はやしんばんぱくの、めげてめけめけ、言論の不自由ブログ

全国各地へ飛び回り、めげてめけめけめげまくり、色々書いていましたが、ブログ終わりました。過去を読めばいい!サラバじゃ~!

女難の受難。

2010年06月15日 17時03分49秒 | 出張中の日常シリーズ
昨日は山陽あんなに晴れて暑かったのに
今日は一変して朝から雨模様。
しかもひどいどしゃ降りである。
傘嫌いな僕は相変わらず自ら望んでずぶ濡れ。
しかも湿気むんむんだから汗だらだら。
内と外から同時に湿らされた衣服やパンツからしたら散々な思いであろう。

そんな濡れ鼠な僕は今高速バスで三次から広島市内へと移動中。
雨に濡れた外の景色を眺めながらこの記事を書いている。
車内の心地よい冷房のおかげで
ずぶ濡れの衣服も大分乾いてきた。

日本全国次々と梅雨入りしている。
それは事前に分かっていた情報だ。
にもかかわらず傘を持たず無防備で梅雨の山陽に戦いを挑む僕。
このまま濡れ続けるか
それとも何処かで“武器”を調達すべきか
悩むまでも無い事を悩む濡れ鼠な僕である。
そんな僕に僕が物申そう。
「傘買え」

さて昨日の夕方からすれ違う女性との相性がどうも悪い。
僕から何かを仕掛けている訳ではなく
たまたま“ちょいと変わった”見ず知らずの女性に出くわし
軽い騒動に巻き込まれているという感じだ。

山口県下松市にて仕事を終えた昨日の僕は山陽本線で広島へと向かっていた。
途中柳井あたりから乗車して来られた女性の様子が明らかにおかしい。
一見オシャレな様に見えるファッションもよ~く見ると何処かズレている。
パッチワークのロングスカートに薄グリーンのシャツを合わせ
キャプテン翼の日向君ばりにくくり上げられたシャツの袖から覗かせた肩には
巨大なクマのキーホルダーがぶら下がったピンクのトートがかけられていた。
何だかヤバい匂いがプンプンする。

車内がらんがらんなのにそのな女性は座席に座らず
ドアの傍でニヤニヤ笑ってうずくまっていた。
気味悪いので見ないようにしていたら
バッグから携帯を取り出して電話をかけはじめた。
友達だか彼氏だか何処の誰とだか知らないが
女性はそりゃもうペラッペラッとデカい声で喋り続けた。

「もうぜ~んぶ話しちゃおう!
楽になるきぃ!うん、うん!
この電車を降りるまでずっと聞くきぃ!
コラ!あんまりパパさんママさんを泣かせちゃダメだぞ!
あたしの事も泣かせんといてね!
あのねB型とB型は相性悪いらしいよ!
BとOは知らんきぃ。
うん、うん、またまた~!
元気でおらないかんよ!
乙女座のラッキーカラーは白!
うん!うん!
水瓶座のラッキーアイテムは“だて眼鏡”!」
なんて調子だ。

その話し電車ん中で
しかも今しなきゃいけないのか?ってくらいどーでも良い内容だ。
それになんちゅうか話しに脈絡無くどことなくぶっ壊れている。

女性はトンネルで電波が途切れる度に
「もしもーし!もしもーし!!」
と叫び、再び電話をかけ直しては
「トンネル!トンネル!」
と叫んで相手に切れた理由を報告していた。
完全にヤバそうだから関わらないようにしていた僕だったが
あまりにも女性の声がデカイ為に気になってついついにらんでしまった。

そしたら
「うわぁ!
ヤバいヤバい!
何か見てる見てる!
ちょーキモい!」
目が合ったと思った瞬間
女性がこちらを睨み付けながらそう叫びだしたではないか!
おいおい勘弁してくれ!
キモいのはあんただ!
キモくてうるせーから睨んだのに
逆ギレの、しかもなんちゅうか微妙な勘違いテイストとは何たる事だ!
「はぁ!?」
とばかりについついまた睨んでしまったら
女性は
「ヤバい!ヤバい!ヤバい!ヤバい!」
と連呼しながら電車のトイレへ逃げ込んで行った。
僕はもううんざりな気分だった。

暫くするとトイレから“タバコ臭”が漂ってきた。
えぇ?何?と思った矢先にトイレのドアがバンッと開き
先程の女性がくわえタバコで車内へと現れ
そのタバコをいきなり床に投げ捨て
そのまま元いたドアの傍に再びしゃがみ込んで頭を抱えたまま動かなくなった。
こりゃ絶対ヤバい奴だ!
つまりは
今こうして記事にしている事すらヤバいんじゃねーの!?っちゅうくらいヤバい奴!

危険な匂いを感じながらも
他の車両に移りゃ良いのに移らず
iPodで音楽を聴きながら
その女性の動きを観察する僕だったが
それから広島まで女性が奇妙な動きを見せる事は無かった。

そして今日
はじめて伺うご新規さんのお店で商談をしていたら
突然来られたお客さんに変なブレスレットを売り付けられそうになった。
お客さんはそこの店に時々来るおば様のようで
今ご自分がやっているサイドビジネスとやらで
ブレスレットを薦めに来たらしい。

ブレスレットはゴム性のモノでシルバーの石のようなモノが埋め込まれていた。
おば様がおっしゃるにはそのブレスレット
テレビやらパソコンやらの電磁波から身を守ってくれ
肩や腰の痛みをもスッキリ消し去ってくれるとの事。
うわぁ…ヤバい匂いがプンプンだ!

そのお店のオーナーさんがやんわりとブレスレット購入を断ると
おば様は僕めがけてマシンガン営業に入った。
営業に来て胡散臭いモノの営業をされるとはこれ如何に!

「このブレスレットを右手にはめて、そうそう!
目をつむり、そうそう!
片足立ちすると、そうそう!
あら不思議!フラフラしなくなったでしょ!
ナイスバランス!」
フラミンゴ立ち!
って何それーっ!
僕今何やらされてんだ!?

一応僕はここに仕事で来ている訳だからして
こういったやりとりを無下に断るわけにもいかず。
おば様はそんな僕にやたらと「電磁波!健康!」とのたまわる。
僕はむしろ電磁波浴びたいんだ!
肩も腰も痛くねーぜ!みたいな。
もちろんお断りさせていただくと
「あなたの寿命は縮まった!」
などと捨てセリフを残して去って行かれた。
なんちゅうか凄まじい毒気を感じてならなかった。
クワバタオハラ!
いやいや、クワバラクワバラ!

そしてそして今さっき
バスの車内で女性がいきなり!
……キリがない。
そして僕には傘が無い。
バスを降りたら
「傘買え」

こんな大雨ん中
傘もささずに歩いていたら
ヤバい奴だと思われちゃうぞ!
いえいえ、こちとら
同類です。
あはは…。

めけめけ~。

写真。出発前のバスん中。