はやしんばんぱくの、めげてめけめけ、言論の不自由ブログ

全国各地へ飛び回り、めげてめけめけめげまくり、色々書いていましたが、ブログ終わりました。過去を読めばいい!サラバじゃ~!

蛇とおっさん。

2010年06月24日 17時04分51秒 | ニュース・事件・事故
蛇を見てドキッとしゾゾッとして嘔吐した事があった。
蛇は安全に展示されていたり売られていたりするものでなく野生のヤツだ。
しかも全く予期せずの出会いだった。
数年前の話である。

出張時、愛知県知多半島のとある無人駅構内を歩いていたら
ホームにデーンと横たわる“凄い太さの巻きぐそ”と出くわした!
どう見てもその立派さからして動物が出した糞じゃあなさそうだ!
こりゃ明らかに人間の仕業だな!
誰だ!こんな所でうんこたれたのは!
危うく踏んずける所だったじゃないか!
なんて避けつついぶかし気にそいつを横目で見る。
脳がそのうんこを大蛇だと認識し
心臓をドキッとさせるまでに暫しの時間を要した。
だって僕は完璧にそいつをうんこだと思い込んでいた訳で
まさかこんなところに大蛇がいるなどという発想は皆無だったからだ!

そいつはまるで無防備な僕をからかうかの様に
“カナカナ”と音を発し舌をレロレロ出してトグロを巻いていた。
“蛇!?”
そう思って確信した瞬間
心の臓がドキッと爆発!
背筋が凍り顔が青ざめゾゾッと全身にムシズが走る!
僕はダッシュで瞬時にその場から逃げ出した!

何が何して何とやら!?
現代の、それも名古屋から電車でわずか30分あまりの街に
蛇て!?
オイオイ!マジで!?聞いてないよーっ!
そりゃ誰も言ってないもんーっ!
蛇だって「おーい、俺ここ、ここ!」なんて言ってねーしっ!
恐怖を引きずった僕は安全な場所まで離れてからも
ドキドキが止まらず軽く一口分胃の中のモノをリバースしたのだった。

押し寄せて来る恐怖感と不安感はその後数日間続いた。
何とも言いようのないあの負のオーラを今でも僕は忘れられずにいる。

それと同等な出来事を昨日体験した。
こちらは蛇ではなく“おっさん”なのだが…。

埼玉県のとある町にて昨日の出来事。
車がやっと行き交えるくらいの細い道を
お取引先さんへ向かって歩いていた僕。
ふと前方を見ると小さな女の子が1人で歩いていた。
背負った真っ赤なランドセルが大きく見えたから
そう、多分小学1~3年生くらいだろうか。
時間的に丁度下校途中といった頃合いだろう。

道端が狭いのでこのまま行けば女の子にぶつかる。
お取引先さんは道なりに少し先の
道路を渡った向こう側にある。
とりあえず渡っておいて損は無いだろう。
僕は左右車の往来を確認しソソクサと道路を横断した。

そのまま暫しまっすぐ歩いていると
あれあれ?
僕の視界にずっと映っていた女の子の様子がおかしい事に気付く。
今まで前を向いて歩いていた女の子が
ソワソワキョロキョロしだしたではないか。
女の子は道路を隔てた向こう側
つまりは歩く僕の前方を見つめ
明らかに困った表情を浮かべている。

どうした女の子?
何かあったのか?

僕は歩くスピードを早めつつ女の子の視線の先を追った。
女の子の見つめる先
僕の前方には
茶色い服着た気味悪いおっさんが立っていたのだった。

おっさんは日焼けしきった感じのどす黒い顔色をしており
ぬるぬるなキモいカエル顔だった。
その顔が今にも溶けてしまいそうなくらいの緩んだ笑みを浮かべ
女の子に向かって何やら話しかけていた。

「どうしたの?エヘヘ
野球やってたの?エヘヘ
野球やる?やる?エヘヘ
野球好き?」
女の子に野球?
何を言っているのだろう?
女の子ん家近所の知ってるおじさんなのかな?とも思ったが
嫌がるような様子からそうでないのは容易に想像出来た。
と次の瞬間!
おっさんがとんでもない一言を放つ!

「ニャンニャン好き?エヘヘ
ニャンニャン遊びする?エヘヘ」
な、なんだと!?
「ニャンニャン遊び
気持ち良い事好き?エヘヘ」

“ニャンニャン”とはつまり80年代的言い方っちゅうかおっさん的な言い方で
普通に言うところの“性行為”や“性的遊び”では!?
こ、このおっさん…
“変質者”!?
おっさんは股間をまさぐりニヤついている!
間違いない!
“変態”だ!

そう思って確信した瞬間
心の臓がドキッと爆発!
背筋が凍り顔が青ざめゾゾッと全身にムシズが走った!
とっさに僕は女の子に大声で
「早く帰りなさい!」
と叫んだ!
…つもりで結局叫べず…おっさんを睨むにとどまる。
ありゃりゃ。
女の子はおっさんから
おっさんは僕から
各々逃げて行った。

いやはや本当は叫びたかったんだけど
あまりにもおっさん気持ち悪くておっかなくって
ただただ睨みつけるのみで止まってしまったいくじなしの僕。
トホホ。
まあ、蛇に睨まれたカエルって事で
この場合、愛知県の蛇にやられた僕にその蛇が乗り移り
キモいおっさんカエルをタジタジにさせたっちゅう事にしておいて。
本当は弱っちいんだけどねん。

しかし、まあ、僕はこの手の変質者をはじめて見た。
この後暫くはおっさんの顔と「ニャンニャン」のフレーズが
耳と頭からなかなか離れてくれず
気持ち悪さを引きずってしまった。
そして
何とも言いようのないあの負のオーラがもたらす
押し寄せて来るような恐怖感と不安感は
今もなお続いている。

予期せぬホンモノは恐ろしい。
実際巻き込まれたらと考えたら
その恐怖は計り知れないだろう。
蛇であろうが変質者であろうがね。

めけめけ~。

写真。全国安全週間ののぼり。
安全を守ってくれ!