いい肉食おうぜ！友の会。

二日酔いである。頭がガンガンするまま朝風呂に入る。で、マンガ読む。
ガンガンする頭が徐々にさえてくる。
風呂上り、さえた頭でコーヒーいれようと思って気づく。
ああ！コーヒーもフィルターも切らしてたんだ！と。
部屋着で近所のスーパーへGo！坊主でさえないヨレヨレのスエット姿、ビーサン。
ヤバくて怪しいおっさんに見られていたのか、みんな僕を若干よける
そんな三連休の中日、日曜日。みなさまにおかれましては、いかがお過ごしでしょうか。
二日酔いの僕は、無事にコーヒーを買って、いれて、飲んで、これ書いております。

昨日のこと、実家のある地元の悪友軍団と昼間っから焼肉パーティを開催。
焼肉パーティと聞くと家飲み？河原でバーベキュー？みたいなものを思い浮かべますが
いやいや、焼肉屋さんを予約しての、「いい肉食おうぜ！友の会」であります。

僕の実家は埼玉県のとある街です。地元界隈ではちょー有名な焼肉屋さんがあります。
僕の中学生時代の同級生女子の実家が営んでいるお店です。
大繁盛店です。焼肉ビルディング！焼肉企業とでもいいましょうか、そんなお店。
先日、まったく時期はずれで葉桜になった花見をしたときに、この会の予定がたちました。
当ブログに度々登場する悪友けんけん夫婦がこの焼肉屋の割引チケットを持っており
その期限が近い！とあって、ならば期限内にみんなで行こうじゃないかとノリで決まった会でした。
そんな、チケットの期限でわざわざ焼肉を？とお思いでしょう。このお店叙々苑バリ！“本気のやつ”でして、そうそう滅多に食べられないお肉ってわけ。
それはあれ、金額的にも、贅沢すぎて、いやはや、グレードが高い！
しかしこのチケットを使えば、ばびょーん！と割引率が半端ないのでちょーお安く食べられちゃうってわけなのです。
チケットも誰でももらえるものじゃなく、お得意様がポイントによって支給されるような、まるで株主優待券レベルのもの。
使わにゃ損損！食べにゃ損損！くいしんぼうどもが焼肉食べるためだけに、忙しい最中わざわざ里帰りしたりして集まったのであります。

さて、会のいきさつなんてどーでもいいのよ！そんなお肉のお味はどーだったのよ！
もうそりゃびっくりたまげたのなんの！うまいったらありゃしない！
こんな贅沢、よろしくない！と思えてきちゃう程にうますぎでした。
お肉自体の味をたっぷり堪能できるうま味、だじゃれで言うなら、もう！“にくらしい”ったらありゃしない！
様々な部位を食べましたが、どのお肉も絶品！舌だけじゃなく、全身がとろけちゃいました。

しっかしまあ、この歳ともなれば、お肉もさほど胃袋におさまりにくくなります。
すぐお腹いっぱいになっちゃう。
それに不思議なもので、良い肉であればあるほどお腹のシャッターが閉じやすい。
多分脂身の加減なんだろうと思われます。
なので、我々中年は、食べるお肉の順番を考えるやら、野菜をたっぷりとるやら、まあ飲み放題で飲む！飲む！飲む！やら
様々な工夫をこらして贅沢三昧を楽しんだのであります。

途中けんけんがこんなことを言っとりました。
ある程度の地位と年齢に達したおっさんは、飯食いに行こう！て言えばすぐ焼肉になる。
おっさんはいい肉をちょろっと食べるだけ。あとはじゃんじゃん肉をオーダーし、それを若者が食べるという光景を楽しそうに眺めているだけ。
とくに会社の社長さんがそうらしく、社長ともなるとおっさんというより爺さんだ。
爺さんからすれば、俺ら40歳なんていつまでも大学生みたいなものなのだろう。
ある程度の年齢の部下はみんな若者ってくくりになる。
肉を食わせておけば大喜びだと思っているだろうし、いくらでも食えるとも思っているのだろう。いつまでも若者は肉！って方程式が崩れない。
んなわけない！こちらはもう人生折り返しにさしかかっている中年だ。食は細くなってきている。そんなに食べられたもんじゃない。肉より魚って時が増える。
しかし、爺さん社長は肉食う若者を肴にながめ、お酒をちびりちびりしたいのである。
社長の振る舞いを拒否するわけにもいかない。楽しい焼肉は、地獄の罰ゲームのような惨劇と化すという。

なるほど。諸先輩方からしたら、いつまでも後輩は後輩だし、社長からしたら若手社員はそのまんまなのかもしれない。
自分は今社長だ。しかし、感じとしては今まだそのご馳走になる側な立ち位置かも。
僕もいずれそんな振る舞いになるのかい？色々考えたらなんだか面白く思えた。

贅沢三昧を繰り広げ、「いい肉食おうぜ！友の会」終了。この時点でまだ夕方5時。
明るいなー！飲みなおそう！と、すでに満腹べろんべろんなのにそのままけんけん夫婦の家へ。
けんけん夫婦の家は同じ敷地に実家もあり、ご両親が暮らしている。
悪友軍団団員には、けんけんの弟たけちんくん（仮名）もいる。
たけちんくんは一人暮らし。なので久々の帰郷となった。
けんけんのお母さんはたけちんくんの帰りをめちゃくちゃ楽しみにしていたようで、たけちんくんは照れてたりして。
親からしたら、おっさんになってもなんでも、いつまでも子供は子供なんだなと痛感。
とってもほほえましいな～と思ったのである。

お肉をガッツク世代からたしなむ世代になった僕ら。
でも、大人からしたらまだまだ子供。だけど立場は立派な大人。
僕らが割引チケットを使わずいいお肉を食べられるようになる頃は、今の僕らのような世代がまたつらい思いで僕らの目の前で大量のお肉を食べているのだろう。
そんなこんなひっくるめて、すべてが面白い人生だ。
お肉、うまかった～！

めけめけ～。

写真。会がはじまった最初にオーダーしたキムチやナムルやと、馬刺し！
これがちょー美味い！