鬼熊酒屋 辻斬り 老虎 悪い虫 三冬の乳房
妖怪・小雨坊 不二楼・蘭の間
七編話収録
はドラマ化されていて見た気がする
単に
時代劇読み物として
面白いだけでないです
「鬼熊酒屋」の店主・熊五郎
「老虎」に登場する老剣客・山本孫介
渋いです
派手さはなくとも
心に染み入る
悲哀ともうしましょうか
いぶし銀のきらめきが
心地よいのであります
そうかと思えば
かどわかしにあったところを
助けてもらった
小間物屋問屋
山崎屋の一人娘お雪が
佐々木三冬を
男だと思い込み
思いを寄せると言う
「三冬の乳房」
読み進めていくうちに
もしかして
微笑ましいと申しますか
軽いタッチの
お話もあって
様々な表情をみせてくれる
一冊でした
