス多汗症で短気でわがままだ。
なんてやつだ。ああ、頭が痛い。

さて、散々な思いで始まった出張、今回は新潟～北陸～東海回りだ。
お盆休み前の、なんとなく上半期締めのニュアンスな出張である。
言いたくないフレーズを。1年は早いものです。もう半分過ぎちゃいました。
そんなことばかり言ってると時間の経過が更に早く感じます。

そうそう、東北上越長野新幹線のホームに立つ
新幹線清掃スタッフさんたちの格好が
かりゆしに麦わら帽子、ハイビスカスのコサージュでさわやかだった。
夏だな～。なごむ。
清掃スタッフさんは会社を定年退職したようなご高齢の方々がほとんどだった。
新幹線の扉が開くと
「よ～うしっ！」
と気合いいれて車内に入ってゆく姿が印象深かった。

さて、化学的匂いから逃げて、無臭の座席でのびのびし
シート前ポケットのトレインショップなる通販カタログをめくる。
おかしな商品を見つけ苦笑い。
サンバイザーみたいなのにボーボーのズラがくっついた妙な帽子。
…なんだこれは。
結構な値段するぞこれ。
こんなくだらないもんが売れるのか？
馬鹿馬鹿しい…馬鹿馬鹿しい？
ああ、僕は馬鹿馬鹿しいものが大好きだ！
この、どー考えても要らないズラ帽子、欲しー！
買っちゃおうかな、どうしようなか！
買ったら後悔するんだろうな！おもしれーなー！
これかぶって
「おむすびくちゃくちゃ食うな！」
「車内でさわぐな！」
「くせーぞ！」
なんて片っ端から文句言って回りたい。
こらおじさんみたいに。

こらーっ！

なんてやってるうちに
新潟到着。

上半期締めの出張が
はじまるのである。

めけめけ～。

写真。これ作った会社バカ(笑)